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日本における市場と権力の社会経済史
比較市場史試論
発行:清文堂出版
A5判
266ページ
定価
6,800円+税
- 初版年月日
- 2024年3月
- 書店発売日
- 2024年11月20日
- 登録日
- 2024年10月31日
- 最終更新日
- 2024年11月19日
紹介
日本の市場の歴史に関して、権力と市場との関係に注目して比較史の視点から執筆したものを集成。日本最大の城下町である江戸を事例として、市場問屋による納入制度を具体的に検討する。それらの検討を経た上で、近代日本において生み出された中央卸売市場制度の歴史的特質を比較史的視点から明らかにする。
目次
第一章 日本中世市場における権力と商人 ―比較史試論―
課題設定/古代/中世/おわりに
第二章 中世における市場税と市場開設
はじめに/西欧中世における市場税と市場開設権/日本中世における市場税と市場開設/おわりに
第三章 近世江戸城下町における権力と魚問屋 ―徳川幕府と新肴場の開設―
課題設定/魚類の価格問題と幕府の政策/新肴場の開設/おわりに
第四章 近世江戸城下町における四組肴問屋仲間の成立
はじめに/魚問屋の成立と成長/古法式の成立年に関する先行研究/古法式の成立年に関する検討/古法式の歴史的意義/おわりに
第五章 徳川権力と魚問屋 ―御肴納入制度の展開―
はじめに/御肴納入の請負制/御肴役所の設置と直買制/御肴納入に対する問屋の抵抗と負担の平等化の試み/おわりに
第六章 近世日本橋魚市場における肴問屋仲間の解散と再興 ―徳川権力と魚問屋―
はじめに/肴問屋仲間の歴史的性格/肴問屋仲間の解散と「仮御仕法」/肴問屋仲間の再興/おわりに
第七章 日本における卸売市場制度成立史 ―仏・英・独を参照事例とする日本の卸売市場制度成立に関する比較史試論―
はじめに/国法市場法と公設制/取引規制/おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。