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ドン・イシドロ・パロディ 六つの難事件 ホルヘ・ルイス・ボルヘス(著/文) - 白水社
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ドン・イシドロ・パロディ 六つの難事件 (ドンイシドロパロディムッツノナンジケン)

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発行:白水社
新書判
274ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-560-07255-4   COPY
ISBN 13
9784560072554   COPY
ISBN 10h
4-560-07255-8   COPY
ISBN 10
4560072558   COPY
出版者記号
560   COPY
Cコード
C0297  
0:一般 2:新書 97:外国文学小説
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2024年8月1日
最終更新日
2024年9月10日
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紹介

黄道十二宮を用いたイスラム教の加入儀礼の最中に宗派の導師が殺され、容疑をかけられた新聞記者。急行列車内で起きたロシア皇女のダイヤをめぐる犯罪に巻き込まれた舞台俳優。パンパの大草原を望むテラスで雄牛の行進を眺めつつ刺殺された農場主。下町の安ホテルに集う人々に新来の田舎者がもたらした波紋とその結末。雲南奥地の至聖所から盗まれた宝石を追ってブエノスアイレスへやって来た中国人魔術師の探索行……。身に覚えのない殺人の罪で投獄され、服役中の元理髪店主イシドロ・パロディが、面会人が持ち込む数々の難事件を対話と純粋な推理のみで解き明かしていく。熱心な探偵小説ファンでもあるボルヘスとその盟友ビオイ=カサーレスがH・ブストス=ドメック名義で合作。二十世紀文学の最前衛に位置する二人の作家のもうひとつの貌を教えてくれる、奇想と逆説と諧謔に満ちた探偵小説連作集。

目次

 H・ブストス=ドメック
 序文
世界を支える十二宮
ゴリアドキンの夜
雄牛の神
サンジャコモの先見
タデオ・リマルドの犠牲
タイ・アンの長期にわたる探索
 訳者解説

著者プロフィール

ホルヘ・ルイス・ボルヘス  (ホルヘ ルイス ボルヘス)  (著/文

Jorge Luis Borges 1899-1986
アルゼンチンの作家・詩人。ブエノスアイレス生まれ。ヨーロッパで前衛的な芸術運動に触れ、帰国後、第一詩集『ブエノスアイレスの熱狂』(23)を刊行。短篇集『伝奇集』(44)、『エル・アレフ』(49)などで世界的な評価を得た。H・ブストス=ドメック名義でビオイ=カサーレスと合作、探偵小説叢書やアンソロジーを共同編集している。

アドルフォ・ビオイ=カサーレス  (アドルフォ ビオイ カサーレス)  (著/文

Adolfo Bioy-Casares 1914-99
アルゼンチンの作家。ブエノスアイレス生まれ。17歳でボルヘスと知り合い、『モレルの発明』(1940)で作家的地位を確立。代表作に『脱獄計画』(45)、『英雄たちの夢』(54)、『豚の戦記』(69)、『日向で眠れ』(73)など。

木村 榮一  (キムラ エイイチ)  (翻訳

1943年生まれ。神戸市外国語大学名誉教授。著書に『ラテンアメリカ十大小説』(岩波新書)、『翻訳に遊ぶ』(岩波書店)、訳書にイサベル・アジェンデ『エバ・ルーナ』『エバ・ルーナのお話』(白水Uブックス)、J・L・ボルヘス『エル・アレフ』(平凡社)、マリオ・バルガス=リョサ『緑の家』(岩波文庫)他多数。

上記内容は本書刊行時のものです。