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『存在の彼方へ』を解読する 佐藤 香織(編) - 法政大学出版局
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『存在の彼方へ』を解読する (ソンザイノカナタヘ ヲカイドクスル) レヴィナス研究の現在 (レヴィナスケンキュウノゲンザイ)

哲学・宗教
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A5判
488ページ
上製
価格 6,300 円+税   6,930 円(税込)
ISBN
978-4-588-15147-7   COPY
ISBN 13
9784588151477   COPY
ISBN 10h
4-588-15147-9   COPY
ISBN 10
4588151479   COPY
出版者記号
588   COPY
Cコード
C3010  
3:専門 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2025年12月18日
書店発売日
登録日
2025年10月22日
最終更新日
2025年12月18日
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紹介

レヴィナス第二の主著として知られる『存在の彼方へ』(1974年)。誇張と過剰を特徴とする破格の文体にもかかわらずなお倫理学に革新をもたらし続けるこの書はいったい何を問題にしていたのか。レヴィナス協会に集う気鋭の論者たちが、同書の独自の成立過程を踏まえつつ、『全体性と無限』よりも遠くに歩みを進めた哲学者の思索を徹底解読する。原書刊行50周年&レヴィナス没後30周年記念出版。

目次

はじめに 『存在の彼方へ』研究の現在 【佐藤香織・馬場智一】

『存在の彼方へ』の生成 執筆の経緯と初出論考との異同概観 【小手川正二郎・佐藤香織・服部敬弘・馬場智一・平岡 紘】

 1 『存在の彼方へ』への歩み [小手川正二郎]
 2 章ごとの異同概観 [小手川+佐藤+服部+馬場+平岡]

《コラム❶》応答を聴取すること──「今まさにこの時この作品において我ここに」 【長坂真澄】

第一部 『存在の彼方へ』の方法論

1 世界の舞台性と飢えの根源性──レヴィナスの方法論 【藤岡俊博】

2 終わりなき誇張──『存在の彼方へ』における方法論的深化 【服部敬弘】

《コラム❷》景美川の小鳥たちに 【合田正人】

第二部 『存在の彼方へ』は何を論じているのか

3 感受性における超越──『存在の彼方へ』エピグラフの源流をたどる 【押見まり】

4 意識の反転──レヴィナス『存在の彼方へ』におけるへーゲル 【長坂真澄】

5 「母性」と「未来」──レヴィナスにおける時間の現象学 【渡名喜庸哲】

6 「心性」と「様相的思考」──レヴィナスとドゥロム 【佐藤香織】

7 「身代わりとなる」とはいかなることか?──『存在の彼方へ』における統一的解釈を目指して 【小手川正二郎】

8 生ける人格の意味としての「私」の唯一性 【村上暁子】

9 追放と回帰 【樋口雄哉】

10 証言の遂行性──「無限者の栄光」における責任と自由 【石井雅巳】

11 裏切りの代価──「正義以後」を考える 【伊原木大祐】

12 脱内存在性概念の発生と展開──コナトゥスとの相克 【犬飼智仁】

13 ラプス・ドゥ・タン──Juste guerre, être ensemble, arythmie, au-dessus des eaux, éon, se, copule, ...【合田正人】

《コラム❸》『存在の彼方へ』50周年記念シンポジウム(パリ) 【樋口雄哉】

第三部 『存在の彼方へ』の受容・解釈について

14 レヴィナスとリクール──選ばれた者の尊厳と自己尊重 【馬場智一】

15 神・他者・私──レヴィナスとマリオンにおける名の問題系 【平岡 紘】

16 教育の倫理を語ること──教育学研究の実践性をレヴィナス受容から考える 【安喰勇平】

17 人間の聖性と挨拶──教育を語りなおすために 【加藤里奈】

18 『存在の彼方へ』と経営倫理──二一世紀の経営倫理におけるレヴィナス哲学の受容について 【高野浩之】

19 レヴィナスにおける監獄の形象 【松葉 類】

編者後記
人名・事項索引

著者プロフィール

佐藤 香織  (サトウ カオリ)  (

佐藤 香織(サトウ カオリ)
1978年生。富山大学講師。フランス現代思想、ユダヤ哲学。編著に『戦うことに意味はあるのか』(弘前大学出版会)、共著に『見ることに言葉はいるのか』(同)、『個と普遍』(法政大学出版局)、訳書にシャリエ『無限者の痕跡──エマニュエル・レヴィナスとヘブライ的源泉』(同)ほか。

馬場 智一  (ババ トモカズ)  (

馬場 智一(ババ トモカズ)
1977年生。法政大学社会学部メディア社会学科教授。哲学、倫理学、思想史、哲学プラクティス。著書に『倫理の他者──レヴィナスにおける異教概念』(勁草書房)、共著に『レヴィナス読本』『尊厳と生存』『個と普遍』(法政大学出版局)、『見ることに言葉はいるのか』(弘前大学出版会)ほか。

追記

◉著者
小手川 正二郎(コテガワ ショウジロウ)
1983年生。國學院大学文学部教授。フランス近現代哲学、現象学。著書に『甦るレヴィナス』(水声社)、『現実を解きほぐすための哲学』(トランスビュー)、共著に『フェミニスト現象学』(ナカニシヤ出版)、『ジェンダーとLGBTQの哲学』(丸善出版)、ほか。

服部 敬弘(ハットリ ユキヒロ)
1981年生。同志社大学准教授。共著に『フランス現象学の現在』『ミシェル・アンリ読本』『レヴィナス読本』(法政大学出版局)、共訳書にフランク『他者のための一者──レヴィナスと意義』(法政大学出版局)、ペリュション『糧──政治的身体の哲学』(萌書房)ほか。

