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ChatGPT超活用術 仕事で役立つプロンプトの極意 -より深く正しい回答を得る方法-
- 書店発売日
- 2024年9月20日
- 登録日
- 2024年5月15日
- 最終更新日
- 2024年9月11日
紹介
対話型生成AIを業務で活用したいが、その活用方法がわからないビジネスパーソンを読者対象とし、会社で利用されている質問を掲載しています。すぐに使える質問事例を目的別に提供します。類書でよくある質問ではなく、ビジネス現場で必要とされるリアルな質問を掲載しています。本書は生成AIの基本的な利用方法を説明し、ビジネスの現場で必要とされる質問事項を掲載し、生成AIを徹底活用するための質問ノウハウを提供します。
第1章と第2章では、生成AIの基本と企業での活用に際して知っておくべきポイントを解説しています。
第3章では、大規模言語モデルという「知識の集積」から必要な情報を引き出す技術をまとめました。
第4章では、生成AIの基本的な使い方をビジネス事例を用いて解説しています。
第5章では、「問題解決のための8つの項目」の活用方法を説明しました。これは、さまざまな試行錯誤を通じて一般化された方法で、読者の業務に最適化して応用できるようになっています。ただし、AIには「過学習」という問題もあります。特定の分野に偏りすぎると、他の事例に応用が効かなくなるため、注意が必要です。
第6章では、BtoBの事例を基に、ビジネスフレームワークの活用法を紹介しています。
第7章では、BtoCの事例を参考に、リスク管理など、さらに一歩踏み込んだ内容への応用方法を解説しました。
第8章では、生成AIを使って問題解決や仮説立案を行うプロセスを説明しています。AIに直接解決策を提案させるのではなく、プロセスに従って進めることで、途中でチェックや修正を加え、より良い結果を得ることができます。
目次
第1部 生成AI入門編
第1章 生成AIの基本
1-1 生成AI
1 生成AIとは何か
2 Web検索と生成AIとの違い
1-2 生成AIの仕組み
1 LLM(Large Language Model)とは
2 ChatGPTとは
3 トークンとは
4 生成AIの仕組み
5 生成AIの仕組みに基づく良い回答を得るためのコツ
6 企業の中で使われる生成AI
1-3 プロンプトとは何か
1-4 ChatGPTを使ってみよう
第2章 企業で生成AIを使うために
2-1 生成AIを活用する上での注意事項
1 ハルシネーション(幻覚)のリスク
2 著作権の問題
3 データの偏り
2-2 ビジネスシーンにおける生成AI活用の基本的な考え方
1 生成AIがコンピュータで動作するアプリケーションであることを意識する
2 出力結果を意識してプロンプトを書く
3 LLMを理解して活用する
4 ロジックは人が示す
5 ツールとして使いこなす
2-3 生成AI時代に期待される人材像
1 経済産業省のとりまとめ報告書
2 経済産業省のとりまとめ報告書を踏まえた筆者の考え
第3章 ビジネスパーソンのためのプロンプトエンジニアリング
3-1 プロンプトエンジニアリング
1 プロンプトエンジニアリングとは
2 プロンプトエンジニアリングの指す内容について
3 プロンプトエンジニアリングに基づくプロンプトのメリット
4 プロンプトエンジニアリングの習得
4 まとめ
3-2 基本操作(簡単な質問と回答)
1 簡単な質問をする
2 フォーマットの指定
3-3 指定した方法で回答させるためのポイント
1 文字数を指定する
2 文章の表現方法を指定する
3 文章の味付けを調整する
4 回答を読む読者のレベル、対象読者を指定する
5 生成AIの役割を指定する
6 具体的な質問を指定する
7 質問の目的や背景を指定する
8 回答の制限条件を明示する
9 サンプルフォーマットを提示する
3-4 回答の精度を高めるためのプロンプト技術
1 生成AIと壁打ちをする
2 2段階で回答させる
3 何回かに分けて質問する
4 質問を理解したのかを確認する
5 実例を踏まえて回答させる
6 具体的に回答させる
7 深く考察させる
8 回答の出力を繰り返す
9 回答の内容を解説させる
10 既存のフレームワークを活用する
11 プロセス順に出力させる
12 〇〇の理論に従い回答させる
13 リスク評価に生成AIを活用する
14 質問を繰り返し、フォーカスしていく
15 生成AIの出力結果を別の視点でチェックさせる
16 プロンプトの流れを宣言する
17 例外の出力を指示する
3-5 付け加えることで、回答の品質を向上させることができる文章
1 実例を踏まえ、よく考えて具体的に提案してください
2 時系列に従い、ステップバイステップで具体的に解説してください
3 ケーススタディを交えて詳細に解説してください
4 具体的なシナリオを想定して説明してください
5 実践的なアドバイスについて、具体例を交えて提供してください
6 ベストプラクティスを紹介して詳細に解説してください
7 理想的な状態を具体的に示してください
8 専門家の意見を交えて説明してください
9 このデータから得られる予想外のインサイトを、具体例を使って詳しく説明してください
