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年商1億社長のためのシンプル経営の極意
- 初版年月日
- 2019年8月8日
- 書店発売日
- 2019年8月9日
- 登録日
- 2019年5月31日
- 最終更新日
- 2019年8月21日
紹介
「自分の会社は何のために存在しているのか」
「どのようなことで世の中に貢献していくのか」
目的を持って事業に取り組めば、自分の判断にブレがなくなり、
「やるべきこと」「やらないこと」が明確になり、経営はシンプルになる。
目先の売上げに追われ、余計な仕事を増やして価格競争に苦しんでいる
「年商1億」の小規模事業者の社長に向けて、
既存事業を高収益化していくための“シンプル経営”を伝授する。
<目次>
はじめに――高収益ビジネスはシンプル経営で実現できる
【第1章】複雑な経営が巻き起こす問題
ビジネスの複雑化は売上げ優先の思考から生まれる
複雑な経営がサービスに「ムリ」「ムダ」「ムラ」をつくる
複雑化につながる間違ったリスクヘッジ
複雑な経営が社員の成長をはばむ
複雑な経営は自分と社員の時間を奪う
複雑な経営が売上アップにブレーキをかける
複雑な経営は経営者の不安感から生まれる
複雑な経営は営業会議で加速する
【第2章】シンプルへの決断が様々な問題を解決してくれる
シンプルにすることで強みが引き立つ
シンプルな経営はミッションを掲げることで実現する
シンプルだから顧客満足を向上できる
シンプルにすることで儲かる会社に生まれ変わる
シンプルにすることで自分の本音に気づく
シンプルな経営をすることで社員のベクトルがそろう
シンプルな経営が社員満足度と顧客満足を両立させる
シンプルな経営がビジョンを明確にしてくれる
【第3章】ミッションマーケティングで真の成功をつかむ
消費者ニーズが多様化する時代だから「やりたいこと」が正解
勝てる市場を選択することで勝敗は8割決まる
生きる目的を明確にすることで仕事の目的も明確になる
チームの目的は顧客の信頼と尊敬を生み出すこと
ニーズが多様化する時代は差別化より共感が消費者の心をつかむ
経営に成功しても人生に成功したとは言い切れない
ミッションの追求が社員の心に火をつける
弱みにとらわれず強みにフォーカスすることでビジョンに近づく
顧客満足の追求と収益の最大化を長期継続するメソッド
ミッションを持つことで様々なメリットがもたらされる
【第4章】ミッションマーケティング計画書でイノベーションを起こす
課題を明確にしてくれるミッションマーケティングフィールド
価格競争から抜け出す2つのポジション
ミッション浸透の鍵となるポジション
直販ビジネスを高収益にするポジション
契約ビジネスを高収益にするポジション
【第5章】ミッションマーケティング構築ステップ
ミッション型事業計画のつくり方の手順とポイント
【ターゲット戦略】
全員で最重要顧客の真のニーズを共有するためのペルソナ設定
【ミッション】
すべて活動の判断基準となるミッションコアシートの作成
【商品戦略】
ミッションの実感と生産性向上のための商品の「絞込み」と「磨き込み」
【来客戦略】
誰が対応しても肝を外さないミッションを実感させる接客対応
【世界観】
ミッションをデザインで表現して消費者の記憶に残す
【顧客管理】
ファンを育成するプロセスを明確にしてファンを量産するための顧客管理
【プロモーション】
ミッションに共感するファンを量産するプロモーション
【第6章】 ケーススタディ
経常利益15%を生み出した地域に愛される葬儀社
――スズソウ
ポップコーンブームが終わり創業以来初の赤字転落から1年でV字回復
――ポップコーンパパ
遠州人が誇りに思う店をミッションに10年連続既存店売上が右肩上がり
――濱松たんと
客単価1.5倍、リピート率60%を実現したイベリコ豚のパイオニア
――イベリコ屋
おわりに――経営の目的を明確にして物事をシンプルに考える
目次
はじめに――高収益ビジネスはシンプル経営で実現できる
【第1章】複雑な経営が巻き起こす問題
ビジネスの複雑化は売上げ優先の思考から生まれる
複雑な経営がサービスに「ムリ」「ムダ」「ムラ」をつくる
複雑化につながる間違ったリスクヘッジ
複雑な経営が社員の成長をはばむ
複雑な経営は自分と社員の時間を奪う
複雑な経営が売上アップにブレーキをかける
複雑な経営は経営者の不安感から生まれる
複雑な経営は営業会議で加速する
【第2章】シンプルへの決断が様々な問題を解決してくれる
シンプルにすることで強みが引き立つ
シンプルな経営はミッションを掲げることで実現する
シンプルだから顧客満足を向上できる
シンプルにすることで儲かる会社に生まれ変わる
シンプルにすることで自分の本音に気づく
シンプルな経営をすることで社員のベクトルがそろう
シンプルな経営が社員満足度と顧客満足を両立させる
シンプルな経営がビジョンを明確にしてくれる
【第3章】ミッションマーケティングで真の成功をつかむ
消費者ニーズが多様化する時代だから「やりたいこと」が正解
勝てる市場を選択することで勝敗は8割決まる
生きる目的を明確にすることで仕事の目的も明確になる
チームの目的は顧客の信頼と尊敬を生み出すこと
ニーズが多様化する時代は差別化より共感が消費者の心をつかむ
経営に成功しても人生に成功したとは言い切れない
ミッションの追求が社員の心に火をつける
弱みにとらわれず強みにフォーカスすることでビジョンに近づく
顧客満足の追求と収益の最大化を長期継続するメソッド
ミッションを持つことで様々なメリットがもたらされる
【第4章】ミッションマーケティング計画書でイノベーションを起こす
課題を明確にしてくれるミッションマーケティングフィールド
