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出版者情報
列車にのった阿修羅さん
土蔵に疎開してきた国宝
発行:くもん出版
四六判
縦195mm
横135mm
厚さ15mm
重さ 279g
132ページ
定価
1,400円+税
- 初版年月日
- 2023年6月14日
- 書店発売日
- 2023年6月20日
- 登録日
- 2023年4月21日
- 最終更新日
- 2024年1月24日
書評掲載情報
2023-08-13 | 産經新聞 朝刊 |
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紹介
今から八十年ほど前の一九四五(昭和二十)年七月、奈良の興福寺にあった国宝の仏像が、列車にのせられました。吉野まで運ばれ、民家の土蔵にあずけられたのです。その家に住む少年、総一郎は、仏像のなかでも阿修羅が好きになりました。
「阿修羅さんは戦いの神様なんや。手が六本もあるから、強いわけか。手を合わせているのは、日本が勝つように祈っているんやな」
ところが……。
戦争が終わり、苦しい気持ちを阿修羅さんに何度もぶつけながら、総一郎は気づき、そして知るのです。阿修羅さんが合掌しているほんとうのわけを。
ほんとうにあったできごとをもとに、阿修羅と対峙する少年の変化と成長を描く戦争児童文学。
上記内容は本書刊行時のものです。