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徹底検証 日本の右傾化 塚田 穂高(著/文 | 編集) - 筑摩書房
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徹底検証 日本の右傾化 (テッテイケンショウニホンノウケイカ)

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発行:筑摩書房
四六判
400ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-480-01649-2   COPY
ISBN 13
9784480016492   COPY
ISBN 10h
4-480-01649-X   COPY
ISBN 10
448001649X   COPY
出版者記号
480   COPY
Cコード
C0336  
0:一般 3:全集・双書 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2017年1月24日
最終更新日
2023年7月31日
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書評掲載情報

2017-05-21 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 大澤真幸(社会学者)
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紹介

◎いま、もっとも包括的な、現代日本の「右傾化」研究の書!

何が、どこまで、進んでいるのか――
ヘイトスピーチ、改憲潮流、日本会議など、「右傾化」とみなされる事例には事欠かない。
ならば日本社会は、全般的に「右傾化」が進んでいると言えるのか?
その全体像を明らかにすべく、研究者・ジャーナリスト・新聞記者・編集者ら第一級の書き手21人が総力を上げて検証。
「壊れる社会」「政治と市民」「国家と教育」「家族と女性」「言論と報道」「蠢動する宗教」の全6部において、
それぞれ実態を明らかにしていく。

「日本の右傾化」を考えるためのブックガイド、関連年表も付した、圧巻の400頁!

目次

はじめに

第I部 壊れる社会――新自由主義、レイシズム、へイトスピーチ
第1章 罪深く恥ずかしい「サロゲート」に沈み込む前に 斎藤貴男(ジャーナリスト)
第2章 在日コリアンへのレイシズムとインターネット 高史明(社会心理学者)
第3章 ヘイトスピーチ、極右政治家、日本会議――特報部の現場から 佐藤圭(東京新聞記者)

第II部 政治と市民――右傾化はどこで起こっているのか
第4章 排外主義とへイトスピーチ 樋口直人(社会学者)
第5章 自民党の右傾化――その原因を分析する 中北浩爾(政治学者)
第6章 有権者の「右傾化」を検証する 竹中佳彦(政治学者)

第III部 国家と教育――強まる統制、侵蝕される個人
第7章 〈震災後〉の日本におけるネオナショナリズム マーク・R・マリンズ(宗教社会学者)
第8章 教育基本法「改定」とその後 大内裕和(教育社会学者)
第9章 国に都合のいい子、親、教師をつくる教育政策 杉原里美(朝日新聞記者)

第IV部 家族と女性――上からの押し付け、連動する草の根
第10章 重要条文・憲法二四条はなぜ狙われるのか 清末愛砂(家族法・憲法学者)
第11章 結婚、家族をめぐる保守の動き 斉藤正美(社会学者)
第12章 税制で誘導される「家族の絆」 堀内京子(朝日新聞記者)

第V部 言論と報道――自己賛美と憎悪の連鎖に向き合う
第13章 「日本スゴイ」という国民の物語 早川タダノリ(編集者)
第14章 “歴史戦の決戦兵器"、「WGIP」論の現在 能川元一(哲学研究者)
第15章 狙われ続ける「慰安婦報道」 北野隆一(朝日新聞編集委員)
第16章 暴走する権力と言論の自由――シリーズ「時代の正体」の現場から 田崎基(神奈川新聞記者)

第VI部 蠢動する宗教――見えにくい実態、問われる政治への関与
第17章 神道政治連盟の目指すものとその歴史――戦後の国体論的な神道の流れ 島薗進(宗教学者)
第18章 創価学会・公明党の自民党「内棲」化 藤田庄市(ジャーナリスト)
第19章 統一教会=勝共連合――その右派運動の歴史と現在 鈴木エイト(ジャーナリスト)
第20章 幸福の科学=幸福実現党――その右傾化、保守運動との齟齬 藤倉善郎(ジャーナリスト)
第21章 「宗教の右傾化」はどこにあるのか――現代日本「宗教」の類型的把握から 塚田穂高(宗教社会学者)

おわりに 塚田穂高

あとがき
「日本の右傾化」を考えるためのブックガイド
「日本の右傾化」関連年表

著者プロフィール

塚田 穂高  (ツカダ ホタカ)  (著/文 | 編集

塚田穂高(つかだ・ほたか)
1980年、長野市生まれ。上越教育大学大学院学校教育研究科准教授。東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻宗教学宗教史学専門分野博士課程を修了。博士(文学)。専門は宗教社会学・日本文化論で、新宗教運動・政教問題・カルト問題・宗教教育などの研究に取り組む。

上記内容は本書刊行時のものです。