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思考する教室をつくる概念型探究の実践 カーラ・マーシャル(著) - 北大路書房
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思考する教室をつくる概念型探究の実践 (シコウスルキョウシツヲツクルガイネンガタタンキュウノジッセン) 理解の転移を促すストラテジー (リカイノテンイヲウナガスストラテジー)

教育
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発行:北大路書房
B5判
336ページ
並製
定価 4,500円+税
ISBN
978-4-7628-3252-9   COPY
ISBN 13
9784762832529   COPY
ISBN 10h
4-7628-3252-9   COPY
ISBN 10
4762832529   COPY
出版者記号
7628   COPY
Cコード
C3037  
3:専門 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年5月20日
書店発売日
登録日
2024年1月30日
最終更新日
2024年11月11日
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書評掲載情報

2024-08-05 日本教育新聞    2024年8月5日
2024-07-15 英語教育  2024年8月号 Vol.73 No.6
2024-05-23 全私学新聞  令和6年5月23日号
2024-05-08 学びの場.com  
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重版情報

2刷 出来予定日: 2024-12-17
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探究型学習×概念型学習! 導入する,方向を定める,調べる,整理する,一般化する,転移する,振り返るの7つのフェーズを詳説。

紹介

探究型学習と概念型学習を融合した授業の実践とは? 「導入する」「方向を定める」「調べる」「整理する」「一般化する」「転移する」「振り返る」の7つのフェーズに沿って詳説。幼児から高校生まで,あらゆる教科で使用できるストラテジーやモデル,例を豊富に提供。訳者による大学学部生を対象とした単元案もHPで公開。
[原著]Marschall,C. and Fremch,R. (2018). Concept-Based INQUIRY IN ACTION: Strategies to Promote Transferable Understanding. Corwin.

■主な目次
はじめに 生徒の思考から教師の行動へ
第1章 概念型探求の基礎となるもの
第2章 概念型探求
第3章 概念型探求の計画
第4章 導入する
第5章 方向を定める
第6章 調べる
第7章 整理する
第8章 一般化する
第9章 転移する
第10章 振り返る
第11章 おわりに

目次

日本語版に寄せて
まえがき
各フェーズのストラテジー一覧

はじめに 生徒の思考から教師の行動へ
 1. 本書の構成
 2. ストラテジーの選択について

第1 章 概念型探究の基礎となるもの
 1. 探究型学習と概念型学習の融合
 2. 探究型学習とは何か
   指導と学習の連なり/概念型探究における探究のアプローチ
 3. 概念型学習とは何か
  「オーガナイザー」としての概念/「知識の構造」と「プロセスの構造」/教科の基盤としての「知識」と「プロセス」
 ちょっと一息&考えよう

第2 章 概念型探究
 1. 概念型探究のモデル
 2. 概念型探究のフェーズ
   導入する(Engage)/方向を定める(Focus)/調べる(Investigate)/整理する(Organize)/一般化する(Generalize)/転移する(Transfer)/振り返る(Reflect)
 3. 探究の複雑さ
 4. 概念型探究と帰納的アプローチ
 5. 概念型探究の文化を構築する
 ちょっと一息&考えよう

第3 章 概念型探究の計画
 1. 概念型探究を支える計画とはどのようなものか
   単元計画のステップ
 2. 教師は単元についての自身の理解をどのように深めることができるか
   単元計画のためのストラテジー:単元マップ
 3. 思考をうながす問いは概念型探究においてどのような役割をもつか
   事実に関する問い/概念的な問い/   議論を喚起する問い/思考をうながす問いの例/単元計画のためのストラテジー:一般化を分解する
 4. 概念型探究のフェーズは単元のなかにどのようにあらわれるか
 5. 概念型探究はどのように進行するか
 6. 探究のフェーズは概念型探究の計画をどのように支えるか
   単元計画のためのストラテジー:一般化の順序を決める
 7. 学際的なつながりをつくるためのアプローチにはどのようなものがあるか
   単元計画のためのストラテジー:単元配置図
 探究のフェーズへ
 ちょっと一息&考えよう

第4 章 導入する
 1. 導入ストラテジーを用いて既得知識を活性化させる
 2. 生徒のモチベーションを引き出すためのストラテジー
 3. 最初の質問と最初の思考
 4. 導入ストラテジーの活用について再考する
 5. 導入ストラテジー
   意見型ストラテジー/経験型ストラテジー/ディスカッション型ストラテジー
 6. 導入するフェーズから得られる情報
 探究のフェーズをつなぐ
 ちょっと一息&考えよう

第5 章 方向を定める
 1. 単元の方向を定めるうえでの概念形成のストラテジー
 2. 探究に広さと深さをもたらす概念
   概念レンズ/主要概念/単元の主要概念を決定する
 3. 概念的思考のレベル
 4. 概念形成の効果的な方法
 5. 概念形成のストラテジー:演繹的なアプローチと帰納的なアプローチ
 6. 概念形成のストラテジーを選ぶ
 7. 概念形成のストラテジー
   分類型ストラテジー/描写型ストラテジー/序列型ストラテジー
 8. 方向を定めるフェーズにおける評価
 探究のフェーズをつなぐ
 ちょっと一息&考えよう

