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その悩み、古典が解決します。 菱岡憲司(著/文) - 晶文社
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その悩み、古典が解決します。 (ソノナヤミコテンガカイケツシマス)

文芸
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発行:晶文社
四六判
縦186mm 横129mm 厚さ17mm
248ページ
定価 1,700円+税
ISBN
978-4-7949-7434-1   COPY
ISBN 13
9784794974341   COPY
ISBN 10h
4-7949-7434-5   COPY
ISBN 10
4794974345   COPY
出版者記号
7949   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年7月25日
発売予定日
登録日
2024年6月28日
最終更新日
2024年6月28日
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紹介

古典の教える〝解決法〟って本当に役に立つの……⁉ 
遠くの古典に手が届く、斬新すぎる「けったいな」自己啓発教養書、誕生。

▼読書猿氏[作家、『独学大全』]
「こんな本が欲しかった。
 というか、自分が書きたかった」
▼ロバート キャンベル氏[日本文学研究者]
「陰キャも奥手も三日坊主も
 治す鍵が「遠くの古典」にあったのかも!

現代の生活で起こるさまざまな問題について
古典を読んできたおかげで「解決」できた著者が、
数々のお悩み相談に対して
古典が役に立つことを実践解説!

[主な目次内容]
・たったひとつの選択肢が世界を変える――井原西鶴『西鶴諸国ばなし』
・私たちは失敗できる権利を持っている――上田秋成『雨月物語』
・あてのない旅が与えてくれるもの――勝小吉『夢酔独言』
・「すごい」ということがわかることはすごいこと
 ――後水尾天皇と「禁中幷公家諸法度」
・大事なのは雑念を消すことではなく、手がかりを手放さないこと
 ――本居宣長『排蘆小船』
・ネコが説く無の境地――佚斎樗山『田舎荘子』
・燃せばわかる、燃せば変わる?――橘南谿『西遊記』
・江戸時代のロビンソン・クルーソーが教えること――『無人島談話』
・自分のからだで試してみたら――人見必大『本朝食鑑』
・言葉以外に思いを伝える方法――井原西鶴『好色五人女』[ほか]

目次

はじめに 

1:たったひとつの選択肢が世界を変える――井原西鶴『西鶴諸国ばなし』
2:私たちは失敗できる権利を持っている――上田秋成『雨月物語』
3:あてのない旅が与えてくれるもの――勝小吉『夢酔独言』
4:「すごい」ということがわかることはすごいこと――後水尾天皇と「禁中幷公家諸法度」
5:大事なのは雑念を消すことではなく、手がかりを手放さないこと――本居宣長『排蘆小船』
6:ネコが説く無の境地――佚斎樗山『田舎荘子』
7:燃せばわかる、燃せば変わる?――橘南谿『西遊記』
8:江戸時代のロビンソン・クルーソーが教えること――『無人島談話』
9:自分のからだで試してみたら――人見必大『本朝食鑑』
10:言葉以外に思いを伝える方法――井原西鶴『好色五人女』
11:無知は純情を殺す――『恨の介』
12:本気に対しては本気で――近松門左衛門『心中天網島』
13:からだで伝える愛は、痛い――『誹風柳多留』
14:精気を保ちつつ情を遂げる方法としてのスキンシップ――貝原益軒『養生訓』
15:○○らしさを超えて生きる――曲亭馬琴『馬琴書翰集成』『兎園小説余録』
16:江戸のシスターフッドたち――曲亭馬琴『傾城水滸伝』、小津久足『ぬさぶくろ日記』
17:一度死んだら、生きかえってはいけない――浅井了意『伽婢子』
18:作者の意図を超えたところに価値がある――向井去来『去来抄』
19:「オリジナルはダサい」のが古典の世界だった――大田南畝『狂歌百人一首』
20:新しい価値観を認めさせる方法――文化の雅俗観と外圧
21:感動を伝える原理としての「もののあわれ」――本居宣長『紫文要領』
22:他人の葬式を見に行って泣いていた人が、家族の危篤をネタにして笑うまで――江島其磧『世間娘気質』
23:当たり前のことを言っただけで感心される方法――伴蒿蹊『近世畸人伝』
24:使う言葉がその人の心となる――契沖
25:面接の達人――坂田藤十郎、三世八文字自笑(編)『役者論語』
26:備えあれば……より備えが欲しくなる!――井伊直弼と埋木舎
27:騙される、裏切られることを含んで「信じる」――貝原益軒『東路記』、伴蒿蹊『近世畸人伝』
28:「何かあったら俺が責任を取る」はどう作るか――三世並木五瓶「勧進帳」
29:なくても困るし、あっても気になるもの――唐来参和『莫切自根金生木』
30:死ぬまでは人生が続く――曲亭馬琴『南総里見八犬伝』

あとがき

著者プロフィール

菱岡憲司  (ヒシオカケンジ)  (著/文

1976年福岡県生まれ。九州大学大学院博士後期課程単位修得退学。博士(文学)。
有明工業高等専門学校准教授などを経て、現在、山口県立大学国際文化学部
教授。『大才子 小津久足』(中央公論新社、2023年)にて第45回サントリー学芸
賞(芸術・文学部門)受賞。著書に 『小津久足の文事』(ぺりかん社、2016年)、
『石水博物館所蔵 小津桂窓書簡集』(編著、和泉書院、2021年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。