平岡 紘(ヒラオカ ヒロシ)
1982年生。武蔵野美術大学准教授。哲学、倫理学。共編著に『レヴィナス読本』(法政大学出版局)、論文に「レヴィナスと声の現象学──フランス現象学の一側面」(『哲学雑誌』第810号)、「〈私〉の唯一性──「私」と固有名の関わりから」(『ひとおもい』第3号)ほか。

長坂 真澄(ナガサカ マスミ)
1976年生。早稲田大学国際学術院教授。宗教哲学、独仏現象学。共著にRencontrer l’imprévisible(Le Cercle herméneutique)、『個と普遍』(法政大学出版局)、Bergson Jankélévitch Levinas(Manucius)、共訳書に『ハイデガー 存在の問いと歴史(ジャック・デリダ講義録)』(白水社)ほか。

藤岡 俊博(フジオカ トシヒロ)
1979年生。東京大学大学院総合文化研究科准教授。フランス哲学、思想史。著書に『レヴィナスと「場所」の倫理』(東京大学出版会、南原繁記念出版賞)。訳書にレヴィナス『全体性と無限』(講談社学術文庫)、『レヴィナス著作集1・2・3』(共訳、法政大学出版局)ほか。

合田 正人(ゴウダ マサト)
1957年生。明治大学文学部教授。思想史。著書に『レヴィナス』『レヴィナスを読む』(ちくま学芸文庫)、『ジャンケレヴィッチ』(みすず書房)、『田辺元とハイデガー』『吉本隆明と柄谷行人』(PHP新書)、『フラグメンテ』(法政大学出版局)、『思想史の名脇役たち』(河出書房新社)ほか。

押見 まり(オシミ マリ)
1994年生。聖心女子大学特別研究員。近現代フランス哲学、実存思想。共著に『レヴィナス読本』(法政大学出版局)、論文に 「ジャン・ヴァールの思想と実存の哲学──循環する超越と内在」(『哲学』73号)、「経験の下へ──ジャン・ヴァールとドゥルーズの忘れられた関係」(『思想』1214号)ほか。

渡名喜 庸哲(トナキ ヨウテツ)
1980年生。立教大学准教授。現代哲学・社会思想。著書に『レヴィナスの企て』『レヴィナスのユダヤ性』(勁草書房)、『レヴィナス 顔の向こうに』(青土社)、『現代フランス哲学』(ちくま新書)、共著にArrachement et évasion:Levinas et Arendt face à l'histoire(J. Vrin)ほか。

村上 暁子(ムラカミ アキコ)
1984年生。慶應義塾大学助教。倫理学。共著に『あらわれを哲学する──存在から政治まで』(晃洋書房)、『レヴィナス読本』(法政大学出版局)、『入門・倫理学の歴史──24人の思想家』(梓出版社)、論文に「レヴィナスにおける連帯の問題」(『エティカ』第17号)ほか。

樋口 雄哉(ヒグチ ユウヤ)
1984年生。九州産業大学国際文化学部准教授。フランス哲学。共著に『レヴィナス読本』『個と普遍──レヴィナス哲学の新たな広がり』(法政大学出版局)、共訳書にペリュション『糧──政治的身体の哲学』(萌書房)、『レヴィナスを理解するために──倫理・ケア・正義』(明石書店)ほか。

石井 雅巳(イシイ マサミ)
1990年生。山口大学教育学部講師。哲学、倫理学。著書に『レヴィナス 唯一的な生のための時間論』(青土社)、『西周と「哲学」の誕生』(堀之内出版)、共編著に『新編 西周全集』(国書刊行会)、『レヴィナス読本』(法政大学出版局)、共訳書にハーマン『四方対象』(人文書院)ほか。

伊原木 大祐(イバラギ ダイスケ)
1975年生。京都大学准教授。宗教哲学。著書に『レヴィナス 犠牲の身体』(創文社)、共著に『ミシェル・アンリ読本』(法政大学出版局)、『宗教学』(昭和堂)、『宗教史学論叢26 越境する宗教史』(リトン)、共訳書にグレーシュ『『存在と時間』講義』(法政大学出版局)ほか。

犬飼 智仁(イヌカイ トモヒロ)
1989年生。明治大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。現代フランス哲学。論文に「レヴィナスにおける「最初の語ること」と神という語──哲学と宗教の交錯点」(『文学研究論集』第55号)ほか、共訳書にペリュション『レヴィナスを理解するために』(明石書店)。

安喰 勇平(アンジキ ユウヘイ)
1990年生。神戸市外国語大学准教授。教育哲学、教育思想史。著書に『レヴィナスと教育学──他者をめぐる教育学の語りを問い直す』(春風社)、論文に「「~し直す」成長モデルに関する批判的検討──教育学における他者論の自己矛盾の問題に焦点を当てて」(『教育学研究』87巻1号)。

加藤 里奈(カトウ リナ)
1995年生。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程。教育哲学、教育人間学。共著に『レヴィナス読本』(法政大学出版局)、論文に「私が存在することの「重さ」について──レヴィナスにおける「恥」概念を手がかりにして」(『教育哲学研究』第124号)ほか。

高野 浩之(タカノ ヒロユキ)
1988年生。中央大学国際経営学部・文学部兼任講師、中央大学人文科学研究所客員研究員。現代フランス哲学、現象学。論文に「E・レヴィナスの現象学的分析における諸現象の構造としての「関係」と「隔絶」」(博士論文、中央大学)ほか。

松葉 類(マツバ ルイ)
1988年生。立正大学専任講師。現代フランス思想、ユダヤ思想。著書に『飢えた者たちのデモクラシー──レヴィナス政治哲学のために』(ナカニシヤ出版)、訳書にリオタール『レヴィナスの論理』(法政大学出版局)、アバンスール『国家に抗するデモクラシー』(共訳、同)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。