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出版者情報
バザールカフェ ばらばらだけど共に生きる場をつくる
- 初版年月日
- 2024年7月25日
- 書店発売日
- 2024年7月21日
- 登録日
- 2024年4月21日
- 最終更新日
- 2024年6月26日
紹介
豊かな庭と建築、名物は日替わりの多国籍料理。目指すのは、LGBTQ、依存症、HIV陽性、外国籍…異なる現実を生きる人々か?出会い、変わっていくこと。変わらなくても生きられる社会をつくること。そんな場をつくってきたバザールカフェの社会福祉士、ボランティア、宣教師、研究者らの実践レポート。
目次
はじめに
1章 カフェの日常を支える土台
1-1. 木々に囲まれたカフェにある、かすかな違和感
1-2. 雑然さが「隙」をつくる
1-3. いろんな顔をもつ市場
1-4. しなやかに形を変えていくネットワーク
1-5. ひらかれた関係の中で自分をみつめる
2章 バザールカフェには誰がいる?
2-1. まず「人」として出会う
2-2. 多国籍メニューをつくる外国人シェフ:バザールは第2のホーム
2-3. アルコール依存症のゲンさん:誰かに必要とされる場所
2-4. 依存症の当事者でもある店長:「私、ここにいて良いんだな」
2-5. 皿洗いをする高校教師:違う自分になれる場所
2-6. 常連客の牧師:肩書をおろして過ごせる場所
2-7. 社会福祉学科の実習生:実習で得た一番の財産は居場所
2-8. たろうと3人のおとな:ふしぎな子育ての場
2-9. 支援されるソーシャルワーカー: 「お互い様なんだな」
2-10. ボブちゃん「と」英一:ありのままの姿へ
2-11. ひとし: 人生を変えるたくさんの出会い
3章 バザールカフェ的ソーシャルワーク実践
3-1. 社会がつくってきた生きづらさの中で生きる
3-2. ある一日の記録:カフェとソーシャルワーク
3-3. ソーシャルワーカーの葛藤
3-4. バザールカフェにあるコミュニティワーク
3-5. バザールカフェにある漠然とした信頼感
3-6. 私の役割とバザールカフェが目指すもの
4章 そこに広がる「生命モデル」の世界
4-1. ソーシャルワーカーの悔いのストーリー
4-2. 生命モデルの庭につながる小径を歩く
4-3. ソーシャルワーク理論発展の歴史
4-4. バザールカフェのソーシャルワーク
5章 学びの場としてのバザール:コーヒーハウスミニストリー
5-1. 型にハマらない学びの場
5-2. 「持続可能なソーシャルワーク」を支える仕組み
6章 ブレンディング・コミュニティを生み出すカフェの試み
6-1. バザールカフェはコミュニティカフェなのか
6-2. バザールカフェに巻き込まれる
6-3. HIV/エイズの社会問題化と京都が果たした役割
6-4. インクルーシブなカフェの成り立ち:キリスト教とアートの邂逅
6-5. 困難と隣り合わせのカフェ運営
6-6. ブレンディング・コミュニティという支え合いのかたち
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。