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臨床現場で使える思春期心理療法の経過記録計画 アーサー・E・ヨングスマ・ジュニア(著) - 明石書店
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臨床現場で使える思春期心理療法の経過記録計画 (リンショウゲンバデツカエルシシュンキシンリリョウホウノケイカキロクケイカク)
原書: The Adolescent Psychotherapy Progress Notes Planner

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発行:明石書店
B5判
520ページ
並製
定価 6,500円+税
ISBN
978-4-7503-4198-9   COPY
ISBN 13
9784750341989   COPY
ISBN 10h
4-7503-4198-3   COPY
ISBN 10
4750341983   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0311  
0:一般 3:全集・双書 11:心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2015年5月
書店発売日
登録日
2015年5月25日
最終更新日
2015年5月25日
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紹介

既刊書の『臨床現場で使える思春期心理療法の治療計画』に対応する経過記録計画。学業不振、発達障害から虐待、自殺まで思春期における33の病態に対する治療計画とクライエントの状態評価・介入評価を詳解した実践ガイド。米国のベスト&ロングセラーシリーズの邦訳。

目次

 シリーズ序文
 謝辞
 はじめに

第1章 学業不振(Academic underachievement)
第2章 養子に関する問題(Adoption)
第3章 怒りのマネジメント(Anger management)
第4章 不安(Anxiety)
第5章 注意欠如・多動性障害(ADHD)(Attention-deficit/Hyperactivity disorder)
第6章 自閉症/広汎性発達障害(Autism/Pervasive developmental disorder)
第7章 混合家族(Blended family)
第8章 精神作用物質依存(Chemical dependence)
第9章 素行障害または非行(Conduct disorder/Delinquency)
第10章 抑うつ状態(Depression)
第11章 離婚への反応(Divorce reaction)
第12章 摂食障害(Eating disorder)
第13章 未解決の悲嘆または喪失(Grief/Loss unresolved)
第14章 低い自尊感情(Low self-esteem)
第15章 躁病または軽躁病(Mania/Hypomania)
第16章 身体疾患(Medical condition)
第17章 精神遅滞(Mental retardation)
第18章 悪い仲間からの影響(Negative peer influences)
第19章 反抗挑戦性(Oppositional defiant)
第20章 子育てにおける問題(Parenting)
第21章 仲間またはきょうだいとの葛藤(Peer/Sibling conflict)
第22章 身体的または心理的虐待の犠牲者(Physical/Emotional abuse victim)
第23章 心的外傷後ストレス障害(PTSD)(Posttraumatic stress disorder)
第24章 精神病(Psychoticism)
第25章 家出(Runaway)
第26章 校内暴力(School violence)
第27章 性的虐待の加害者(Sexual abuse perpetrator)
第28章 性的虐待の被害者(Sexual abuse victim)
第29章 性的行動化(Sexual acting out)
第30章 性同一性の混乱(Sexual identity confusion)
第31章 社交恐怖または内気(Social phobia/Shyness)
第32章 特定の恐怖症(Specific phobia)
第33章 自殺念慮または企図(Suicidal ideation/Attempt)

 監修者あとがき
 著者紹介
 監修者・訳者紹介

前書きなど

監修者あとがき

 本書は、アーサー・E・ヨングスマ・ジュニアが責任編集しているプラクティス プランナーシリーズの1冊で、ディヴィッド・J・バーグハウス、ウィリアム・P・マキニス、L・マーク・ピーターソンの3名を共著者とする、『The Adolescent Psychotherapy Progress Notes Planner』の全訳です。
 2010年に明石書店から翻訳刊行された『臨床現場で使える思春期心理療法の治療計画』に対応する経過記録計画です。この2冊で、治療計画とクライエントの状態評価と介入評価ができることになりました。
 このシリーズの編集者アーサー・E・ヨングスマ・ジュニアと、このシリーズに対する僕の思いは、『臨床現場で使える思春期心理療法の治療計画』ですでに述べました。このシリーズの翻訳は、本書をいれて、あと数冊準備しています。その準備中にアメリカの診断基準がDSM-IV-TRからDSM-5に改定されましたが、これは、ひとえに監修者の怠慢により、刊行準備が遅れてしまったためです。本当に申し訳ありません。
 しかし、このシリーズは、子どもたちの状況に応じて対応するように作られているので、シリーズの特徴である、行動面の定義、長期目標、短期目的とそれに対する治療的介入の程度評価は、特に刷新される必要はないと思います。

 本書は、前著『臨床現場で使える思春期心理療法の治療計画』と一緒に使用することで、その有効性が明らかになると思います。その使用法は、本書の「はじめに」に述べられています。本書は、思春期事例を前に困惑する33の病態がどの程度の状態かを理解し、現時点の介入の過不足を把握できる仕組みになっています。とても構造的で、漏れのない構成になっていることに驚かれると思います。ただ惜しむらくは、本書の特徴である読書療法と称した参考書籍や、治療的ゲームがたくさん紹介されていますが、その多くがわが国では使えないものです。そのため現場で使えるわが国版の書籍やゲームなどを発掘していく必要があります。もし参考となる書籍やゲームなどがあれば、ぜひご教示いただければと思います。

