書店員向け情報 HELP
出版者情報
在庫ステータス
取引情報
世界の中の日本
社会に羽ばたく若者たちへ 平和をつくる
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年5月31日
- 書店発売日
- 2024年6月14日
- 登録日
- 2024年5月21日
- 最終更新日
- 2024年6月25日
紹介
2022年度神奈川大学国際日本学部、外国語学部、経営学部の学生と一般に公開され、鳩山由紀夫元内閣総理大臣、藤崎一郎元駐米大使、明石康国際連合元事務総長などを講師に迎え、半年間にわたった講義をもとに編集された一冊。現在の世界情勢のなかで日本が進むべき方向を示唆する。
目次
はじめに[羽場久美子]
1.アメリカの東アジア戦略と、米中関係の変容――沖縄を平和のハブに![羽場久美子]
2.米中、米ロ対立における日本の役割と東アジアの共同[鳩山由紀夫]
3.現代国際関係論――変わらぬロシア、変わるアメリカ、悩める中国[藤崎一郎]
4.国際連合の歴史と役割[明石康]
5.戦争と平和――学問はどうあるべきか[山極壽一]
6.日本の女性の地位はなぜこんなに低いのか?――国際比較の中の日本のジェンダー[上野千鶴子]
7.過労死と自殺問題――過労死のない健康な職場を[川人博]
8.真理の探究[佐藤洋治]
9.ウクライナ戦争が中国外交に与える影響[朱建栄]
10.RCEP、CPTPPと東アジアにおける地域統合[サン・チュル・パーク]
11.インドと南アジアの協力[プラディープ・チャウハン]
12.Covid-19とアジア経済の行方[平川均]
謝辞[羽場久美子]
前書きなど
はじめに
本書は、二〇二二年に、神奈川大学みなとみらいの国際日本学部で、ユーラシア財団の寄付講座の支援を得て、『世界の中の日本――多民族の共存と共生』と題して行われた、オムニバス講演をまとめたものである。
二〇二〇年から続いたコロナ禍がようやく開け、学生さんたちが大学に戻ってきて活気があふれ始めた時で、みなとみらいキャンパスの全学部に公開され、約四〇〇人が収容できる四階の米田吉盛記念講堂で開催された。
(…中略…)
この講義を通じて、多くの学生さんたちが、世界で起こっている出来事を学び、目を開き、日本及び世界で活躍する第一人者の研究者、知識人、政治家など、通常では聞けないような方々の講演を間近に聞くことができ、さらに質疑を行い、その結果を懸賞論文にまとめるという作業を通じ、現代社会・世界に主体的に参加し、考えることができた。
本書『世界の中の日本――社会に羽ばたく若者たちへ 平和をつくる』を通じて日本の多くの市民や若者たちが、日本の将来・世界の将来を真剣に考え、それに積極的にかかわり、問題点を是正し、近隣国や社会の人々とともに、平和をつくっていく基礎となってくれるようであれば、ありがたい。
ぜひ本書を通じて、世界の現在を知り、ネットワークを作り、世界の友人たちとともに、平和と改革の方向性を学び、考え、実行していっていただきたい。
上記内容は本書刊行時のものです。