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違反建築ゼロ 増渕 昌利(著/文) - 学芸出版社
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違反建築ゼロ (イハンケンチクゼロ) 住まいの安全・神戸の挑戦

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発行:学芸出版社
四六判
縦190mm
240ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-7615-2411-1   COPY
ISBN 13
9784761524111   COPY
ISBN 10h
4-7615-2411-1   COPY
ISBN 10
4761524111   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2007年9月
書店発売日
登録日
2016年10月15日
最終更新日
2016年10月15日
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紹介

大震災や耐震偽装事件を機に建築基準法が見直され、違反建築・既存不適格建築への対応が強められた。その先陣を切った神戸市の成功経験をもとに、法的対応と現状に即した柔軟な対応で完了検査率100%を目前にし、雑居ビルの防火違反是正を前進させた著者の挑戦と成果を活写。全国の建築・住宅行政、建築指導担当者を応援する。

目次

序 阪神・淡路大震災のことを忘れない

1章 違反建築をなくしたい──神戸の挑戦
1 阪神・淡路大震災の教訓
2 いざ、違反建築ゼロへ――「神戸市建築物安全安心実施計画」の到達点
3 違反建築をいかに正すか
4 完了検査100%実施を目前にして

2章 違反は正す、危険な建物は取り除く

1 是正命令を活用する
2 行政代執行への挑戦
3 放置された老朽危険家屋の解消
4 違反対策の手が届かない欠陥住宅問題

3章 雑居ビルの違反も見逃さない

1 新宿歌舞伎町ビル火災事故の教訓
2 消防署との連携でくまなく査察
3 既存不適格でも最低限の安全確保を

4章 すまいの耐震化こそ基本

1 住宅耐震化は個人の問題ではない
2 それでも進まない耐震化の現状
3 耐震化の敷居を低くする
4 市民への広報、地域での仕組みづくり

5章 建築規制は柔軟に運用する

1 震災直後の柔軟な対応
2 地域特性を踏まえた新たな展開

6章 さらなる安全性の向上にむけて

1 広報、地域連携への展開
2 地域住宅産業が違反未然防止の底力になり得る
3 建築構造技術者に期待する
4 工業高等学校の進める“町内丸ごと耐震診断”
5 建築安全官の構想



資料:日本建築行政会議安全安心推進部会検討結果報告

あとがきに代えて――転換期の違反建築物対策

著者プロフィール

増渕 昌利  (マスブチ マサトシ)  (著/文

昭和20年栃木県生まれ。45年京都大学建築研究科修士課程修了。神戸市役所入庁。開発・住宅・交通・住宅供給公社・営繕を経て、平成14年に違反対策室長。平成18年退職。現在は環境局環境保全指導課でアスベスト公害規制。平成15年から全国建設研修センター講師。著書に『近隣住区論』(共訳、鹿島出版会)、『都市設計のための新しいストラクチャー』(共著、鹿島出版会)、『行政建築家の構想』(共著、学芸出版社)など。

南出 和延  (ミナミデ カズノブ)  (著/文

昭和23年福井県生まれ。45年近畿大学理工学部建築学科卒業。昭和45年神戸市役所入庁。長年、建築行政部門を経験し、特に阪神・淡路大震災当時の審査課長(建築主事)として、建築確認業務に携わる。平成13年、初代の違反対策室長として、「神戸市建築物安全安心実施計画」を実践し、違反建築追放に携わった。現在、外郭団体で指定確認検査機関業務に携わる。

狩野 裕行  (カリノ ヒロユキ)  (著/文

昭和27年大阪市生まれ。50年大阪大学建築工学科卒業。昭和55年神戸市役所入庁。交通・開発・住宅供給公社・住宅・区役所など主に住環境整備・まちづくり部署を経て平成18年度より都市計画総局建築指導部主幹として建築基準法による許可、認定、基準法にもとづく条例の制定などを担当。著書に『自治体都市計画の最前線』(共著、学芸出版社)。

高橋 一雄  (タカハシ カズオ)  (著/文

昭和28年和歌山県生まれ。京都大学建築研究科修士課程修了。昭和54年神戸市役所入庁。新開発地の事業コンペ・分譲住宅の設計・まちづくり・再開発など一貫して民間との協働事業に従事。平成18年度まで、すまいの耐震化を担当し、耐震化の三原則の発想や地域密着型の取り組み方針を立案。現在、みなと総局技術部主幹。著書に『数寄町家』(共著、鹿島出版会)、『歴史の町並み 近畿編』(共著、日本放送出版協会)。

上記内容は本書刊行時のものです。