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図書館を学問する 佐藤 翔(著) - 青弓社
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図書館を学問する (トショカンヲガクモンスル) なぜ図書館の本棚はいっぱいにならないのか (ナゼトショカンノホンダナハイッパイニナラナイノカ)

社会一般
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発行:青弓社
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ15mm
重さ 285g
176ページ
並製
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-7872-0088-4   COPY
ISBN 13
9784787200884   COPY
ISBN 10h
4-7872-0088-7   COPY
ISBN 10
4787200887   COPY
出版者記号
7872   COPY
Cコード
C0000  
0:一般 0:単行本 00:総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年12月25日
書店発売日
登録日
2024年11月14日
最終更新日
2024年12月20日
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重版情報

2刷 出来予定日: 2025-02-12
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「図書館の本棚はいっぱいにならないのか」「図書館の本棚に書かれている数字はなんなのか」「なぜ図書館は月曜日に閉まっているのか」など、図書館に関する身近な疑問を出発点に、データやエビデンスに基づいて図書館を考える方法論をレクチャーします。大好評につき発売から約1カ月でスピード増刷が決まりました。

紹介

「図書館の本棚はいっぱいにならないのか」「雨が降ると図書館に来る人は増えるのか、減るのか」「人はどのタイミングで図書館を使うようになるのか」――。素朴で身近な疑問から現場での実践を考えて、図書館の意義や役割を学び、魅力を発見しよう!

図書館情報学を専門にする著者が、図書館で働く人、日々利用している人が普段は気にしない、でも聞かれると「どうして?」と思う疑問をピックアップ。その疑問をデータ/事実/エビデンスに基づいて考える視点や思考する道筋を、柔らかな筆致でレクチャーする。

図書館を学問することの楽しさを伝え、学問することが図書館をより豊かな場にしていくことを指し示す入門書。

図書館専門誌「ライブラリー・リソース・ガイド」の人気連載に加筆・修正して、書き下ろしを加えた充実の一冊。

目次

はじめに――なぜ「図書館を「学問」する」姿を本にするのか

第1章 図書館の本棚はいっぱいにならないのか
 1 捨てて怒られる図書館員あれば、捨てずに怒られる図書館員あり
 2 日本の図書館は、年間一千万冊くらい本を捨てている
 3 図書館が本でパンクする日はいつくるのか
 4 「現代あるいは、近未来除籍論」序論?

第2章 本棚のどこにあるかで本の使われ方は変わるのか
 1 職業研究者の第一歩、「科研費」と私
 2 図書“館”の強みは書架とブラウジングである
 3 新たな発見を促す本棚=目につく位置に「思いもしない」本がある本棚
 4 視線追尾装置、登場!
 5 書架は三段目までが七割(もしくは二段目までが八割)
 6 今後に向けて

第3章 図書館の本棚に書かれている数字はなんなのか
 1 「書架番号」、じゃまじゃない?
 2 VR実験の概要と結果
 3 われわれのVR実験はまだ始まったばかりだ!

第4章 なぜ図書館は月曜日に閉まっているのか
 1 ところで本当に月曜日に閉まっているの?
 2 月曜日に閉まっているのは、日曜日に開いているからである
 3 月曜日休館の妥当性

第5章 図書館を訪れる人は増えているのか、減っているのか
 1 大ざっぱにみると――日本全体は二〇一八年に久しぶりに減、都道府県立図書館は微減
 2 細かくみると――三分の二の図書館は微減傾向、三分の一は大幅増傾向

第6章 雨が降ると図書館に来る人は増えるのか、減るのか
 1 晴耕雨読にあこがれて
 2 天候と貸出冊数、ついでに曜日の関係

第7章 どんな図書館がよく使われているのか
 1 先行研究――実は一段落した研究?
 2 結果その1――三十年を経ても精度は健在
 3 結果その2――単純な全国展開は微妙?
 4 結果その3――貸出関数が使い物になる地域とならない地域の違いがわからない

第8章 人はどのタイミングで図書館を使うようになるのか
 1 新規登録者ってどんな人?
 2 新規登録者はそのまま定着するのか?

第9章 図書館を使っているのはどんな人々なのか
 1 世の中には七種類の図書館利用者がいる
 2 図書館利用者のクラスタリング――アメリカでの先行事例とNDL情報行動調査への適用
 3 俺たちのクラスタリングはまだ始まったばかりだ!
 4 終わると思った? もう少しだけ続きます――近年のクラスターの変化

第10章 図書館に税金を使うことは人々にどれくらい認められているのか
 1 背景――図書館の「インパクト」をどう測るか
 2 インパクト測定の一手法――仮想評価法
 3 NDL情報行動調査(二〇二〇年度)での支払い意思額の状況
 4 「千円以上払ってもいい」と思う人かどうかを予測する!……のは難しかった

第11章 子どもと行きたいのはどんな図書館か
 1 子どもがいる図書館情報学者あるある――案外、自分は子どもを図書館に連れていっていない
 2 「子どもの付き添い」で図書館に行く人の特徴
 3 子どもがいる人が図書館に行く街/行かない街/行きたくても行けない街
 4 子どもの有無と図書館に行った/行かなかった/行きたくても行けなかった
 5 自治体の特徴
 6 図書館の特徴

第12章 「あなた」はなぜ、図書館に行くのか
 1 図書館利用をモデル化したい
 2 データと分析手法――NDL情報行動調査のデータをロジスティック回帰にかける
 3 結果――囲碁・将棋が趣味の人は図書館を利用する!

第13章 人々は図書館のどんな写真をSNSで発信しているのか
 1 していない「Instagram」について堂々と語る方法
 2 「Instagram」×図書館――データ取得篇
 3 ハッシュタグ分析――本と図書館にはコーヒーがよく似合う
 4 固有名詞分析――いまフォトジェニックな図書館はここだ!
 5 画像分析――木のデスク・複数冊・子ども
 6 フォトジェニック坂は登り始めたばかり

第14章 図書館への就職希望者が増えるのはどんなときか
 1 何が図書館員の就職戦線を規定するのか
 2 就職内定率と司書資格取得者数の推移
 3 いまがチャンス!

おわりに

著者プロフィール

佐藤 翔  (サトウ ショウ)  (

1985年、宮城県生まれ。筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士後期課程修了。博士(図書館情報学)。同志社大学免許資格課程センター教授。専攻は図書館情報学。共著に『オープンサイエンスにまつわる論点――変革する学術コミュニケーション』(樹村房)、『改訂3版 情報倫理――ネット時代のソーシャル・リテラシー』(技術評論社)、『司書名鑑――図書館をアップデートする人々』(青弓社)、連載に「かたつむりは電子図書館の夢を見るか LRG編」(「ライブラリー・リソース・ガイド」)など。

上記内容は本書刊行時のものです。