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魂の脱植民地化とは何か 深尾葉子(著/文) - 青灯社
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魂の脱植民地化とは何か (タマシイノダツショクミンチカトハナニカ)

社会一般
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発行:青灯社
四六判
310ページ
並製
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-86228-060-2   COPY
ISBN 13
9784862280602   COPY
ISBN 10h
4-86228-060-9   COPY
ISBN 10
4862280609   COPY
出版者記号
86228   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2012年9月
書店発売日
登録日
2012年9月21日
最終更新日
2012年10月1日
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紹介

●叢書の第1弾。「魂の植民地化」とは、自由なはずの魂の活動が、人間社会によって呪縛され、本来の自分を発揮できない状態のこと。
国家による植民地化だけでなく、親や学校、共同体、社会の空気・思想などが個人の魂を呪縛し植民地化する。
●その働きをを解明し、偽装した自分によって、本来の情動や感情がいかにおさえられているか、明らかにする。
著者のゼミの学生たちが、この理論を応用して、性的マイノリティや「よい子」の呪縛から解放されていくプロセスも紹介。
●原発のフクシマでは、子供を連れた県外脱出者を追いつめている共同体の呪縛を考える。
●宮崎駿監督の『ハウルの動く城』を脱植民地化論で鮮やかに読み解く。
●従来の客観主義ではなく、自らの魂の生きる社会、それを見据える新しい学問を提案する。

目次

第1部 私自身のプロセスからの考察
1 魂の植民地化とは何か―呪縛・憑依・蓋
2 魂の遍歴―日本における文革体験と中国でのフィールドワーク
第2部 魂の脱植民地化理論の新展開
3 ゼミ学生とのやりとりによる概念の発展
4 「魂の脱植民地化」研究の展開
第3部 魂の植民地化・脱植民地化研究の応用
5 『ハウルの動く城』に見る魂の脱植民地化過程
6 フクシマ・ディアスポラ―ゆがめられた言説が生む苦悩と葛藤
終章 魂の脱植民地化に向けて―「蓋」と「箱」の構造

著者プロフィール

深尾葉子  (フカオヨウコ)  (著/文

深尾葉子(ふかお・ようこ)
1963年、大阪府に生まれる。
1987年、大阪市立大学大学院前期博士課程東洋史専攻修了。現在、大阪大学大学院経済学研究科准教授
著書『現代中国の底流―痛みの中の近代化』(共編、行路社)『黄土高原の村―音・空間・社会』(共著、古今書院)
『「満洲」の成立―森林の消尽と近代空間の形成』(共編、名古屋大学出版会)

上記内容は本書刊行時のものです。