.
【利用可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
注文サイト:
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
ト・日 書店
子どもの文化 書店(直)
直接取引:あり
返品の考え方:
常時承ります。了解が必要な場合は晴山了解でお戻しください。
叛乱の時代を生きた私たちを読む
自己史としての短歌評
四六判
262ページ
上製
価格
2,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年9月10日
- 書店発売日
- 2021年9月13日
- 登録日
- 2021年7月12日
- 最終更新日
- 2022年7月22日
紹介
1960年代後半から70年代、自らの体験した政治闘争の時代を短歌に詠まざるを得ない、その切実さの理由はどこにあるのか。
研究者、評論家、元活動家という立ち位置を明らかにし、自身のライフヒストリーをもとに論評する。
目次
第一章 叛乱の時代を生きた私たち
学生運動と抒情 『もっと電車よ、まじめに走れ 福島泰樹わが短歌史』/私のバリケード体験 福島泰樹歌集『バリケード・一九六六年二月』/我が闘争 川俣水雪歌集『シアンクレール今はなく』/国家からほうっておかれる選択/凍結されたこころざし 佐久間章孔歌集『洲崎パラダイス・他』 ほか
第二章 母のことなど
死者たちの物語 福島泰樹『下谷風煙録』 /満州からの引揚 冨尾捷二歌集『満洲残影』
第三章 鎮まらざる歌人たち
狂気という宿命 賀村順治歌集『狼の歌』/坪野哲久の老い 坪野哲久歌集『碧巖』 ほか
第四章 敗北し孤立するものの系譜
山川登美子の相聞歌/言葉の孤独な身体 江田浩司歌集『逝きし者のやうに』 ほか
第五章 松平修文歌集『トゥオネラ』の世界
ジョバンニに似ている/この不思議な既視感に満ちた異世界
第六章 慰霊と情
「風の電話」に想う/慰霊の心性 ─喚起される情─
第七章 短歌論
喩の解放性/短歌の読み方/短歌の虚構性と「歌物語」/短歌の「わかる」「わからない」ということ ほか
第八章 ライフヒストリー わが家族の物語
上記内容は本書刊行時のものです。