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産業・組織心理学を学ぶ
心理職のためのエッセンシャルズ
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年8月20日
- 書店発売日
- 2019年8月7日
- 登録日
- 2019年6月11日
- 最終更新日
- 2024年2月15日
重版情報
6刷 | 出来予定日: 2024-02-15 |
5刷 | 出来予定日: 2023-03-01 |
4刷 | 出来予定日: 2022-03-02 |
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産業・組織心理学講座[全5巻]完結! 第1巻は,すべての心理職が習得すべき産業・組織心理学の知見をコンパクトに解説した標準テキスト。第2巻から第5巻は,それぞれ「人事部門」「組織行動部門」「作業部門」「消費者行動部門」の研究分野をより深く専門的に扱う。研究者と実務家の双方にとっての必携書。 |
紹介
学会設立35周年記念講座全5巻刊行。本巻では,産業・組織心理学の目的,歴史,社会的意義,研究方法などの基礎を解説,更には人事部門,組織行動部門,作業部門,消費者行動部門の4つの研究分野を概観し,その全体像を示す。公認心理師をはじめ,すべての心理職が習得すべき産業・組織心理学の知見を網羅した標準教科書。
【主な目次】
第1章 産業・組織心理学とは
●第1部 人を活かす――人事部門
第2章 募集・採用と評価と処遇
第3章 キャリア発達と能力開発
第4章 人間関係管理と職場の人間関係
第5章 働くことの意味と働かせ方
●第2部 組織行動を科学する――組織行動部門
第6章 組織行動の心理学的視点
第7章 リーダーシップ
第8章 仕事へのモチベーション
第9章 組織開発
●第3部 働く人の安全と健康――作業部門
第10章 仕事の安全
第11章 仕事の疲労・ストレスと心身の健康
第12章 作業と職場をデザインする
●第4部 豊かな消費生活――消費行動部門
第13章 消費者行動への心理学的アプローチとその意義
第14章 消費者の購買意思決定
第15章 企業活動と消費者行動
【シリーズ概要】
第1巻は,すべての心理職が習得すべき産業・組織心理学の知見をコンパクトに解説した標準テキスト。第2巻から第5巻は,それぞれ「人事部門」「組織行動部門」「作業部門」「消費者行動部門」の研究分野をより深く専門的に扱う。研究者と実務家の双方にとっての必携書。
●第1巻 産業・組織心理学を学ぶ――心理職のためのエッセンシャルズ
金井篤子 編
A5判・280頁・本体2400円+税
●第2巻 人を活かす心理学――仕事・職場の豊かな働き方を探る
小野公一 編
A5判・約240頁・予価3100円+税
●第3巻 組織行動の心理学――組織と人の相互作用を科学する
角山 剛 編
A5判・約264頁・予価3100円+税
●第4巻 よりよい仕事のための心理学――安全で効率的な作業と心身の健康
芳賀 繁 編
A5判・約272頁・予価3100円+税
●第5巻 消費者行動の心理学――消費者と企業のよりよい関係性
永野光朗 編
A5判・約232頁・予価3100円+税
目次
産業・組織心理学会設立35 周年記念講座 刊行の言葉
編集委員一覧
はじめに
第1章 産業・組織心理学とは
第1節 産業・組織心理学の目的と対象
第2節 産業・組織心理学が扱う領域とテーマ
1.人事部門
2.組織行動部門
3.作業部門
4.消費者行動部門
第3節 産業・組織心理学の歴史
1.産業・組織心理学の創始
2.科学的管理法
3.ホーソン研究
4.組織観の変遷
5.自己実現的人間観の登場
第4節 産業・組織心理学の社会的意義
第5節 産業・組織心理学の方法
COLUMN① 産業・組織心理学と公認心理師
第1部 人を活かす──人事部門
第2章 募集・採用と評価・処遇
第1節 募集・採用と職務分析
1.募集と職務分析
2.採用に用いられる検査
3.職業適性と配置
4.雇用の多様化
第2節 人事評価・処遇
1.評価はなぜ必要か
2.評価内容とその基準としての目標管理
3.評価の方法と陥りやすい心理的エラー(評価バイアス)
4.評価の受容を促進するために
COLUMN② 労働条件:労働基準法とブラック企業
第3章 キャリア発達と能力開発
第1節 キャリア
1.キャリアがなぜ問題にされるのか
2.キャリアの定義
3.キャリア発達
4.キャリア発達を促すもの
第2節 企業の視点から見た能力開発
1.能力開発の目的
2.能力開発の方法・考え方:企業によるキャリア発達支援
3.成果主義と能力開発
第3節 個人の視点から見たキャリアやキャリア発達
1.働く人々にとってキャリア発達は人生の問題
2.私的な人間関係に基盤を置くキャリア発達支援
第4章 人間関係管理と職場の人間関係
第1節 職場の人間関係の位置づけ
第2節 人間関係管理:人と企業の関係の管理
1.人間関係管理の成立と展開
2.人間関係管理の内容
第3節 私的な支持的関係:人間関係の肯定的側面
1.ソーシャル・キャピタル
2.ソーシャル・サポート
第4節 ハラスメント:地位や力の差がもたらす負の人間関係
1.ハラスメントの定義と種類
2.ハラスメントの実態とその影響
COLUMN③ 働き方改革:ワーク・ライフ・バランスと過労死・メンタルへルス
第5章 働くことの意味と働かせ方
第1節 働くことの意味
