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嘘をつくと尻に松が生える 立石 憲利(著/文 | 編集) - 吉備人出版
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嘘をつくと尻に松が生える (ウソ ヲ ツクト シリ ニ マツ ガ ハエル) 鏡野町の俗信① 安藤辰江(ときえ)の俗信三千二百余項目 (カガミノチョウ ノ ゾクシン イチ アンドウトキエ ノ ゾクシン サンゼンニヒャクヨコウモク)

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発行:吉備人出版
四六判
縦188mm 横127mm 厚さ20mm
318ページ
並製
価格 2,200円+税
ISBN
978-4-86069-754-9   COPY
ISBN 13
9784860697549   COPY
ISBN 10h
4-86069-754-5   COPY
ISBN 10
4860697545   COPY
出版者記号
86069   COPY
Cコード
C0039  
0:一般 0:単行本 39:民族・風習
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年11月28日
書店発売日
登録日
2024年11月20日
最終更新日
2024年11月21日
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紹介

俗信とは予兆・占い・禁忌・呪いなど生活に関する知恵や技術。
本書は安藤辰江(ときえ)さんという一人の伝承者による3200を超える俗信をまとめた、これまでに類をみない貴重な一冊である。

三千項目以上を一人の伝承者から採録した例はないだろう。
多くの俗信が、生活の中で活かされてきた。
膨大な数の俗信が生活の中の、それぞれの場面で思い出され活かされていた。
ダムで消えた岡山県北・奥津で、まぎれもなく「民間知識」として大きな役割を果たしてきたのである。

目次

〇目次
画期的な俗信集……常光 徹
凡 例

俗 信
一 暮らしの中で生きる俗信

二 苫田ダム建設と民俗調査
1.紆余曲折を経て調査に 
2.安藤辰江さんに会う 
3.俗信とは
4.一人で三千項目以上の俗信
5.寿命の俗信
6.二割が民間医療の俗信
7.あの世との境 
8.消えていく俗信
9.採訪の経過

三 採録した俗信資料 
1.雨垂れ石を踏むな ―「あ」行の俗信― 
2.柿が豊作の年は稲も豊作 ―「か」行の俗信― 
3.笹の花が咲いたらガシン(飢饉)―「さ」行の俗信― 
4.大黒柱に釘を打つと、頭が痛くなる ―「た」行の俗信―
5.流れ星の間に三回願いごとを唱えると叶う ―「な」行の俗信―
6.墓参りは一人でするな ―「は」行の俗信―
7.枡を洗ったら雨が降る ―「ま」行の俗信―
8.薬草は土用に採るとよく効く ―「や」行の俗信―
9.ラッキョウは強壮剤になる ―「ら」行の俗信―
10 .一人婿に食わすだけのワラビは一年中出る ―「わ」行の俗信―
四 安藤辰江から採録した「なぞなぞ」
・二段謎
・三段謎

あとがき

前書きなど

〇「画期的な俗信集」(常光徹・国立歴史民俗博物館名誉教授)
わかりづらい民俗語彙や言い回しなどについては、丁寧な注釈や図が添えてあってありがたい。随処に俗信にまつわる体験談やエピソードが散りばめられているのも興味深い。(略)暮らしのなかで生きて来た生活の知恵がうかがえて興趣がつきない。(序文より)

著者プロフィール

立石 憲利  (タテイシ ノリトシ)  (著/文 | 編集

立石憲利(たていし・のりとし)
1938年岡山県久米郡大井西村(現津山市)生まれ。子どものころから民話を父母から聞いて育つ。長年にわたり民話を中心に民俗の採訪を行い、採録した民話は約1万話。
民話の語りも行い、語り手養成のための「立石おじさんの語りの学校」を各地で開き、県内各地に語りのグループを結成する。
著書に『日本昔話通観』(常任編集委員=同朋舎)、『中国山地の昔話』(三省堂)、『美作の民話』(美作市教育委員会)、『つやまの民話』(津山市)など280冊を超える。
現在、日本民話の会運営委員(前会長)、岡山民俗学会名誉理事長、岡山県語りのネットワーク名誉会長など。
2004年久留島武彦文化賞、2005年聖良寛文学賞、2007年山陽新聞賞・岡山県文化賞などを受賞。
総社市在住。

上記内容は本書刊行時のものです。