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生を取り戻す トーマス・H・オグデン(著/文) - 金剛出版
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生を取り戻す (セイヲトリモドス) 生きえない生をめぐる精神分析体験

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発行:金剛出版
A5判
264ページ
定価 4,200円+税
ISBN
978-4-7724-2072-3   COPY
ISBN 13
9784772420723   COPY
ISBN 10h
4-7724-2072-X   COPY
ISBN 10
477242072X   COPY
出版者記号
7724   COPY
Cコード
C3011  
3:専門 0:単行本 11:心理(学)
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年11月7日
書店発売日
登録日
2024年10月4日
最終更新日
2024年11月1日
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書評掲載情報

2025-01-19 読売新聞  朝刊
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紹介

オグデンの臨床プロセスを追うことで、自身が精神分析家としてどのような存在になったのかを、なりつつあるのかを、可能な限り明らかにしていく。精神分析家とは、さまざまな側面から機能する方法を考察したとしても、その全体性をもってまとめられるわけではない。


本書では、ウィニコットとビオンの研究を下敷きとして、オグデンの豊富な臨床例における分析的な営みを、ときに促進し、ときに阻害する、さまざまなタイプの思考のありようについて描き出していく。オグデンは、真実と心的変化の相互作用の多様な形態について、体験の真実と向き合おうとする意識的・無意識的な試みがもたらす変形作用、また、精神分析家が患者のこころの進展のみならず、自分自身の進展をも理解していくそのありかたを取り扱っている。


本書によってオグデンが患者について理解するのではなく、患者と共に理解していくように、オグデンと共に生きる体験を得ることができるだろう。

目次

本書の概要
謝 辞
第1章 真実と心的変化――序に代えて
第2章 思考の三形態――魔術的思考,夢思考,変形性思考
第3章 破綻恐怖と生きえない生
第4章 起きていることの真実を直観すること
    ――ビオンの『記憶と欲望についての覚書』をめぐって
第5章 精神分析家になること
第6章 意識性という「贈り物」,その暗きアイロニー
    ――カフカの『断食芸人』
第7章 全と無を包みこむ文字の生
    ――ボルヘスの『バベルの図書館』
第8章 トーマス・H・オグデンとの会話
解 題
索 引

上記内容は本書刊行時のものです。