第6 章 調べる
 1. 事例の重要性
 2. ケーススタディーのアプローチ
   照準を合わせたケーススタディー/足場を組んだケーススタディー/ネットワーク型ケーススタディー/真のつながり/ハイブリッド型アプローチ
 3. スキルの発達
 4. 本章のストラテジーを見る前に
 5. 調べるフェーズにおけるストラテジーとリソース
 6. 調べるフェーズにおける評価
 探究のフェーズをつなぐ
 ちょっと一息&考えよう

第7 章 整理する
 1. オーガナイザーを使って意味を形成する
 2. 認知的負荷理論――整理することの重要性
 3. 表現と概念的理解
 4. 探究者の共同体として発見を共有する
 5. ストラテジーについて
 6. 整理と表現のストラテジー
   整理するストラテジー/表現するストラテジー
 7. 整理するフェーズにおける評価
 探究のフェーズをつなぐ
 ちょっと一息&考えよう

第8 章 一般化する
 1. 一般化への帰納的アプローチ
 2. 力強い一般化の構築
 3. 思考の足場づくり
 4. 一般化を記録することの重要性
 5. ディスカッションの重要性
 6. ストラテジーについて
 7. 一般化のストラテジー
   思考の足場をつくるための問い/思考の足場をつくるための概念プール/思考の足場をつくるためのパターンやつながりの探究
 8. 一般化するフェーズにおける評価
 探究のフェーズをつなぐ
 ちょっと一息&考えよう

第9 章 転移する
 1. 理解を深める転移
 2. 一般化の検証と正当性の裏づけ
 3. 新しい出来事や状況の理解
 4. 予測と仮説の作成
 5. 学習の応用
 6. 行動する
 7. 転移のストラテジー
   一般化の検証と正当性の裏づけ/新しい出来事や状況の理解/予測と仮説の作成/学習内容の応用と行動
 8. 転移するフェーズにおける評価
 探究のフェーズをつなぐ
 ちょっと一息&考えよう

第10 章 振り返る
 1. 振り返りのパワー
 2. 振り返りのサイクル
 3. エージェンシーの育成
 4. 探究全体を通して行われる振り返り
 5. 振り返りのストラテジー
   全般的なストラテジー/計画のストラテジー/モニタリングのストラテジー/評価のストラテジー
 6. 探究全体を通して行われる振り返りの評価
 探究のフェーズをつなぐ
 ちょっと一息&考えよう

第11 章 おわりに
 1. 思考する教室のビジョン
 2. 理解し,アレンジする

資料A 概念型探究の用語集
資料B 概念型探究の計画案
資料C 概念型探究計画案の例:産業化についての単元

文献
訳者あとがき
索引

著者プロフィール

カーラ・マーシャル  (マーシャル カーラ)  (

カーラ・マーシャル(Carla Marschall)
カーラ・マーシャルは,これまでスイス,ドイツ,香港,シンガポールのインターナショナルスクールにおいて,教育者としてカリキュラムおよび指導方法の開発を牽引してきた。現在は「教育を通じて人々や国や文化を結び,平和と持続可能な未来に貢献する」を理念に掲げるUWCシンガポールにおいて,指導と学習の責任者を務めている。
また,リン・エリクソンの「概念型カリキュラムと指導」のコンサルタントでもあり,コロンビア大学のティーチャーズ・カレッジにて初等教育の修士号を,ロンドン大学(UCL)の教育研究所で教育におけるリーダーシップとマネジメントの修士号を取得した。

レイチェル・フレンチ  (フレンチ レイチェル)  (

レイチェル・フレンチ(Rachel French)
レイチェル・フレンチ(教育学修士)は,教育コンサルタントおよび講演者であり,ワークショップやコンサルテーションを通じて,「概念型探究」の計画と実践に取り組む世界各地の学校を支援している。また,国際バカロレアのプログラムに「概念型探究」を取り入れた経験を活かし,カリキュラム開発のトレーニングおよびフィードバックも提供している。
これまで,南アメリカ,アフリカ,ヨーロッパ,オセアニアの学校での勤務経験があり,リン・エリクソンとロイス・ラニングの認定独立コンサルタント,プレゼンター,トレーナーも務めてきた。エリクソン,ラニングの両氏およびカーラ・マーシャルとの共同ワークショップをはじめとして,これまでヨーロッパとアジアにおいて数多くのワークショップを開催した経験がある。
レイチェルはまた,質の高い教職員研修の利用の促進と支援を目標に設立されたProfessional Learning International(PLI)のディレクターも務めている。現在,PLIは,「『概念型カリキュラムと指導』のトレーナーおよびプレゼンターの養成研修」を提供する唯一の機関である。

遠藤 みゆき  (エンドウ ミユキ)  (

遠藤みゆき(エンドウ・ミユキ)
国内外の中等教育・高等教育の教員を経て,現在,関西学院大学にて国際バカロレア(IB)教員養成プログラムディレクター,教授。IB教育実践者,研究者。従来型の教育経験者としての立場から21世紀型能力を支援する教育に取り組んでいる。Erickson & Lanning CBCI認定トレーナー兼プレゼンター。

ベアード 真理子  (ベアード マリコ)  (

ベアード真理子(ベアード・マリコ)
国際バカロレア機構職員および翻訳者。早稲田大学政治経済学部卒。英国バーミンガム大学にて応用言語学の修士号を,英国サウサンプトン大学にて社会言語学の博士号を取得した。訳書に『思考する教室をつくる概念型カリキュラムの理論と実践:不確実な時代を生き抜く力』(北大路書房)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。