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銀の華 上 【復刻版】 田亀 源五郎(著) - ポット出版
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銀の華 上 【復刻版】 (シロガネノハナジョウフッコクバン) 男女郎苦界草紙 (オトコジョロウクカイソウシ)

コミックス(書籍)
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発行:ポット出版
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ18mm
重さ 450g
292ページ
函入り
価格 2,500円+税
ISBN
978-4-7808-0186-6   COPY
ISBN 13
9784780801866   COPY
ISBN 10h
4-7808-0186-9   COPY
ISBN 10
4780801869   COPY
出版者記号
7808   COPY
Cコード
C0979  
0:一般 9:コミック 79:コミックス・劇画
出版社在庫情報
在庫僅少
初版年月日
2012年11月
書店発売日
登録日
2012年9月6日
最終更新日
2023年8月18日
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書評掲載情報

2014-11-21 Badi  2015年1月号
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重版情報

3刷 出来予定日: 2024-02-01
2刷 出来予定日: 2018-01-26
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紹介

時は明治39年、春。日本橋「月島屋」の主人、月島銀次郎は株でひと財産を築き、浅草、新吉原の遊郭で金にものを言わせて派手に遊んでいた。
しかし一年後、株の暴落とともに財産を失った銀次郎は借金を帳消しにしてもらう代わりに、「金華楼」という廓の用心棒となることとなる。
が、銀次郎に与えられた本当の役職とは、「男女郎」だった。銀次郎に科せられる数多の責め苦。やがて銀次郎は身も心も女郎へと堕ちていく──。

田亀源五郎の原点。男女郎が受ける責め地獄を描いたゲイ・SMコミック傑作長編を復刻!!

目次

序章 花雲(はなぐも)──007
第一章 蕾開(つぼみびらき)──081
第二章 木偶(でく)──151
第三章 枕語(まくらがたり)──215

銀の華 連載時扉絵コレクション──279
プロフィール──291

版元から一言

初めて読んだのは、2005年ころだったか。
物語では主人公、銀次郎がこれでもかと言わんばかりに散々に責められており、肉体的、精神的に延々と痛めつけられていくさまに「ま、まだやるんですか……」と腰が引けると同時に、作者である田亀源五郎氏の想像力に驚かされた。
責めにも、様々なバリエーションがある。たとえば、後手に縛られて石を抱かされたりとか、肉体的苦痛を主とした折檻のような責め。あるいは、何度気をやっても延々性器を嬲られ続ける快楽責め。そして、プライドをずたずたに切り裂くような精神的な責め。『銀の華』では上記すべての責めが形を変えて何度も銀次郎に襲いかかる。
また、ストーリーの面でも、多様な登場人物たちの感情が複雑に絡まり合い(結果、すべてが『銀、かわいそう……』に繫がっていくのだが)、900頁近くある長編だが、最後の最後まで銀次郎はある意味新鮮な苦境に陥っていく。
連載は約20年前にスタートし、初版の単行本は約10年前に「ジープロジェクト」から刊行された。初版の「あとがき」で田亀氏は本作を「愛着もひとしお深い作品だ」と述べている。
ゲイ・ポルノの枠には収まりきらない、いち男女郎が体験する本物の「生き地獄」をぜひ体験してみてください。自信をもってオススメします。[編集担当・高橋大輔]

著者プロフィール

田亀 源五郎  (タガメ ゲンゴロウ)  (

ゲイ・エロティック・アーティスト。
一九六四年生まれ。多摩美術大学卒業後、アート・ディレクターをしつつ、一九八六年よりゲイ雑誌にマンガ、イラストレーション、小説等を発表。一九九四年から専業作家となり、ゲイ雑誌『G-men』(ジープロジェクト)の企画・創刊にも協力。同時に、日本の過去のゲイ・エロティック・アートの研究、およびその再評価活動を開始。また、フランス、アメリカ、イギリス、ドイツなどのゲイ・メディアでも活動開始。
二〇〇六年「ジーメン」企画より離脱。
日本、フランス、アメリカ、スペイン、オーストラリア、スウェーデンなど、国内外での個展・グループ展多数。
http://www.tagame.org/

上記内容は本書刊行時のものです。