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女も男も No.139 セクシュアルマイノリティ
意識・制度はどう変化したか
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年6月10日
- 書店発売日
- 2022年6月17日
- 登録日
- 2022年6月8日
- 最終更新日
- 2022年6月13日
紹介
この10年、セクシュアルマイノリティに対する人々の意識は大きく変化しているようにみえます。法制度の整備も徐々に進み、たとえばパートナーシップ制度を導入している自治体は200を超えるまでになりました。しかし一方で、政治家による「LGBTには生産性がない」などの差別発言や、ネット上でのトランスジェンダー差別・排除発言など、バックラッシュの動きも止みません。本号では、職場、教育、家族、地域・くらしの中における性の多様性の認識はどこまで進んだのか、現状と課題を探ります。
目次
PART 1 変わってきたこと、変えたいこと
性的マイノリティをめぐる10年の動き
──意識や制度の変化と課題
松岡 宗嗣(ライター、一般社団法人fair代表理事)
「結婚の自由をすべての人に」訴訟の判決が問うもの
皆川 洋美(弁護士)
●同性愛者の存在が肯定的に受け止められたと感じた瞬間だった
国見 亮祐、たかし(北海道訴訟原告)
異性愛主義に空いた風穴
──自治体パートナーシップ制度の広がりと婚姻平等への展望
鈴木 賢(明治大学法学部教授、台湾大学法律学院客員教授)
ネット空間でのトランス女性排除
堀 あきこ(関西大学他非常勤講師)
PART 2 性の多様性と教育
制服、校則、カリキュラム
──性の多様性は前提となっているのか
遠藤 まめた(一般社団法人にじーず代表)
体育、運動部活動とセクシュアル・マイノリティを考える
三上 純(大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程)
〈教育現場から①〉 ひろげる・ひろがるセクシュアルマイノリティ生徒交流会
新井 久美子(新潟県・県立高等学校教員)
〈教育現場から②〉 私たちの意識から変えるジェンダー平等教育
藤本 拓弥(兵庫県教職員組合・小学校教員)
《探る・深める》 性別二元論にとらわれない「ノンバイナリー」という在り方
山賀 沙耶(編集ライター)
PART 3 多様な家族──子育て、老後
すでにいる、そして今後生まれてくるLGBTQの子をどう守るか
長村 さと子(一般社団法人こどまっぷ代表理事)
LGBTQかぞくの子育て体験から
小野 春(にじいろかぞく代表)
高齢性的マイノリティの暮らし、本当の課題
永易 至文(NPO法人パープル・ハンズ事務局長)
PART 4 当事者の活動2022
レズビアンの歴史を生の言葉で紡ぐ「日本Lばなし」
──パフスクールのとりくみ
沢部 ひとみ
LGBTQとメンタルヘルス
──カラフル@はーとのとりくみ
翁長 祐太、もり みか
《探る・深める》 「いない」のではなく「言えない」のだと知ってほしい
かずえちゃん(ユーチューバー)
上記内容は本書刊行時のものです。