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東洋医学古典 全訳・神応経
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年9月30日
- 書店発売日
- 2024年9月26日
- 登録日
- 2024年9月3日
- 最終更新日
- 2024年9月27日
紹介
『神応経』は、募穴も背兪穴も、下合穴も母子穴も、絡穴も原穴も、郄穴も含めて疾患ごとに配穴されており、また刺鍼する穴位の順序も記載されている。
また、原文と日本語が併記されているので照合が容易にできる。英語の原文と日本語が併記されている本と一緒である。簡潔で読みやすい翻訳となっている。
目次
まえがき
●百穴法歌(百穴の取穴法)
●折量法(骨度法)
●補瀉手法
●穴法図(取穴法の図)
●灸四花穴法(四花穴の灸法)
●諸風部(急性症状)
●傷寒部(悪寒する伝染病)
●痰喘欬嗽部(痰や喘息と咳)
●諸般–積聚部(腹中のシコリ)
●腹痛脹満部(腹痛や腹の脹満)
●心脾胃部(心や胃の疾患)
●心邪癲狂部(精神病)
●霍乱部(激しく下痢して嘔吐する)
●瘧疾部(寒熱往来)
●腫脹部(浮腫)
●汗部
●痹厥部(痛みや冷え)
●腸痔、大便部(痔や大便)
●陰疝、小便部(鼡径ヘルニアと尿)
●頭面部
●咽喉部
●耳目部
●鼻口部
●胸背脇部
●手足腰腋部
●婦人部
●小児部
●瘡毒部(オデキ)
●雑病部(その他疾患)
●逐日人神所在(一カ月内で日ごとの鍼や灸してはいけない部位)
あとがき
前書きなど
本書は、2022度版の東洋療法学校協会の『東洋医学臨床論』(はりきゅう編)44ページに「明・劉瑾『神応経』(1425年)補訣直説には」と紹介だけされている。しかし『神応経』は出回っていないので、それを読むのは難しく、学生は困っているだろうと考えた。そこで不肖だが、私が翻訳を試みた。私の下手な翻訳でも、読む方法がないよりはマシだろう。
最初に『広愛書』十一巻として作られた。それは曖昧だったため『広愛書括』としたが、それも満足できるものでなかったため、『神応経』を作ったと序文に記載されている。
版元から一言
著者が『甲乙経』や『資生経』と同じく中国鍼灸に大きな影響を与えた本書を遺すべきだと考え、翻訳を手がけることになりました。鍼灸を学ぶ学生や携わる方々に活用していただきたい一冊が出来上がりました。
上記内容は本書刊行時のものです。