..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
ブリュヌチエール
発行:水声社
A5判
400ページ
定価
6,000円+税
- 初版年月日
- 2024年11月10日
- 書店発売日
- 2024年11月15日
- 登録日
- 2024年8月27日
- 最終更新日
- 2024年10月31日
紹介
現代フランスの政治と文学の起源へ
1900年頃、ドレフュス事件による激震のさなかにあった世紀転換期フランス。
文学理論の泰斗は、忘れ去られた保守派の批評家ブリュヌチエールを歴史の舞台に上げる。
ある知識人の著作や書簡をプリズムとして、危機の時代における文芸・宗教・政治の交錯を活写するミクロ・ヒストリー。
目次
序論
Bacプラスゼロ
失墜はいっそう厳しく
第1章 ユダヤのフランス
立場のはっきりしない文人たち
便利な特異体質
アレクサンドル・サンジェ夫人、旧姓ラティスボンヌ
「カトリック教会の外に救済なし!」
フロールのサロン
第2章 アメリカの印象
ジョゼフ・レナック、ジャーム・ダルメストテール、アナトール・ルロワ゠ボーリウ、そしてビュローズ夫人
〈客員教授〉のモデル
ゾラ、ノックアウト負け
女性、金銭、ケベック
第3章 アンガージュマン
訴訟のあと
可動的民主主義かアンシャン・レジームか
怒れるフロール・サンジェ
ニューヨーク‐パリ
第4章 危険を冒す
「不正義によって正義に達することはない」
フランス祖国同盟
ペロー氏の女婿
「あの信じがたい手品」
第5章 ではカトリックのフランスなのか?
フロールと護教論
修道院のユダヤ女
知られざる傑作
結論
あえて名のろうとしない反ユダヤ主義なのか?
絶望した者か、それとも社会主義の教皇か?
註
人名索引
訳者あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。