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転換するグリーン・ツーリズム 青木 辰司(著/文) - 学芸出版社
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転換するグリーン・ツーリズム (テンカンスルグリーンツーリズム) 広域連携と自立をめざして

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発行:学芸出版社
四六判
縦190mm
184ページ
定価 1,700円+税
ISBN
978-4-7615-1272-9   COPY
ISBN 13
9784761512729   COPY
ISBN 10h
4-7615-1272-5   COPY
ISBN 10
4761512725   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2010年5月
書店発売日
登録日
2016年10月17日
最終更新日
2016年10月17日
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紹介

農家民宿・レストラン、体験・滞在型学習など多様な展開を見せる日本のグリーン・ツーリズムは、単なる農村観光に留まらず、農山村地域の振興策としても注目されている。地域の実践者による主体的な活動が広まる今、持続的な展開に向け求められていることは何か。互いに心豊かになる都市農村交流の実践手法と支援体制を探る。

目次

序 今、改めてグリーン・ツーリズムを問う! その理念と政策課題
1 観光政策の転換と「ニューツーリズム」
2 農政の転換とグリーン・ツーリズム
3 日本型グリーン・ツーリズムの課題
4 ニューツーリズム政策に求められるもの

第1部 転換期を迎えた日本型グリーン・ツーリズム
第1章 行政主導から住民主導への展開―岩手県遠野市の事例
1 遠野市の概要と産業構造
2 遠野市におけるまちづくり政策の展開
3 構造改革特区と遠野市の新しい都市農村交流戦略
4 東北ツーリズム大学の設立と運営主体
5 集落立地型グリーン・ツーリズムへの展開
6 集落立地型から集落連携型グリーン・ツーリズムへ

第2章 広域連携を目指した取組と課題
1 持続可能な実践への課題
2 若い感性が提案する連携のかたち―福島県会津若松地方
3 女性のリーダーシップが地域を動かす―熊本県人吉球磨地域
4 日本型グリーン・ツーリズム展開の前提条件

第3章 重層的なネットワーキング形成に向けて
1 点から線・面へ―全国グリーン・ツーリズムネットワーク大会の意義
2 多元的連携による地域の活性化―鳴子の米プロジェクト
3 重層的な支援体制の確立と行政の役割

第2部 セカンドステージの新たな展開に向けて
第4章 日本型グリーン・ツーリズムの多様な展開―量的拡大から質的向上・充実へ
1 日本型グリーン・ツーリズムの類型
2 社会的自己実現型グリーン・ツーリズム―農家民宿、農村民泊、農家レストラン
3 労働貢献型グリーン・ツーリズム―ワーキングホリデー
4 学習型グリーン・ツーリズム―ラーニングバケーション(ツーリズム大学)
5 教育体験型グリーン・ツーリズム―教育体験旅行、修学旅行
6 資源活用型グリーン・ツーリズム―滞在型市民農園、ホテル・学校施設、空き家・古民家活用
7 人間福祉型グリーン・ツーリズム―癒し、ヘルスツーリズム

第5章 命と心を育む体験交流活動―子ども農山漁村交流プロジェクト
1 学びの場としての農山漁村
2 期待される効果と課題
3 今後の普及・展開に向けた課題

第6章 持続可能な実践に向けて
1 体験型グリーン・ツーリズムの意義と課題
2 ビジネス展開に向けた質の確保
3 品質評価支援システムの確立
4 継続的情報発信体制の確立
5 持続可能な交流活動展開に向けた人材活用

第7章 日本型グリーン・ツーリズムの課題と展望
1 滞在型グリーン・ツーリズムへ向けた課題―地域ストック資源の活用
2 英国に学ぶツーリズムの実践理念―「公共性」の新たな意味
3 女性起業の意義と可能性
4 「協発型歓交」を目指して

著者プロフィール

青木 辰司  (アオキ シンジ)  (著/文

東洋大学社会学部教授。1952年山形県山形市生まれ。東北大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得満期退学。秋田県立農業短期大学専任講師、東日本国際大学助教授を経て、2000年より現職、2009年度より社会学部長。NPO法人日本グリーンツーリズム・ネットワークセンター代表理事。著書に『グリーン・ツーリズム実践の社会学』『持続可能なグリーン・ツーリズム―英国に学ぶ実践的農村再生』(いずれも丸善)他。
農水省の各種委員長や、グリーン・ツーリズムの実践支援に東奔西走し、「農」の多面的価値を踏まえた「協発的発展」の理念をもとに、日本農村の再生を目指す。英国の美しいカントリーサイドに魅せられて、毎年スタディーツアーを企画。延べ200人以上の人々と英国での感動創造物語を体感。本人の夢は、「農のあるライフスタイル」を次世代と都市農村間につなぎ、「成熟した社会」を草の根のネットワークで構築すること。

上記内容は本書刊行時のものです。