価格競争から抜け出す2つのポジション
ミッション浸透の鍵となるポジション
直販ビジネスを高収益にするポジション
契約ビジネスを高収益にするポジション
【第5章】ミッションマーケティング構築ステップ
ミッション型事業計画のつくり方の手順とポイント
【ターゲット戦略】
全員で最重要顧客の真のニーズを共有するためのペルソナ設定
【ミッション】
すべて活動の判断基準となるミッションコアシートの作成
【商品戦略】
ミッションの実感と生産性向上のための商品の「絞込み」と「磨き込み」
【来客戦略】
誰が対応しても肝を外さないミッションを実感させる接客対応
【世界観】
ミッションをデザインで表現して消費者の記憶に残す
【顧客管理】
ファンを育成するプロセスを明確にしてファンを量産するための顧客管理
【プロモーション】
ミッションに共感するファンを量産するプロモーション
【第6章】 ケーススタディ
経常利益15%を生み出した地域に愛される葬儀社
――スズソウ
ポップコーンブームが終わり創業以来初の赤字転落から1年でV字回復
――ポップコーンパパ
遠州人が誇りに思う店をミッションに10年連続既存店売上が右肩上がり
――濱松たんと
客単価1.5倍、リピート率60%を実現したイベリコ豚のパイオニア
――イベリコ屋
おわりに――経営の目的を明確にして物事をシンプルに考える
前書きなど
はじめに
高収益ビジネスはシンプル経営で実現できる
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この本を手に取っていただき、ありがとうございます。
「お客様に高い満足を提供したい」
「社員さんを幸せにしたい」
「社員さんとワクワクするビジョンを描きたい」
こう思いながらも、先行きが見えない社会に不安を抱える小規模経営者のために本書を書きました。
私は日頃、小規模事業の経営者を対象に、既存事業を高収益事業に転換させて真の成功を手に入れていただくためにコンサルティングを行っています。そして経営者の方に、コンサルティングを通して一度きりの人生を豊かなものにしていただく支援を行うことが私の使命だと思っています。
今、多くの会社が先行き不安から売上げを上げることばかりに意識を取られ、毎日忙しく働いているにも関わらず利益の出ない体質になっています。
会社とは「人が幸せに生きるための道具」だと私は考えています。しかし、実際は売上の減少や資金繰りに悩み、「どうしたら売上げが上がるのか」「どのように差別化をしようか」ばかりにとらわれ、押しつぶされそうになる経営者は増える一方です。
目先の売上に囚われ、次々に新商品を発売してみたり、リスクヘッジのために事業の目的も曖昧なままに新しい事業を始めてみたりする会社がとても多いのです。目的が曖昧な状態で行う生き残りのための行動は、経営を複雑化させます。そうなると顧客の真のニーズに対して鈍感になり、価格競争に巻き込まれていきます。
今の時代、仕事がないわけではありません。問題は売上ばかりに囚われていることです。利益を生み出すための仕組みづくりの重要性に気づいていないだけなのです。
かつて、私は印刷物を中心とした広告代理店を営んでいました。しかしIT化が進み、印刷需要は低下。追い打ちをかけるように印刷価格も一気に下落していきました。そのため私の会社も幾度となく倒産の危機に見舞われ、その対策に様々なビジネスに手を出しましたが、ことごとくうまくいきませんでした。
今思えば、その時に私がやっていたことは、会社が生き残るようにと儲かりそうな商品やビジネスに次々と手を出しては業務を複雑化させていたのです。そのため自分の意識は分散し、いつしか利己的な考えに陥っていきました。
やがて私は自分に自信を失い、何もかもが嫌になりました。家族のため、社員の生活のために会社を何とかしなければならないという責任感に潰されそうになり、精神安定剤を服用しなければ眠れないまでに追い込まれました。うつ病発症の一歩手前までいきました。
うつ病による自殺者は年々増えています。それは大人たちだけにとどまらず、子供たちにも広がっています。日本における子供たちの自殺は世界でも上位です。
その原因の一つは、現代の大人たちを見て子供たちが将来に希望を失っていることだと私は思います。子供たちから「尊敬」される大人が少なくなっているのです。最近の若者の会話にも「尊敬」という言葉を耳にする機会が減ったように思います。
自分の人生や仕事に目的を持ち、どんな仕事でも誇りを持って働く大人はかっこいいのです。
目的を持って事業に取り組むことで、「やるべきこと」「やらないこと」が明確になります。自分の判断にブレがなくなり、仕事はシンプルになっていきます。
消費者にとって価値があると判断されたものは10倍の価格でも売れる時代です。逆に、消費者にとって価値がないと思われたものは10分の1でも売れない時代です。だから小規模事業者ほど目的を持って経営することが大切なのです。目的を明確にして活動することで価格競争から脱却できるようになるのです。
これから時代は大きく変化します。変化の大きな時代は、小規模事業者にとってはチャンスです。社会は、とてつもなく速いスピードで変化していますが人間の本質は変わっていません。変わらない目的を明確にし、その目的を追求するための手段を変えていくことが重要なのです。
本書で紹介する企業の経営者も、明確な目的を持ちビジネスモデルを改善していきました。今は経営者としての誇りを持って経営されている方ばかりです。本書を通じて、経営目的を明確にすることの重要性を理解し、既存事業を高収益にするためのヒントをつかんでいただきたいと思います。
そして、あなたの人生を輝かせて、真の幸福をつかんでいただきたいと願います。
上記内容は本書刊行時のものです。