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在庫あり
取引情報
取引取次:
地方小 ト・日・他 書店
子どもの文化 書店(直)
直接取引:あり(自社)
たましひの薄衣
発行:書肆侃侃房
四六判
144ページ
上製
定価
2,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年2月20日
- 書店発売日
- 2023年2月15日
- 登録日
- 2023年1月6日
- 最終更新日
- 2023年2月16日
書評掲載情報
2023-12-23 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 川野里子(歌人) |
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紹介
ほぐれつつ咲く水中花――ゆつくりと死をひらきゆく水の手の見ゆ
満を持して刊行される、菅原百合絵待望の第一歌集。
人間が荒れ狂う今世紀にこのような美しい歌集が生まれたことをことほぎたい。────水原紫苑
静謐で深い歌の探求が続けられていたことに胸を打たれる。────野崎歓
【収録歌より】
ネロ帝の若き晩年を思ふとき孤独とは火の燃えつくす芯
たましひのまとふ薄衣(うすぎぬ)ほの白し天を舞ふときはつかたなびく
水差し(カラフ)より水注(つ)ぐ刹那なだれゆくたましひたちの歓びを見き
一生は長き風葬 夕光(ゆふかげ)を曳きてあかるき樹下帰りきぬ
「わたしの夫(モン・マリ)」と呼ぶときはつか胸に満つる木々みな芽ぐむ森のしづけさ
上記内容は本書刊行時のものです。