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出版者情報
日本漢字全史
発行:筑摩書房
新書判
384ページ
定価
1,200円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 初版年月日
- 2024年11月6日
- 書店発売日
- 2024年11月8日
- 登録日
- 2024年9月21日
- 最終更新日
- 2025年1月20日
書評掲載情報
2025-01-26 (予定) | 読売新聞 朝刊 |
2024-12-07 |
朝日新聞
朝刊 評者: 佐藤雄基(立教大学教授) |
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紹介
中国で生まれた漢字は日本語と邂逅し、日本文化に大きな影響を及ぼした。字形・字音・字義は日本独自に発達した面も少なくない。本書は日本における漢字の歴史を言語の側面のみならず、日本の文化や人々との係わりを通して描き出す。古代における漢字の受容、漢文・漢語の定着と万葉仮名の展開、中世の漢字・漢文の和化、和漢混淆文と字音の独自変化、江戸時代の漢学・漢字文化の隆盛、そして近代以降の漢字簡素化・字形整理――より深い日本の漢字文化理解のための必携の通史。
目次
まえがき
第一章 伝来――五世紀まで
1 日本最古の漢字使用
2 漢字の伝来
3 漢字伝来の背景
4 黎明期の漢文作成
第二章 受容――六~八世紀
1 訓の成立
2 大陸との往来
3 日本漢字音
4 万葉仮名
5 文章表記の進展
6 漢文理解の広がり
第三章 定着――九~一二世紀
1 唐との関係
2 漢語・漢文の浸透
3 漢文訓読の定着
4 漢字と仮名
5 和化の広がり
第四章 伸長――一三~一六世紀
1 日中関係と禅宗
2 漢文と漢文注釈
3 唐音と字音変化
4 和漢の混淆
5 書道と印刷
第五章 流通――一七世紀~一九世紀中頃
1 明清と近世日本
2 漢学と近世漢文
3 唐話と新漢語
4 漢字研究の諸相
5 出版と教育
第六章 発展――一九世紀中頃以降
1 漢語の増加
2 漢字の制限
3 活字と字体の整理
4 漢字と現代社会
参考文献
索引
上記内容は本書刊行時のものです。