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概説 北欧神話 菅原 邦城(本文) - 筑摩書房
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概説 北欧神話 (ガイセツ ホクオウシンワ)

文庫
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発行:筑摩書房
文庫判
420ページ
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-480-51194-2   COPY
ISBN 13
9784480511942   COPY
ISBN 10h
4-480-51194-6   COPY
ISBN 10
4480511946   COPY
出版者記号
480   COPY
Cコード
C0122  
0:一般 1:文庫 22:外国歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年8月7日
書店発売日
登録日
2024年6月11日
最終更新日
2024年8月27日
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紹介

原初の巨人ユミル、神々の父オージン、運命をつかさどるノルンたち、人間の地ミズガルズ、世界樹ユッグドラシル……。ファンタジー等の創作物を通じてなじみ深い北欧神話だが、その全貌はどの程度理解されているだろうか。本書は北欧神話の全体像を、『エッダ』等の原典に忠実に、かつ見やすく提示する。読者はその世界観、巨人や妖精やヴァルキュリャといった諸族、神々とその道具にまつわるエピソード、そして世界の終末ラグナロクまで、基本的な知識をあまさず得られるだろう。北欧神話研究の画期的成果として長年読み継がれてきた、初心者から上級者まで必携の名著。

目次

はじめに

第一部 神々の登場
◆第一章 世界のはじめ
第一節 原初の代
第二節 天地創造―時のはじまり
第三節 アースガルズ
第四節 ヨトゥンヘイム
第五節 ユッグドラシル
◆第二章 神話に登場する諸族
第一節 巨人族
第二節 アース神族とヴァン神族
第三節 ヴァン戦争  
第四節 巨人がアースガルズの城壁を築くこと
第五節 ノルン
第六節 ヴァルキュリャ
第七節 アールヴ(妖精)
第八節 ドヴェルグ(侏儒)

第二部 神々の物語
◆第一章 オージン
第一節 神々の首領
第二節 オージンの付属物
第三節 戦いの神オージン、死の神
第四節 知恵の神オージン
第五節 呪法の神オージン
第六節 オージンの妻子
◆第二章 ソール
第一節 神々と人間の守護神
第二節 ソールの付属物
第三節 巨人を退治する神ソール
第四節 ソールの妻子
◆第三章 ニョルズ
第一節 富の神
第二節 ニョルズとスカジの結婚
第三節 ネルトゥスとニョルズ
第四節 祭祀王ニョルズ
◆第四章 フレイ
第一節 豊饒の神
第二節 フレイの付属物
第三節 ゲルズを恋するフレイ―「スキールニルの旅」
◆第五章 バルドル
第一節 美しのバルドル―理想の貴公子
第二節 バルドルの死
◆第六章 その他の男神たち
第一節 ホズ
第二節 ヴァーリ
第三節 ヴィーザル
第四節 フォルセティ
第五節 テュール
第六節 ヘイムダッル
第七節 ウッル
第八節 ブラギ
◆第七章 ロキ
第一節 巨人族出のアース
第二節 変身と奸智の神ロキ
第三節 女巨人との子供―ヘル、ミズガルズ蛇、フェンリル狼
◆第八章 アース女神たち
第一節 フリッグ
第二節 フレイヤ
第三節 イズン
第四節 ゲヴュン
第五節 その他の女神たち

第三部 ラグナロク
◆第一章 世界の混乱
◆第二章 諸神の運命
◆第三章 世界の新生

解説 菅原邦城『北欧神話』(一九八四)と北欧神話研究(小澤実)
参考書誌
写真・図版出典一覧
北欧神話諸系図
北欧地名にみる主要三男神
索引

著者プロフィール

菅原 邦城  (スガワラ クニシロ)  (本文

菅原 邦城(すがわら・くにしろ):1942?2019年。文献学者。大阪外国語大学名誉教授。日本アイスランド学会会長も務めた。共編書に『スウェーデン語基礎1500語』など、訳書にステブリン=カメンスキイ『サガのこころ』、シーグルズル・ノルダル『巫女の予言 エッダ詩校訂本』、『ゲルマン北欧の英雄伝説──ヴォルスンガ・サガ』、『アイスランドのサガ 中篇集』(共訳)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。