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スポーツ医学を志す君たちへ 武藤芳照(著/文) - 南江堂
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スポーツ医学を志す君たちへ (スポーツイガクヲココロザスキミタチヘ)

医学
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発行:南江堂
四六判
296ページ
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-524-22963-5   COPY
ISBN 13
9784524229635   COPY
ISBN 10h
4-524-22963-9   COPY
ISBN 10
4524229639   COPY
出版者記号
524   COPY
Cコード
C3047  
3:専門 0:単行本 47:医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年6月1日
書店発売日
登録日
2021年5月18日
最終更新日
2021年5月18日
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紹介

水泳日本チームドクター・日本整形外科スポーツ医学会会長等を歴任した著者が,スポーツ医・スポーツトレーナーを目指す若手に語るスポーツ医学の入門書.水泳をはじめ武道・舞台芸術をも含むスポーツ障害・外傷・事故の予防から,子どもの発達と運動の関係,超高齢社会におけるスポーツ医学の応用としての転倒予防・介護予防,スポーツ・コンプライアンスまで,スポーツ医学の多面的な内容を解説する.著者45年間の実践の集大成.

目次

まえがき
序章 スポーツ医学の世界へ
 一.青春の水しぶき
 二.臨床医学、そしてスポーツ医学へ

第1章 スポーツ医学の役割とスポーツ思想
 一.スポーツ医学の二面性
 二.整形外科学の立場
 三.先人からのメッセージ

第2章 予防に勝る治療はない―スポーツ外傷・障害・事故の予防
 一.予防医学の基本
 二.まちがったスポーツの常識・トレーニングを正す 
  ⑴ウサギ跳び―百害あって一利なし
  ⑵いわゆる「腹筋運動」(上体起こし運動)
 三.重大なスポーツ事故の予防―水泳のスタート動作による頚椎・頚髄損傷
 四.疲労骨折
 五.スポーツ外傷・障害、重大事故の要因分析と予防対策
 六.アスレティック・リハビリテーションと再発予防
  ⑴アスレティック・リハビリテーションとは
  ⑵機能の回復
  ⑶スポーツトレーナー(アスレティックトレーナー)
  ⑷心のリハビリテーション
 七.健康のため水を飲もう
  ⑴「運動中に水を飲むな!」は誤り
  ⑵スポーツ中の熱中症による重大事故
  ⑶「健康のため水を飲もう」推進委員会

第3章 現場のためのスポーツ医学の応用
 一.水泳の医学
  ⑴水泳の医学的特性
  ⑵泳げる人の「でき水」
  ⑶マスターズ水泳キーワード9
  ⑷日本水泳ドクター会議
 二.高地トレーニング
  ⑴高地トレーニングとは
  ⑵日本初の高地トレーニングプール(GMOアスリーツパーク湯の丸) 
  ⑶高地トレーニングの医事管理
 三.スポーツ・コンプライアンス教育
  ⑴スポーツが健康であるように
  ⑵スポーツ界のひずみ―体罰・暴力・ハラスメントなど
  ⑶ドーピング
  ⑷スポーツ・コンプライアンス教育振興機構

第4章 新たなスポーツ医学の提唱
 一.舞台医学
  ⑴舞台医学の着想(原点)
  ⑵身体表現者の医学
  ⑶舞台上での重大事故
  ⑷日本舞台医学研究会
  ⑸『舞台医学入門』の書籍発刊
  ⑹舞台医学の展望
 二.武道の医学
  ⑴中学校における武道の必修化
  ⑵安全管理のポイント
  ⑶種目ごとの外傷・障害・事故の予防
  ⑷武道における事故の発生要因の具体例

第5章 学校のスポーツ医学
 一.「運動器の10年」世界運動と運動器の健康・日本協会
  ⑴二〇年にわたった世界運動
  ⑵『マンガ運動器のおはなし 大人も知らないからだの本』
二.運動器検診をよりよいものに(学校保健安全法施行規則の一部改正)
  ⑴子どもの身体の二極化 157
  ⑵国の規則の一行を変えよう!
  ⑶一一年間の取り組みと目標達成に至る経緯
  ⑷目標を達成して
 三.スクール・トレーナー制度の整備

第6章 超高齢社会にもスポーツ医学を
 一.高齢者の転倒予防
  ⑴骨代謝研究と転倒予防
  ⑵日本初の「転倒予防教室」
  ⑶日本転倒予防学会の設立
 二.超高齢社会の日本の課題
  ⑴寿命の延びと子どもの減少
  ⑵介護負担を減らすために考えておくべきこと
  ⑶高齢労働者の増加に伴う問題
 三.介護予防と健康推進事業の意義
  ⑴オールド・パーと天海僧正
  ⑵PPKとNNK
  ⑶介護予防へのスポーツ医学の応用
 四.高齢者総合福祉施設(ケアポート)と身体教育医学研究所
  ⑴新しい高齢者総合福祉施設(ケアポート)の構想
  ⑵「ケアポートよしだ」と「ケアポートみまき」における温水プール作り
  ⑶シンクタンクとしての身体教育医学研究所の設立
  ⑷ネットワークによる仮想研究所

第7章 私が歩んだスポーツ医学
 一.水泳―整形外科学―身体教育学
  ⑴水泳チームドクター
  ⑵国際経験
  ⑶身体教育学の視点
 二.スポーツ医学の社会への発信と次世代の育成(学会活動を中心に)
  ⑴整形外科スポーツ医学研究会
  ⑵日本整形外科スポーツ医学会
  ⑶日本臨床スポーツ医学会

終章 人生は縁と運……そして恩

あとがき
年譜  
著書一覧   
索引     


コラム一覧
 スポーツ医学の多様性―すべてが学び
 一人ひとりが自分らしく輝くために―女性のスポーツ医学と医療
 日常生活とスポーツ医学
 運動が苦手だったスポーツ医も充実しています
 「得意技」でオンリーワンのトレーナーを目指そう!
 精神科のスポーツドクター
 水泳コーチ出身のドクターより
 水泳トレーナーの醍醐味
 スポーツと医学の架け橋を目指して―変わらぬ思い
 スポーツドクターは温かい
 ドーピング検査の現場体験からいただいた宝物
 医剣一如
 四五年間のスポーツ医としての歩み
 スポーツ医学の魅力―初心に帰って
 水中ウォーキングはリハビリテーションにもってこい!
 後進のトレーナーに伝えたいこと
 競技スポーツ医学から健康増進医学へ
 次世代のスポーツドクターへ―ソフトバンクホークス・チームドクターより

上記内容は本書刊行時のものです。