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世界の中の日本 羽場 久美子(著/文 | 編集) - 明石書店
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世界の中の日本 (セカイノナカノニホン) 社会に羽ばたく若者たちへ 平和をつくる (シャカイニハバタクワカモノタチヘヘイワヲツクル)

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発行:明石書店
四六判
352ページ
並製
価格 2,500円+税
ISBN
978-4-7503-5693-8   COPY
ISBN 13
9784750356938   COPY
ISBN 10h
4-7503-5693-X   COPY
ISBN 10
475035693X   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年5月31日
書店発売日
登録日
2024年5月21日
最終更新日
2024年6月25日
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紹介

2022年度神奈川大学国際日本学部、外国語学部、経営学部の学生と一般に公開され、鳩山由紀夫元内閣総理大臣、藤崎一郎元駐米大使、明石康国際連合元事務総長などを講師に迎え、半年間にわたった講義をもとに編集された一冊。現在の世界情勢のなかで日本が進むべき方向を示唆する。

目次

はじめに[羽場久美子]

1.アメリカの東アジア戦略と、米中関係の変容――沖縄を平和のハブに![羽場久美子]
2.米中、米ロ対立における日本の役割と東アジアの共同[鳩山由紀夫]
3.現代国際関係論――変わらぬロシア、変わるアメリカ、悩める中国[藤崎一郎]
4.国際連合の歴史と役割[明石康]
5.戦争と平和――学問はどうあるべきか[山極壽一]
6.日本の女性の地位はなぜこんなに低いのか?――国際比較の中の日本のジェンダー[上野千鶴子]
7.過労死と自殺問題――過労死のない健康な職場を[川人博]
8.真理の探究[佐藤洋治]
9.ウクライナ戦争が中国外交に与える影響[朱建栄]
10.RCEP、CPTPPと東アジアにおける地域統合[サン・チュル・パーク]
11.インドと南アジアの協力[プラディープ・チャウハン]
12.Covid-19とアジア経済の行方[平川均]

 謝辞[羽場久美子]

前書きなど

はじめに

 本書は、二〇二二年に、神奈川大学みなとみらいの国際日本学部で、ユーラシア財団の寄付講座の支援を得て、『世界の中の日本――多民族の共存と共生』と題して行われた、オムニバス講演をまとめたものである。
 二〇二〇年から続いたコロナ禍がようやく開け、学生さんたちが大学に戻ってきて活気があふれ始めた時で、みなとみらいキャンパスの全学部に公開され、約四〇〇人が収容できる四階の米田吉盛記念講堂で開催された。

 (…中略…)

 この講義を通じて、多くの学生さんたちが、世界で起こっている出来事を学び、目を開き、日本及び世界で活躍する第一人者の研究者、知識人、政治家など、通常では聞けないような方々の講演を間近に聞くことができ、さらに質疑を行い、その結果を懸賞論文にまとめるという作業を通じ、現代社会・世界に主体的に参加し、考えることができた。

 本書『世界の中の日本――社会に羽ばたく若者たちへ 平和をつくる』を通じて日本の多くの市民や若者たちが、日本の将来・世界の将来を真剣に考え、それに積極的にかかわり、問題点を是正し、近隣国や社会の人々とともに、平和をつくっていく基礎となってくれるようであれば、ありがたい。
 ぜひ本書を通じて、世界の現在を知り、ネットワークを作り、世界の友人たちとともに、平和と改革の方向性を学び、考え、実行していっていただきたい。

著者プロフィール

羽場 久美子  (ハバ クミコ)  (著/文 | 編集

青山学院大学名誉教授、京都大学客員教授、早稲田大学招聘研究員。博士(国際関係学)世界国際関係学会(ISA)執行委員、副会長、世界国際関係学会(ISA)アジア太平洋副会長、会長を歴任。グローバル国際関係研究所所長。北東アジア未来構想研究所(INAF)副理事長。沖縄を平和のハブに!共同代表。世界国際関係史学会(CHIR)日本代表理事。日本政府観光局(JNTO)MICEアンバサダー。神奈川大学特任教授、日本国際政治学会理事、日本政治学会理事、日本EU学会理事、ロシア・東欧学会理事・事務局長、日本国際フォーラム参与、東アジア共同体評議会副議長などを歴任。
ハーバード大学客員研究員、パリ大学、EUI(欧州大学研究所)、ロンドン大学SEEES、ハンガリー科学アカデミー歴史学研究所・少数民族研究所、各客員研究員を歴任。中国北京大学・精華大学・中国外交学院、中国外交部、中国南京大学・中国政法大学・中国社会科学院、ロシア・サンクトペテルブルク大学、中国浙江大学・国際連合大学にて招聘講義。
専門は、国際政治史、国際関係論、地域統合論。
紛争の平和的解決、欧州とアジアとの比較研究で文部科学省科学研究費研究代表(2022~2027)。世界に羽ばたく若者を育成し、地域間協力を実現し、平和を構築する研究を生涯のミッションとする。
著書:100 years of World Wars and Regional Collaboration: How to create New World Order?(世界戦争 100年と地域協力),Springer, 2022, Brexit and After, Springer, 2021.『中欧・東欧文化事典』丸善出版、2021。『移民・難民・マイノリティー欧州ポピュリズムの根源』彩流社、2021。『アジアの地域統合を考える――戦争を避けるために』『アジアの地域協力――危機をどう乗り切るか』『アジアの地域共同――未来のために』以上3部作明石書店、2017~18。『ヨーロッパの分断と統合――包摂か排除か』中央公論新社、2016。『拡大ヨーロッパの挑戦』中公新書、2014。『グローバル時代のアジア地域統合』岩波書店、2012。『拡大するヨーロッパ、中欧の模索』岩波書店、1996。『統合ヨーロッパの民族問題』講談社現代新書、1994~2003(7版)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。