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プーチンの第三次世界大戦
止めるのは日本人だ
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年10月30日
- 書店発売日
- 2024年10月10日
- 登録日
- 2024年9月19日
- 最終更新日
- 2024年10月31日
紹介
日本人の多くが、「プーチンのロシアが悪、ゼレンスキーのウクライナが善」と思っているのではないでしょうか。
しかし、2022年にロシアがウクライナに侵攻した背景には、2014年以来のロシア語を話すウクライナ東部の住民に対する政府の激しい弾圧がありました。
プーチンは国連で話し合いをもとうとするなど、できるだけ穏やかに解決しようとしてきました。しかし、常任理事国であるアメリカ、イギリス、フランスの拒否にあい、いっこうに話が進みませんでした。
さらには、1990年の東西ドイツの統一時に、NATOはこれ以上東方に拡大しないことをゴルバチョフ大統領に約束しました。
ところが、
1999年にポーランド・チェコ・ハンガリーが加盟し、2004年にルーマニア・ブルガリアなど7カ国が加盟し、NATOは26カ国となりました。さらにNATOの加盟国が増え、現在は32カ国にまでなっています。
NATOの拡大に危機感を覚えたプーチンは、2014年にクリミアを併合、そして2022年にウクライナに侵攻し、現在もウクライナ(NATO)とロシアの戦いは続いています。
また、プーチンと信頼関係にあったドイツのシュレーダー首相が2005年に退任し、後任の首相はメルケルとなりました。
プーチンは、他国の首脳と冗談を言い合って笑うなど、快活で明るい性格でした。しかし、12年ほど前から、性格が変わったように明るさが影を潜めています。心理学の専門家で伝統医学を修めた著者の分析によると、武道家でスポーツマンのプーチンは右脳派、科学者であるメルケルは左脳派のため、良好だったドイツとロシアの関係が悪化することになったようです。
もちろん、この影にはアメリカの存在があります。
日本人の大多数は、ロシアとウクライナの紛争及び第三次世界大戦の危機はすぐに終わるだろうと思っているでしょう。しかし、ドイツでは全ての主要都市の地下鉄駅が緊急避難所に改造されるなど、いつ勃発するかわからない第三次世界大戦に備えています。
本書を読んで、マスコミが流すフェイクニュースに騙されないようにしてください。
目次
緊急追加
0 訳者の挨拶
1 序文
2 ロシア独自の体制
3 炎の男 ― プーチン
4 発火点
5 EUとは
6 NATO ― 殺しのライセンス
7 平和を保てないアメリカ
8 パイプラインを破壊したのは誰?
9 ウクライナとロシアの兄弟関係
10 プーチンの最悪の相手
11 メルケルの遺産
12 ドイツ人はプーチンをどう思うか?
13 プーチンの相棒シュレーダー
14 ゼレンスキーについて一言
15 米国は戦争主義者か?
16 KGBとは
17 要約してみましょう
18 戦争か、自己防衛か
19 コードネーム「有能な射手作戦」
20 西側の悪事
21 日本のメディア
22 手負いの虎
23 プーチン、右脳派の男
24 日本はすでに巻き込まれている
25 私の個人的な予言
26 日本人に何ができるか?
あとがき
推薦文
前書きなど
私はドイツ人として、日本には入っていない貴重な情報を入手できるという利点があります。私の友人の一人は出版社の経営者ですし、別の知り合いは、ロシアとウクライナを何度も訪問した国際的なビジネスマンです。友人のジャーナリストたちやロシアに詳しい内部関係者からも情報を収集しています。ドイツでは、毎日ウクライナ難民に出会います。実際に話をしてみると、テレビで見るのとは全く違う印象を受けるのです。
もちろんプーチンの最大の敵についても分析します。
最初から言っておきますが、それは、ゼレンスキーではありません。
この戦争の本当の悪者は誰なのかを知ったら、あなたは驚くでしょう。本書を読み終えれば、ヨーロッパで今後起こる戦争について、テレビのどの専門家よりも理解できるようになります。そして、何が起こっても対応できる心の準備が整います。
もっと良い話をしたいのですが、残念ながらありません。しかし、一つ良い例を挙げるならば、今後はもう、この戦争に関するフェイクニュースには騙されないようになるでしょう。毎日報道されているニュースがフェイクだということに気づき、その裏の意図を読み取れるようになることを保証します。
今年の大統領選挙では、ドナルド・トランプが勝利する可能性が高いようです。トランプは24時間以内に戦争を終わらせると約束しました。日本人の大多数は、危機はすぐに終わるだろうと考えていますが、これは非常にナイーブな考え方です。トランプは、世界のトップリーダーたちが2年以上もできなかったことを、どうやって終わらせることができるのでしょうか。この災害の起源を理解しなければ、解決策を考えることすらできません。まずは、第一歩から。(「序文」より)
上記内容は本書刊行時のものです。