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フォーカシング・ハンドブック
- 初版年月日
- 2025年1月20日
- 発売予定日
- 2025年1月6日
- 登録日
- 2024年10月29日
- 最終更新日
- 2024年12月18日
紹介
フォーカシングの最新の理論や実践方法を収めた入門手引書,待望の発刊! 基礎知識・体験過程・背景理論の解説とあわせて,読者自らフォーカシングを体験できるワークや,セラピストと一緒に取り組む「フォーカシング指向心理療法」をガイド。初学者から臨床家まで関心をもつ人すべてが幅広く活用できる決定版。
目次
本書の刊行によせて
第1章 フォーカシング――カウンセリングのエッセンス
Section1 フォーカシングとは何か
1.フォーカシングというプロセス――自分の感じに耳を傾ける
2.フォーカシングの「発見」
Section2 フォーカシングの理論
1.体験過程とフェルトセンス
2.構造拘束
3.フォーカシングのプロセスの基本
Section3 フォーカシングのいいところ
1.事柄を話さなくていい
2.安心・安全の尊重
3.フォーカシングはどう役に立つのか
第2章 フォーカシングのプロセス
Section1 しっかりとここにいること――プレゼンス
1.プレゼンス
2.しっかりとここにいる
3.グラウンディング
4.リスナーがそこにいることの意義
Section2 フォーカシングを始めるにあたって
1.フォーカサーとリスナー/ガイド
2.準備
Section3 フェルトセンス
1.フェルトセンスとは何か
2.フェルトセンスを見つける
Section4 フォーカシング的態度
1.フォーカシング的態度とは
2.2つ以上の気持ちがあるとき
3.認めること,とどまること
4.内なる批判家への対処
Section5 フェルトセンスの表現
1.フェルトセンスの「質」とは
2.ハンドル表現を見つける
3.フェルトセンスの象徴(シンボル)化
Section6 共鳴
1.共鳴とは?
2.ジグザグ
Section7 進展
1.フォーカシングにおける前向きの動き
2.フェルトセンスへの問いかけ
Section8 生活へ――セッションの実り
1.受け取る
2.行動ステップ
3.行動ステップの活用
4.行動ステップの原則
5.セッションを終わりにする
Section9 いろいろなフォーカシングの進め方
1.ジェンドリンの6ステップ
2.コーネルの5つのステップ
3.その他
Section10 フォーカシングで困った時に
1.困った時の大原則
2.フォーカシングがうまくいかないときにまず必要なこと
3.困ったときのためのアイデア
Section11 リスナーとしての心得――傾聴
1.傾聴の基本
2.フォーカサーに教えてもらう
Section12 ガイド
1.ガイドの基本姿勢
2.プロセスを把握する
3.提案を伝える
4.ガイドの精度を高めるために
5.ガイドのトレーニングとコーチ法
第3章 生活の中のフォーカシング――フォーカシングの広がり
Section1 何でもフェルトセンシング
1.現象としてのフォーカシング
2.生活の中のフォーカシング
Section2 フォーカシングを生活に活かす
1.フォーカシングって何の役に立つの?
2.さまざまな人生の選択
3.身体症状へのフォーカシング
4.生活の中でのフォーカシングからセラピーへ
Section3 人間関係とフォーカシング
1.自分の感じも相手の感じも両方大事にする
2.コミュニティグループ
第4章 フォーカシング指向心理療法
Section1 フォーカシング指向心理療法の基盤――関係性
Section2 フォーカシングの学びが傾聴の質を高める
Section3 セラピストのフォーカシング
Section4 体験的応答
Section5 体験過程尺度
Section6 クライエントのクライエント
Section7 クライエントのプロセスを深める関わり方
1.フェルトセンスへの気づきをうながす
2.指し示す応答
3.セラピストの感受性とフォーカシング的態度
4.フェルトセンスの表現を助ける
5.フォーカシングステップの一部を活用する
6.セラピーの中で提案をする際に用いる二段階教示
7.フォーカシング的態度と二段階教示
Section8 他の流派との響きあい
1.精神分析
2.ユング派
3.エモーションフォーカスト・セラピー
4.AEDP™心理療法
5.行動療法
6.フォーカシング指向表現アーツセラピー(FOAT®)
第5章 心理療法を超えて
Section1 マインドフルネスとフォーカシング
1.マインドフルネスとは?
2.マインドフルネスとフォーカシングの共通性(プレゼンス)
3.フォーカシングとマインドフルネス瞑想の両方を実践すること
Section2 神経科学とフォーカシング
1.自律神経とは
2.つながる感覚――内受容感覚と外受容感覚
3.からだからのつながり――ニューロセプション
4.ポリヴェーガル理論とフォーカシング
Section3 ジェンドリンの哲学
1.「暗含の哲学」とは
2.まず相互作用ありき(Interaction first)
3.停止から生まれるもの
4.暗含の哲学の視点から見たフォーカシング指向心理療法
5.世界に対する新たな見方
Section4 TAE(Thinking At the Edge)
1.第1パート(ステップ1~5)
2.第2パート(ステップ6~9)
あとがき
引用・参考文献
索 引
フォーカシングを学ぶための情報
【ワーク1】 落ち着いていられる場所(Peaceful Place)
【ワーク2】 プレゼンスのワーク
【ワーク3】 しっかりとここにいる
【ワーク4】 グラウンディング
【ワーク5】 クリアリング・ア・スペース
【ワーク6】 ウォーミングアップ(からだのチェック)
【ワーク7】 好きな人・嫌いな人
【ワーク8】 近づかれる実習
【ワーク9】 音楽のフェルトセンス
【ワーク10】 幸せな状況についてのフェルトセンス
【ワーク11】 森の小動物
【ワーク12】 KOL-BE ボディ・マッピング
【ワーク13】 3つの椅子を用いたフォーカシング・デモセッション
【ワーク14】 近づく実習
【ワーク15】 からだを使って書く
【ワーク16】 フォーカシング指向アート鑑賞
【ワーク17】 価値観のワーク
【ワーク18】 フォーカシング指向PCAGIP
【ワーク19】 フォーカシングの前に行なうマインドフルネス瞑想
【ワーク20】 アニクロ(Crossing with Animals)
【コラム01】 フェルトセンスはいつも「正しい」か?
【コラム02】 うつ病の人のためのクリアリング・ア・スペース
【コラム03】 親鳥に学ぶフォーカシング的態度
【コラム04】 セッションを進めるための小さなフォーカシング
【コラム05】 フェルトセンス・リテラシー
【コラム06】 コミュニティウェルネス・フォーカシング
【コラム07】 料理とフォーカシング
【コラム08】 住まいとフォーカシング
【コラム09】 スポーツとフォーカシング
【コラム10】 ファッションとフォーカシング
【コラム11】 インタラクティブ・フォーカシング
【コラム12】 ミラーリング(子どもとフォーカシング)
【コラム13】 「暗含の哲学」がもつ力
【コラム14】 交差(Crossing)
上記内容は本書刊行時のものです。