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ト・日 書店
子どもの文化 書店(直)
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女吸血鬼カーミラ
原書: Carmilla
四六判
180ページ
上製
定価
1,800円+税
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2015年1月
- 書店発売日
- 2015年1月26日
- 登録日
- 2014年12月24日
- 最終更新日
- 2024年1月25日
書評掲載情報
2019-10-06 |
毎日新聞
朝刊 評者: 若島正(京都大学名誉教授・米文学) |
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紹介
少女ローラはオーストリアで、父と人里離れた城でしずかに暮らしている。ある日、突然暴走した馬車が城の前にやってきて横転し、中から気絶した美しい少女が運び出される。少女の母は、急ぎの旅の途中だからと、ローラを父に託し、自分たちの素性を探らないよう念を押して去ってゆく。
その日から少女と共に生活するようになったローラは少女に夢中になるが、いくつかの不思議な点があった。寝る時は部屋に鍵をかけ、部屋に他人が居ることを拒絶する。素性は家柄が良いことと名をカーミラということしか明かさない。たびたびローラを愛撫しながら愛を語るが、そのことばは生死に関わる謎めいた内容。起きてくるのは毎日正午過ぎで、食事はチョコレート1杯だけ。賛美歌に異常な嫌悪感を表す。
やがて、城周辺の村で異変が起きるようになる。何人かの女性が相次ぎ死亡し、熱病の流行が噂される。そして、いつしか、ローラ自身も体調の不良を訴えるようになる…
前書きなど
幻想文学の古典、57年ぶりの完全版新訳
1872年に発表され、ブラム・ストーカー『ドラキュラ』にも影響を与えた怪奇小説。レズビアニズム色の濃密な作品でもあり、「百合族」のバイブルともされる本作が、平井呈一訳以来の完全版として美麗装幀でよみがえる!
上記内容は本書刊行時のものです。