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嘘をつくと尻に松が生える
鏡野町の俗信① 安藤辰江(ときえ)の俗信三千二百余項目
- 出版社在庫情報
- 不明
- 初版年月日
- 2024年11月28日
- 書店発売日
- 2024年12月10日
- 登録日
- 2024年11月20日
- 最終更新日
- 2024年11月21日
紹介
俗信とは予兆・占い・禁忌・呪いなど生活に関する知恵や技術。
本書は安藤辰江(ときえ)さんという一人の伝承者による3200を超える俗信をまとめた、これまでに類をみない貴重な一冊である。
三千項目以上を一人の伝承者から採録した例はないだろう。
多くの俗信が、生活の中で活かされてきた。
膨大な数の俗信が生活の中の、それぞれの場面で思い出され活かされていた。
ダムで消えた岡山県北・奥津で、まぎれもなく「民間知識」として大きな役割を果たしてきたのである。
目次
〇目次
画期的な俗信集……常光 徹
凡 例
俗 信
一 暮らしの中で生きる俗信
二 苫田ダム建設と民俗調査
1.紆余曲折を経て調査に
2.安藤辰江さんに会う
3.俗信とは
4.一人で三千項目以上の俗信
5.寿命の俗信
6.二割が民間医療の俗信
7.あの世との境
8.消えていく俗信
9.採訪の経過
三 採録した俗信資料
1.雨垂れ石を踏むな ―「あ」行の俗信―
2.柿が豊作の年は稲も豊作 ―「か」行の俗信―
3.笹の花が咲いたらガシン(飢饉)―「さ」行の俗信―
4.大黒柱に釘を打つと、頭が痛くなる ―「た」行の俗信―
5.流れ星の間に三回願いごとを唱えると叶う ―「な」行の俗信―
6.墓参りは一人でするな ―「は」行の俗信―
7.枡を洗ったら雨が降る ―「ま」行の俗信―
8.薬草は土用に採るとよく効く ―「や」行の俗信―
9.ラッキョウは強壮剤になる ―「ら」行の俗信―
10 .一人婿に食わすだけのワラビは一年中出る ―「わ」行の俗信―
四 安藤辰江から採録した「なぞなぞ」
・二段謎
・三段謎
あとがき
前書きなど
〇「画期的な俗信集」(常光徹・国立歴史民俗博物館名誉教授)
わかりづらい民俗語彙や言い回しなどについては、丁寧な注釈や図が添えてあってありがたい。随処に俗信にまつわる体験談やエピソードが散りばめられているのも興味深い。(略)暮らしのなかで生きて来た生活の知恵がうかがえて興趣がつきない。(序文より)
上記内容は本書刊行時のものです。