10 異なる視点から、この問題を分析してください
11 失敗例を踏まえて、どう対処したか説明してください
12 最新のトレンドや技術を踏まえて提案してください
13 短期的および長期的な視点から説明してください
14 他社の成功事例と比較して分析してください
第2部 ビジネス生成AIの活用(ケーススタディ編)
第4章 業務効率化を図る質問(文書品質向上のための活用)
4-1 文書の調整
1 ビジネス文書を丁寧な言い方にする
2 文章のビジネス表現をチェックする
3 文書を校正する
4 文書のルールを活用する(接続詞、時系列、決定事項の明記)
4-2 文書の翻訳
1 英語の文書を日本語に翻訳する
2 ビジネスの相手を意識しつつ敬語で英訳する
4-3 文書の要約
1 要点を指定して文書を要約する
2 文字数を指定して要点を指示する要約
3 要約のポイントの例
4-4 フォーマットの活用
1 フォーマット:項目と文章で表記する
2 日報の作成
3 議事メモから議事録の作成
第5章 社内調整業務に活用する
5-1 問題解決のための情報提供の公式
1 生成AIに与える具体的な情報について
2 各項目の説明
3 この項目により良い回答が得られる理由
5-2 部署にRPAツールを導入する
1 職場の上司への提案
2 システム運用部署との交渉
3 人事部門との交渉
4 想定問答
第6章 新規参入への生成AIの活用
6-1 市場の洞察と戦略的アプローチ(B to Bでのマーケティング戦略)
1 市場調査
2 ターゲット層の選定(顧客セグメントの選定)
3 生成AIを用いたアンケート調査
4 ニーズ調査の表の作成
5 アンケートの作成
6 シミュレーション
7 日本市場へ投入する製品候補の選定
8 古典的マーケティング手法(AIDMA)
9 インターネットを活用したマーケティング手法(AISAS)
10 2つのマーケティング戦略の違い
11 生成AIによる議論
6-2 ビジネスの方向性を考える(戦略的コンサル思考)フレームワーク活用
1 フレームワーク・ビジネスコンセプトを使うメリット
2 フレームワークの活用
3 フレームワークの活用に必要な情報の要求
4 自社と競合、顧客の関係を分析する(3C分析)
5 フレームワークを活用するためのプロンプトの設計
6 ビジネス環境の分析(5F分析)
7 ビジネス環境の分析(SWOT分析)
8 ビジネス環境の分析 (PEST分析)
6-3 ビジネスの方向性を考える(戦略的コンサル思考)ビジネス理論・コンセプト
1 価格設定戦略(マイケル・E・ポーターの競争戦略)
2 既存企業の戦略を予想(ゲーム理論の活用)
3 顧客への提供価値(バリュープロポジション)
6-4 社内のアイデアや計画をプレゼンする(企画書のプレゼン)
1 企画書と提案書の違い
2 新製品の企画書作成(社内向け)
3 新製品のプレゼン資料作成(社内向け)
4 プレゼンスクリプトの作成
5 想定問答の作成
6-5 顧客訪問とプレゼン(提案書のプレゼン)
1 顧客訪問のためのメール文章の作成
2 ビジネスマナーに基づく顧客訪問の注意点
3 顧客ニーズ・インサイトの分析
4 提案書の作成(顧客向け)
5 プレゼン資料作成
6 プレゼンの説明文章の作成
7 効果的なプレゼン方法の提案
8 プレゼンにおける想定問答の出力
6-6 効果的な交渉支援(交渉の手助けをする)
1 WIN-WINの関係を構築するための提案
2 合意可能範囲の検討(ZOPA)
3 代替案の立案(BANTA)
4 生成AIを活用した交渉のロールプレイング
第7章 ご当地グルメのビジネスへの生成AIの活用
7-1 ご当地グルメのマーケティング方法(B to Cマーケティング)
1 フードフェスティバルへの出店計画
2 AIDMAを活用したマーケティング計画
3 ブランドイメージ向上戦略
4 顧客のペルソナ像の定義
5 体験型販売手法(エクスピアリエンス・マーケティング)の提案
6 固定客の獲得方法の立案(AMTUL)
7 カスタマージャーニーマップ
8 広告戦略
7-2 生産量拡大のための体制整備
1 スタッフの人材育成
2 生産量拡大のための仕入計画
3 仕入先評価指標(QCD)
4 品質管理計画(シックスシグマ/DMAIC)
7-3 ビジネスリスク管理と対策戦略
1 仕様変更の管理(CCM)
2 不良品発生時の回収のためのトレーサビリティ
3 リスクの予測(リスクマネジメント)
4 リスク影響度評価(RIA)
5 エスカレーションモデルの作成
6 リスクに備えた体制整備(BCP、BCM)
7 キーパーソンの突然の退職に備える
8 材料供給に支障がある場合の対策計画の立案
9 もし、ライバル店が近くに出店したら
10 ifからはじまる質問
第8章 問題解決のためのプロンプト
8-1 問題解決への取り組み方
1 問題解決のプロセス
2 問題解決のためのプロンプト
3 問題解決のためのプロンプトの活用
4 帰納法を用いた仮説立案の方法
5 ギャップ分析による目標達成(考え方)
6 ギャップ分析による目標達成(ケースへの適用)
7 なぜなぜ分析(5Whys)
8-2 質問にSo What?を付ける
8-3 ロジカルツリーを用いた問題解決
8-4 MECE(ミッシー)かどうかチェック・修正する
8-5 まとめ
上記内容は本書刊行時のものです。