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ルールメイキング 齋藤 貴弘(著/文) - 学芸出版社
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ルールメイキング (ルールメイキング) ナイトタイムエコノミーで実践した社会を変える方法論 (ナイトタイムエコノミーデジッセンシタシャカイヲカエルホウホウロン)

社会科学
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発行:学芸出版社
四六判
256ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-7615-2706-8   COPY
ISBN 13
9784761527068   COPY
ISBN 10h
4-7615-2706-4   COPY
ISBN 10
4761527064   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年5月10日
書店発売日
登録日
2019年3月27日
最終更新日
2019年4月10日
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書評掲載情報

2019-06-09 読売新聞  朝刊
評者: 坂井豊貴(慶應義塾大学、経済学者)
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紹介

風営法改正、ナイトタイムエコノミー政策を主導した弁護士が実践するルールメイキングの方法論。産業構造の多様化、技術の進化に追いつけない時代遅れの法規制をいかにアップデートするか。共感を呼ぶアジェンダ設定、多様なステークホルダーの連携、政治行政を動かすアプローチ、社会に実装するスキーム構築等の戦略・手法。

目次

はじめに―イノベーションとルールメイキング
既存フレームワークの外で起きるイノベーション
事業成長期に立ちはだかるルールの壁
ものづくりのオープン化、民主化との接合
ロビイング2・0の時代の始まり
風営法改正からナイトタイムエコノミー政策立案へ

1章 新しいルールメイキング-70年前に制定された風営法の改正
1 アジェンダ・セッティングの重要性
2 なぜ、風営法は70年間、改正されなかったのか
3 風営法への問題提起と広がる議論
4 パブリックを巻きこむ署名運動
5 問題解決の成否を分けるフレーミング
6 議員連盟の発足によって政策アジェンダに載る
7 旧来のロビイングからオープンなルールメイキングへ

2章 プレイヤーを組織する-多様なステークホルダーを巻き込むプロセス
1 クラブ業界を組織化する
2 多様なステークホルダーのプラットフォーム
3 ボトムアップ型フレーミングの実現

3章 ルールを変える-規制緩和を阻む壁を突破する
1 政府の政策課題に載る
2 誰もが確信していた議員立法成立
3 閣法制定へのプロセス
4 ルールを実務に当てはめる最前線

4章 ルールを使う-ナイトタイムエコノミー政策の立案
1 ナイトタイムエコノミーへのリフレーミング
2 ナイトタイムエコノミーの捉え方
3 コンテンツの拡充
4 場の整備
5 交通アクセスの整備
6 安心安全の確保
7 プロモーションの強化
8 公民連携で複合的に政策を実施

5章 ネットワークをつくる-海外のナイトタイムエコノミーの実践
1 ナイトメイヤー(夜の市長)のグローバルネットワーク
2 イギリスのパープルフラッグ
3 イビサ島のカスタマー・ジャーニー戦略
4 コンテンツの多角化による街のブランディング
5 海外の夜間交通の実態
6 都市の文化度を測る新しい物差し

6章 社会に実装する-観光政策の本丸へ
1 ナイトタイムエコノミー政策から観光政策への接続
2 体験型観光資源の活性化
3 政策の実現に向けて

7章 ルールを戦略的にデザインする-法律家をアップデート
1 ルールを変えると未来の風景が変わる
2 法律は事業推進・産業創出のツールへ
トライセクター・リーダーとしての法律家
3 ルールメイキングのためのプラットフォーム
4 法律家をアップデートする視座

おわりに

著者プロフィール

齋藤 貴弘  (サイトウ タカヒロ)  (著/文

弁護士。1976年東京都生まれ。学習院大学法学部卒業。2006年に弁護士登録の後、勤務弁護士を経て、2013年に独立。2016年にニューポート法律事務所を開設。個人や法人を対象とした日常的な法律相談や訴訟業務を取り扱うとともに、近年は、風営法改正を主導するほか、ナイトタイムエコノミー議員連盟の民間アドバイザリーボードの座長、夜間の観光資源活性化に関する協議会の委員を務めるなど、各種規制緩和を含むルールメイキング、新規事業支援に注力している。

上記内容は本書刊行時のものです。