 (…後略…)

著者プロフィール

アーサー・E・ヨングスマ・ジュニア  (ヨングスマ・ジュニア,アーサー・E)  (

ベストセラーとなった「治療計画実践ガイド(PracticePlanners(R))」のシリーズ編者。ミシガン州グランドラピッズでグループ開業を行うサイコロジカル・コンサルタンツの創設者兼所長。

L・マーク・ピーターソン  (ピーターソン,L・マーク)  (

ACSW(Academy of Certified Social Worker:公認ソーシャルワーカー学会)会員
ミシガン州グランドラピッズのベサニー・クリスチャン・サーヴィスにおける居住型治療および家族カウンセリング・プログラムのプログラム・マネージャー。ベストセラーとなった『成人の心理療法の治療計画実践ガイド[未邦訳](The Complete Adult Psychotherapy Treatment Planner)』の共著者。

ウィリアム・P・マキニス  (マキニス,ウィリアム・P)  (

ミシガン州グランドラピッズのサイコロジカル・コンサルタンツにおいて診療を行う。『小児期の心理療法の治療計画実践ガイド[未邦訳]第3版(The Child Psychotherapy Treatment Planner, Third Edition)』の共著者。

ディヴィッド・J・バーグハウス  (バーグハウス,ディヴィッド・J)  (

個人で診療を行う傍ら、11年にわたり地域の精神医療活動に従事。『深刻かつ持続的な精神疾患の治療計画実践ガイド[未邦訳](The Sever and Persistent Mental Illness Treatment Planner)』の共著者。

田中 康雄  (タナカ ヤスオ)  (監修

1958年、栃木県生まれ。児童精神科医、精神保健指定医、臨床心理士。1983年獨協医科大学医学部卒。旭川医科大学精神科神経科をはじめ道内の精神科病院で仕事をし、2002年より国立精神・神経センター精神保健研究所、児童・思春期精神保健部児童期精神保健研究室長、2004年より北海道大学大学院教育学研究院教授、2012年より北海道大学名誉教授、こころとそだちのクリニックむすびめ院長。日本児童青年精神医学会代議員学会認定医、日本小児精神神経学会代議員学会認定医、自閉症スペクトラム学会常任理事など。
主な著書として、『ADHDの明日に向かって 増補版』(星和書店、2004年)、『軽度発達障害のある子のライフサイクルに合わせた理解と対応』(学習研究社、2006年)、『軽度発達障害――繋がりあって生きる』(金剛出版、2008年)、『支援から共生への道 発達障害の臨床から日常の連携へ』(慶應義塾大学出版会、2009年)、『つなげよう 発達障害のある子どもたちと私たちができること』(金剛出版、2010年)、『発達支援のむこうとこちら』(日本評論社、2011年)、『児童生活臨床と社会的養護』(編著、金剛出版、2012年)、『発達障害の子どもの心と行動がわかる本』(監修、西東社、2014年)、『「大人の発達障害」をうまく生きる、うまく活かす』(共著、小学館新書、2014年)などがある。
監修として、『わかってほしい! 気になる子』(学習研究社、2004年)。また翻訳監修として、クリストファー・ギルバーグ『アスペルガー症候群がわかる本』(森田由美訳、2003年)、ダイアン・M・ケネディ『ADHDと自閉症の関連がわかる本』(海輪由香子訳、2004年)、エドナ・D・コープランド他編『教師のためのLD・ADHD教育支援マニュアル』(海輪由香子訳、2004年)、ジョージ・J・デュポール他『学校のなかのADHD』(森田由美訳、2005年)、ルース・シュミット・ネーブン他『ADHD医学モデルへの挑戦』(森田由美訳、2006年)、トム・ハートマン『なぜADHDのある人が成功するのか』(海輪由香子訳、2006年)、スティーブン・V・ファラオーネ『子どものメンタルヘルスがわかる本』(豊田英子訳、2007年)、デュポール他『診断・対応のためのADHD評価スケールADHD-RS【DSM準拠】』(坂本律訳、2008年)、『ハンドブック青年期における自傷行為』(東眞理子訳、2009年)が共に明石書店より刊行。

坂本 律  (サカモト リツ)  (著/文

カナダ、トロント在住。1966年、愛知県生まれ。米国サザン・コネチカット州立大学大学院心理学修士課程修了。心理測定や精神療法を中心とした心理学、教育学の分野の翻訳、執筆に携わる。主な訳書に、『診断・対応のためのADHD評価スケール』(明石書店、2008年)、『Conners3 日本語版マニュアル』(金子書房、2011年)、『うつと不安のマインドフルネス・セルフヘルプブック』(明石書店、2011年)、『ヨガを科学する』(晶文社、2013年)、『不安障害の認知療法』(明石書店、2014年)、『コナーズの評価スケールの臨床適用と解釈事例』(金子書房、2014年)、『アクセプタンス&コミットメント・セラピー実践ガイド』(明石書店、2014年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。