1.仕事をする目的
2.働く人々のニーズの変化と価値観の変化:人間観の変遷
3.多様なニーズと人事管理
第2節 働かせ方:労働条件管理と職務設計
1.労働条件管理と労働基準法
2.職務設計
3.不公正な働かせ方とブラック企業
第3節 人らしい働き方とwell-being
1.職務再設計:仕事における“ ひと” らしさの復権
2.働く人々のwell-being と生きがい
COLUMN④ 調査結果の見方:働く人々のニーズ調査を例にして
第2部 組織行動を科学する──組織行動部門
第6章 組織行動の心理学的視点
第1節 集団のダイナミックス
1.集団とは
2.公式集団と非公式集団
3.集団の規範
第2節 集団の中の個人
1.集団意思決定
2.集団思考過程で見られる負の効果
3.社会的手抜き
4.集団浅慮
第3節 集団内コミュニケーション
1.コミュニケーション戦略
2.説得の技法
3.他者判断時の思い込み要因
第4節 組織文化
1.組織風土と組織文化
2.組織文化の要素
COLUMN⑤ 企業不祥事の心理学
第7章 リーダーシップ
第1節 リーダーシップの諸相
1.特性的アプローチ: リーダーシップ特性論
2.行動的アプローチ:リーダーシップ行動記述論
3.状況適合的アプローチ:リーダーシップ状況適合論
第2節 リーダーとメンバーの交流
1.特異性クレジット
2.変革型リーダーシップ
3.サーバント・リーダーシップ
第3節 信頼とリーダーシップ
1.リーダーの持つパワー
2.リーダーへの信頼感と勤続意思
第8章 仕事へのモチベーション
第1節 モチベーションの諸相
1.モチベーションとは
2.モチベーションを探る視点
3.内容理論と過程理論
第2節 目標とモチベーション
1.目標とモチベーション
2.目標設定理論
3.目標設定理論からみた目標設定の留意点
第3節 内発的モチベーション
1.内発的モチベーションの意味
2.内発的モチベーションのプロセス
3.フロー体験
COLUMN⑥ 楽観的思考と業績の関係
第9章 組織開発
第1節 組織変革と組織開発
1.組織変革と組織開発
2.変革のエージェント
第2節 組織と個人の適合
1.適合の諸相
2.個人の価値観と組織の価値観の適合
第3節 ダイバーシティ
1.ダイバーシティが意味するもの
2.異文化間コミュニケーション
3.セクシュアル・ハラスメント
COLUMN⑦ セクシュアル・ハラスメントの説明モデル
第3部 働く人の安全と健康──作業部門
第10章 仕事の安全
第1節 労働災害
1.労働災害の基礎
2.労災保険制度と過労死
第2節 安全と品質に関わる人的要因
1.事故と人的要因
2.ヒューマンエラーの定義
3.ヒューマンエラーの分類とモデル
4.違反とリスクテイキング行動
第3節 安全対策
1.ハインリッヒの法則
2.ヒヤリハット分析
3.適性検査
4.リスクアセスメント
5.安全マネジメント
第4節 安全文化
COLUMN⑧ 指差呼称
第11章 仕事の疲労・ストレスと心身の健康
第1節 産業疲労
1.疲労と休息
2.労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト
3.自覚症状しらべと自覚症しらべ
4.疲労管理
第2節 過労による病気と自殺
第3節 ストレス
1.ストレスとは何か
2.職務ストレス
3.メンタルヘルスケア
4.ストレスチェック
COLUMN⑨ ストレッサーとしてのライフイベント
第12章 作業と職場をデザインする
第1節 作業設計と作業研究
第2節 作業負担
1.負荷と負担
2.メンタルワークロード
第3節 ヒューマンファクターズ
1.ヒューマンファクターズとは何か
2.SHEL モデル
3.HMI とHCI
4.エラーを防ぐデザイン原則
5.ユーザビリティ
第4節 快適な職場環境
COLUMN⑩ ユーザ・エクスペリエンス
第4部 豊かな消費生活──消費者行動部門
第13章 消費者行動への心理学的アプローチとその意義
第1節 消費者行動研究の目的
第2節 消費者行動を理解する枠組み
第3節 消費者行動の研究法
1.質問紙調査法
2.面接法
3.プロセス分析法
4.観察法
5.POS データ
6.心理生理学的方法
第4節 消費者行動における研究成果の応用
1.消費者行動の規定要因(個人差要因)の分析と応用
2.消費者行動の規定要因(状況要因)の分析と応用
3.近年の動向
COLUMN⑪ 店舗内の消費者行動
第14章 消費者の購買意思決定
第1節 消費者の購買意思決定過程とその影響要因
第2節 消費者のブランド選択過程
第3節 選択ヒューリスティックス
第4節 購買後の評価
1.期待不一致モデル
2.衡平モデル
3.認知的不協和理論
第5節 購買意思決定と関与
1.複雑な購買行動
2.不協和低減型購買行動
3.バラエティ・シーキング型購買行動
4.習慣的購買行動
COLUMN⑫ 心理的財布理論
第15章 企業活動と消費者行動
第1節 消費者行動とマーケティング
第2節 消費者行動の規定要因(マスメディアの影響)による効果
第3節 消費者の説得過程
1.販売場面における消費者の説得過程
2.説得を規定する心理的要因
第4節 消費者問題と消費者保護
1.悪徳商法の実例
2.「限定表示」における問題
3.消費者保護のための消費者研究へ
COLUMN⑬ マーケティングの4P
Appendix 1 シラバス案
Appendix 2 用語集
文献
索引
上記内容は本書刊行時のものです。