版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
続 昭和 街場のはやり歌 前田 和男(著/文) - 彩流社
..
【利用不可】

書店員向け情報 HELP

続 昭和 街場のはやり歌 (ゾク ショウワマチバノハヤリウタ) 戦後日本の希みと躓きと祈りと災いと (センゴニホンノノゾミトツマズキトイノリトワザワイト)

芸術
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:彩流社
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ18mm
重さ 346g
240ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-7791-2976-6   COPY
ISBN 13
9784779129766   COPY
ISBN 10h
4-7791-2976-1   COPY
ISBN 10
4779129761   COPY
出版者記号
7791   COPY
Cコード
C0073  
0:一般 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年5月14日
書店発売日
登録日
2024年3月23日
最終更新日
2024年11月2日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2024-12-14 東京新聞/中日新聞  朝刊
2024-08-04 読売新聞  朝刊
2024-06-15 毎日新聞  朝刊
2024-05-18 東京新聞/中日新聞  朝刊
MORE
LESS

紹介

朝日新聞書評に掲載され(23年11月4日)反響を呼んだ前著『昭和 街場のはやり歌戦後日本の希みと躓きと祈りと災いと』に引き続く第2弾!

朝日の書評氏・保坂正康氏は「本書は歌謡社会学の創出の感さえしてくる」と評し、『情報屋台」の高成田亨氏は「本書は情況を鋭く抉った『日本歌謡の資本論』です」と発信した。

本書は「昭和歌謡百年」に向けた一般庶民の精神を支えた「はやり歌」の一断面図である。

目次

Ⅰ 戦前と戦後は “一つながり” の章
第1話 「軍艦マーチ」(作詞・鳥山啓、作編曲・瀬戸口藤吉)
   大本営発表のテーマソングはなぜ生き残れたのか 
第2話 交響曲第九番「歓喜の歌」(作曲・ベートーヴェン)
   「第九」は「はやり歌」の「おしん」である
第3話 「別れのブルース」(歌・淡谷のり子)
   戦争を生き延びたマドロス物とブルースの女王
Ⅱ 戦前復興の光と影の章
第4話 「港町十三番地」(歌・美空ひばり)
    「マドロス稼業はやめられぬ」(歌・三橋美智也)
   マドロス物の忽然の終了と三島由紀夫の『午後の曳航』
第5 話 「銀座カンカン娘」(歌・高峰秀子)
   日本のショーウィンドウをチアアップした“風雲児の歌”
第6話 「揺れる、まなざし」(歌・小椋佳)
   資生堂とカネボウの世紀の歌合戦ソングは“平時の軍歌”だった
第7話 「帰らんちゃよか」(歌・島津亜矢)
   農からの叫びの歌に耳をそばだてよ、もう時間は残されていない!
第8話 「飛んでイスタンブール」(歌・庄野真代)
   1970 年代、戦後の昭和は飛ぶ方向を間違えた⁉     
Ⅲ 異議申し立ての章
第9話 「民族独立行動隊の歌」(作詞・きしあきら/作曲・岡田和夫)
   日本の「ラ・マルセイエーズ」になりそこねた歌
第10 話 「原爆を許すまじ」(作詞・浅田石二、作曲・木下航二)
    “原爆を知らない子どもたち”の自戒の歌 
第11 話 「上を向いて歩こう」(歌・坂本九)  
    60 年安保の敗北の鎮魂歌を大往生させるために
第12 話 「練鑑ブルース」(作詞・作曲・制昨年不詳)
    「檻の中の歌」はなぜ封印されたのか
第13 話 「戦争を知らない子供たち」(歌・ジローズ)
      「坊や大きくならないで」(歌・マイケルズ)
    反戦フォークは自衛官の卵たちの愛唱歌だった⁉
IV 宴の終焉の章
第14 話 「北海盆唄」(北海道民謡)
    ドリフのパワーの源泉は民衆の猥雑な情念にあり
第15 話 「落陽」(歌・吉田拓郎)
    吉田拓郎の「落陽」は、時代への挽歌である 
第16 話 「知床旅情」(歌・加藤登紀子)
    若者たちを“自分探し”の旅にいざなった極北の歌
第17 話 「石狩挽歌」(歌・北原ミレイ)
    挽歌に封印された古代文字の謎

著者プロフィール

前田 和男  (マエダ カズオ)  (著/文

1947年生まれ。東京大学農学部卒。著作に『昭和 街場のはやり歌  戦後日本の希みと躓きと祈りと災いと』(彩流社)『選挙参謀』(太田出版)『民主党政権への伏流』(ポット出版)『男はなぜ化粧をしたがるのか』(集英社新書)『足元の革命』(新潮新書)、訳書にT・イーグルトン『悪とはなにか』(ビジネス社)ほか。路上観察学会事務局をつとめている。

上記内容は本書刊行時のものです。