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出版者情報
はちどり 1994年、閉ざされることのない記憶の記録
- 初版年月日
- 2023年4月4日
- 書店発売日
- 2023年3月28日
- 登録日
- 2023年1月14日
- 最終更新日
- 2023年3月30日
紹介
世界を席巻した韓国映画『はちどり』の脚本、寄稿、対談をまとめた
書籍が待望の邦訳刊行!
そして、邦訳版オリジナル企画として
キム・ボラ監督への最新ロングインタビューまでを特別収録。
「世界は不思議で美しい」
映画『はちどり』はどのようにして生まれ、なぜ世界中の人々の心を魅了したのか。
思春期のうつろう心、家族との葛藤、変わりゆく社会、ジェンダー…。
1994年の韓国から現在までを紐づける、
微細に綴られた記憶の記録集。
<ノーカットの完全版シナリオ>
韓国語訳者の第一人者によって、映画未収録シーンまでを収録した、
映画未収録シーンを含んだ完全版シナリオを全文公開。
<映画から社会を見つめる4つの寄稿>
日本でも注目を浴びる韓国の作家・チェ・ウニョン、キム・ウォニョンなど、
豪華な執筆陣によって紡がれた、映画を介して社会をみつめる珠玉の寄稿集。
―わたしたちの個性をありのまま認めてもらえていたならば、大人になってからの人生はどれほど変わっていただろうか。
チェ・ウニョン
―肉体は死んでも声は生きている。思いもよらぬ事件で命を失った存在から、人生の豊かさを語る音声が流れる。
ナム・ダウン
―社会全体が生存と地位の上昇をめぐって競い合う韓国社会において、その秩序に忠実に従おうとする人々には不安という情緒が根幹にある。
キム・ウォニョン
―いまの時代の愛というものは、その相手がペットであれ、伴侶であれ、友達であれ、愛する相手より、愛の主体が「愛する自分を愛する」だけである。
チョン・ヒジン
<女性、創作者としての対談>
2日間にわたり、女性、ストーリー、創作について語り合った、キム・ボラ監督とアリソン・ベグダル。
対話を重ねるほどに共振する、その作家性。
<日本特別企画・キム・ボラ監督インタビュー>
映画の公開から4年の時を経たキム・ボラ監督に、いま・ここでの話を聞いた。
撮影時の貴重な秘話やスチール写真を交えて語られた、邦訳版オリジナルのロングインタビュー。
目次
1.|作家のことば
2.|シナリオ
3.|あの頃のウニたちへ / チェ・ ウニョン
4.|ヨンジ、わたしたちが失ってしまった顔 /ナム・ダウン
5.|崩壊する夢のなかで誰かと出会い、別れるということ / キム・ウォニョン
6.|いま、ここの前日譚『はちどり』/ チョン・ヒジン
7.|女性、ストーリー、創作について/キム・ボラ + アリソン・ベクダル
8.|特別インタビュー 『はちどり』から4年の時を経て
9.|感謝のことば
10.|日本版に寄せて
上記内容は本書刊行時のものです。