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『クラリッサ』を読む、時代を読む
発行:音羽書房鶴見書店
四六判
縦196mm
横151mm
厚さ21mm
重さ 380g
240ページ
定価
2,500円+税
- 初版年月日
- 2024年9月
- 書店発売日
- 2024年9月9日
- 登録日
- 2024年8月1日
- 最終更新日
- 2024年8月1日
紹介
英国の作家サミュエル・リチャードソン(1689-1761)の『パミラ』と並ぶ代表作の長編書簡体小説Clarissa 『クラリッサ』(1747-48)を作品の歴史的背景や社会的背景を丁寧に説明し、社会や時代との闘いの中でもがく女主人公クラリッサの姿から時代の矛盾を浮かび上がらせる小説の魅力を伝える評論。
若き貴婦人クラリッサの悲劇を描いた『クラリッサ』の入門書、紹介書としても通読できるように配慮され、『クラリッサ』の新たな評価も期する。
目次
序 章 『クラリッサ』と時代背景、そしてクラリッサ
第一章 リチャードソン略伝
第二章 『クラリッサ』の誕生へ
第三章 『クラリッサ』│物語の構成、梗概
第四章 書簡体小説『クラリッサ』の独自性
第五章 反映される時代―遺産相続、家父長制、女性教育
第六章 感性の時代に生きるクラリッサ
第七章 クラリッサの中でせめぎあう新旧
第八章 クラリッサの部屋
第九章 クラリッサとラヴレス―愛と性
第一〇章 聖化されるクラリッサ
第一一章 書き直しと創作ネットワーク
第一二章 作者の執拗な規制
第一三章 解釈の開放へ、『クラリッサ』の現在
上記内容は本書刊行時のものです。