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植民地朝鮮と衡平運動
朝鮮被差別民のたたかい
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年4月25日
- 書店発売日
- 2023年4月20日
- 登録日
- 2023年2月10日
- 最終更新日
- 2023年4月13日
書評掲載情報
2023-09-01 |
リベラシオン
No.191_2023秋 評者: 嶋村初吉 さん(元西日本新聞記者。現在、民団福岡県地方本部広報担当官) |
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紹介
新たな史料(『朝鮮衡平運動史料集』〈部落解放・人権研究所、衡平社史料研究会編、金仲燮・水野直樹監修、2016年〉、『朝鮮衡平運動史料集・続』〈部落解放・人権研究所、朝鮮衡平運動史研究会編、金仲燮・水野直樹監修、2021年〉ともに解放出版社)などをふまえて、朝鮮の被差別民「白丁」(ペクチョン)と、差別の解消と平等な待遇を求める衡平運動(衡平社)の展開、運動を担った人びと、日本の水平運動との関係を明らかにし、その歴史的意味を考察する。
目次
まえがき
関連地図
「白丁」の歴史と差別の実相/水野直樹・徐知延
コラム 近世日朝被差別民の比較/矢野治世美
コラム 韓国歴史ドラマに登場する「白丁」と衡平社/朝治 武
衡平社の創立と初期の活動/趙美恩・水野直樹
コラム 衡平社を創立した人びと/金仲燮
コラム 在日朝鮮人と衡平社/川瀬俊治
一九二〇年代後半の衡平運動/渡辺俊雄
コラム 水平運動は朝鮮でどのように報道されたか/廣岡浄進
コラム 反衡平運動/廣岡浄進
衡平運動の変容/吉田文茂
コラム 「白丁」を描いた文学作品/徐知延・徐知伶
コラム 「白丁」が登場する映画/水野直樹
水平社と衡平社の交流と連帯/朝治 武
コラム 水平社を訪ねた衡平運動活動家/八箇亮仁
コラム 衡平社を訪ねた水平運動活動家/竹森健二郎
衡平運動と植民地権力/水野直樹
コラム 日本人が見た「白丁」/矢野治世美
コラム 近代における朝鮮牛と日本/割石忠典
衡平運動の継承――戦時期・解放直後の動き/水野直樹
コラム 「白丁」の消滅/金仲燮
コラム 現代韓国の「白丁」認識/徐知延・徐知伶
コラム 韓国との人権交流の歩み/友永健三
コラム 衡平社と水平社の交流記録が「世界の記憶」に/駒井忠之
関連年表
図版出典
版元から一言
編者
水野直樹(みずの・なおき)
1950年生まれ。京都大学名誉教授、部落解放・人権研究所朝鮮衡平運動史研究会共同代表。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。専門は朝鮮近代史。主な著作に、『生活の中の植民地主義』(編著、人文書院、2004年)、『創氏改名-日本の朝鮮支配の中で』(岩波新書、2008年)、『朝鮮衡平運動史料集』『朝鮮衡平運動史料集・続』(監修、解放出版社、2016年・2021年)などがある。
執筆者(掲載順)〈すべて朝鮮衡平運動史研究会会員〉
徐知延(白丁史研究者)
矢野治世美(熊本学園大学准教授)
朝治 武(大阪人権博物館館長)
趙美恩(成均館大学校 東アジア歴史研究所 責任研究員)
金仲燮(慶尚大学校名誉教授)
川瀬俊治(フリージャーナリスト)
渡辺俊雄(全国部落史研究会運営委員)
廣岡浄進(大阪公立大学准教授)
吉田文茂(高知近代史研究会副会長)
徐知伶(衡平運動史研究者)
八箇亮仁(全国部落史研究会会員)
竹森健二郎(全国部落史研究会会員)
割石忠典(芸備近現代史研究会会長)
友永健三(部落解放・人権研究所名誉理事)
駒井忠之(水平社博物館館長)
上記内容は本書刊行時のものです。