書店員向け情報 HELP
出版者情報
ルールメイキング
ナイトタイムエコノミーで実践した社会を変える方法論
- 初版年月日
- 2019年5月10日
- 書店発売日
- 2019年4月26日
- 登録日
- 2019年3月27日
- 最終更新日
- 2019年4月10日
書評掲載情報
2019-06-09 |
読売新聞
朝刊 評者: 坂井豊貴(慶應義塾大学、経済学者) |
MORE | |
LESS |
紹介
風営法改正、ナイトタイムエコノミー政策を主導した弁護士が実践するルールメイキングの方法論。産業構造の多様化、技術の進化に追いつけない時代遅れの法規制をいかにアップデートするか。共感を呼ぶアジェンダ設定、多様なステークホルダーの連携、政治行政を動かすアプローチ、社会に実装するスキーム構築等の戦略・手法。
目次
はじめに―イノベーションとルールメイキング
既存フレームワークの外で起きるイノベーション
事業成長期に立ちはだかるルールの壁
ものづくりのオープン化、民主化との接合
ロビイング2・0の時代の始まり
風営法改正からナイトタイムエコノミー政策立案へ
1章 新しいルールメイキング-70年前に制定された風営法の改正
1 アジェンダ・セッティングの重要性
2 なぜ、風営法は70年間、改正されなかったのか
3 風営法への問題提起と広がる議論
4 パブリックを巻きこむ署名運動
5 問題解決の成否を分けるフレーミング
6 議員連盟の発足によって政策アジェンダに載る
7 旧来のロビイングからオープンなルールメイキングへ
2章 プレイヤーを組織する-多様なステークホルダーを巻き込むプロセス
1 クラブ業界を組織化する
2 多様なステークホルダーのプラットフォーム
3 ボトムアップ型フレーミングの実現
3章 ルールを変える-規制緩和を阻む壁を突破する
1 政府の政策課題に載る
2 誰もが確信していた議員立法成立
3 閣法制定へのプロセス
4 ルールを実務に当てはめる最前線
4章 ルールを使う-ナイトタイムエコノミー政策の立案
1 ナイトタイムエコノミーへのリフレーミング
2 ナイトタイムエコノミーの捉え方
3 コンテンツの拡充
4 場の整備
5 交通アクセスの整備
6 安心安全の確保
7 プロモーションの強化
8 公民連携で複合的に政策を実施
5章 ネットワークをつくる-海外のナイトタイムエコノミーの実践
1 ナイトメイヤー(夜の市長)のグローバルネットワーク
2 イギリスのパープルフラッグ
3 イビサ島のカスタマー・ジャーニー戦略
4 コンテンツの多角化による街のブランディング
5 海外の夜間交通の実態
6 都市の文化度を測る新しい物差し
6章 社会に実装する-観光政策の本丸へ
1 ナイトタイムエコノミー政策から観光政策への接続
2 体験型観光資源の活性化
3 政策の実現に向けて
7章 ルールを戦略的にデザインする-法律家をアップデート
1 ルールを変えると未来の風景が変わる
2 法律は事業推進・産業創出のツールへ
トライセクター・リーダーとしての法律家
3 ルールメイキングのためのプラットフォーム
4 法律家をアップデートする視座
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。