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天の蚕が夢をつむぐ 谷本雄治(著/文) - フレーベル館
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天の蚕が夢をつむぐ (テンノカイコガユメヲツムグ) 大島紬ものがたり (オオシマツムギモノガタリ)

児童図書
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四六判
縦200mm 横140mm 厚さ18mm
重さ 302g
208ページ
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-577-05039-2   COPY
ISBN 13
9784577050392   COPY
ISBN 10h
4-577-05039-0   COPY
ISBN 10
4577050390   COPY
出版者記号
577   COPY
Cコード
C8395  
8:児童 3:全集・双書 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年3月
書店発売日
登録日
2022年2月1日
最終更新日
2022年2月16日
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紹介

日本が世界に誇る大島紬は、2021年7月、世界遺産登録された鹿児島県・奄美大島の伝統的な織物だ。
奄美大島で大島紬の織元をしている南修郎さんは、還暦を機に、この伝統技術の原点に立ち返ることを思いつく。
南さんの夢は「100%奄美産の大島紬」というストーリーのある着物をつくること。
そのために彼は、現在輸入に頼っている絹糸でなく、奄美で育てた蚕のまゆから糸をとることを考え、鮮やかな黄色をした自らのブランドまゆ「奄美黄金繭(あまみおうごんまゆ)」をも開発する。
さらに、ガの専門家たちの協力で、古代の大島紬が奄美の野生に棲息するヤママユというガのまゆからとった糸を使っていた事実をつきとめる。
次なるチャレンジは、奄美のヤママユを捕獲して卵から育て、天然のまゆから糸をとった大島紬をつくること。それは果てしない道のりだが、南さんは、70歳を超えた今も、伝統工芸品である大島紬の歴史に新たな1ページを加えるチャレンジを続けている。
すでに名誉を得て完成したかに思える人でも、まだ新たなことをやってみようとする姿勢のすばらしさ、尊さを描き、夢に向かって行動を起こすことの大切さを、今を生きる子どもたちに伝える、「伝統」と「革新」をテーマにしたドキュメンタリー読み物。
ノンフィクション。

目次

もくじ
一、一本の糸から 
二、ときめきの大島紬 
三、クロウサギの島 
四、ケンムンの木の下で 
五、機を織るひと 
六、まいおりた天の虫 
七、へそまがりの黄金まゆ 
八、毎日が「発見の日」 
九、繊維のダイヤモンド 
十、天蚕プロジェクト 
十一、新たな「島の宝」 
十二、時を超えたものがたり 

著者プロフィール

谷本雄治  (タニモトユウジ)  (著/文

1953年名古屋市生まれ。プチ生物研究家。著書に『ケンさん、イチゴの虫をこらしめる』(フレーベル館)、『ぼくは農家のファーブルだ』(岩崎書店/第46回課題図書)、『カブトエビの寒い夏』(農山漁村文化協会/第48回課題図書)、『とびだせ!にんじゃ虫』(文渓堂)、『カブトエビの飼育と観察』(さ・え・ら書房)、『蝉の森』(ぎょうせい)、『ミミズが鳴くってほんとう?』(アリス館)『野菜を守れ!テントウムシ大作戦』(汐文社/第52回緑陰図書)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。