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森と算盤 地球と資本主義の未来地図 渋沢 寿一(著/文) -  大和書房
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森と算盤 地球と資本主義の未来地図 (モリトソロバン チキュウトシホンシュギノミライチズ)

ビジネス
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発行: 大和書房
四六判
縦188mm 横130mm 厚さ16mm
重さ 230g
224ページ
定価 1,700円+税
ISBN
978-4-479-79808-8   COPY
ISBN 13
9784479798088   COPY
ISBN 10h
4-479-79808-0   COPY
ISBN 10
4479798080   COPY
出版者記号
479   COPY
Cコード
C0033  
0:一般 0:単行本 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年5月25日
書店発売日
登録日
2024年5月1日
最終更新日
2024年5月8日
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紹介

新紙幣の顔、渋沢栄一のひ孫が提案する資本主義の未来とは?

「日本近代資本主義の父」として、2024年には新一万円札の顔となる渋沢栄一。
しかし、今私たちの日常に浸透している資本主義は、栄一が実現しようとした資本主義=合本主義とは、大きく異なるものだった――。
世界・日本各地で環境・地域づくりを行ってきた「里山資本主義」のパイオニアである著者が、曾祖父・栄一が目指した資本主義を検証しながら、これからの時代の自然と経済生活、未来の資本主義のあり方を提示し、名著『論語と算盤』を現代にアップデートする。

目次

第1章:渋沢栄一の「合本主義」と「資本主義」
渋沢栄一が説いたもの/栄一を生んだ武蔵国血洗島/なぜ日本に「資本主義」を持ち込んだのか/栄一の「合本主義」とは何か/『論語と算盤』―そろばんだけで理想の社会はつくれない/忘れられていく公益」

第2章:限界を迎えた現在
栄一以後の日本経済/暮らしが変わった60年間/豊かさと反比例する「不安」/エコロジカル・フットプリント/人類は地球の〝元金〟に手をつけた/安いエビ天丼が示すもの/ムヒカが語った「幸せ」 /SDGsで本当に重要なこと

第3章:里山はなぜ持続可能だったか
一人も餓死者がいない村/エネルギー源としての森/栗一町、家一軒/森が与えてくれるもの/世代を超えて育てられた日本の森/「仕事」と「稼ぎ」/世代をつなぐシステムとしての祭り/江戸という循環型都市/自治、節度、責任を持った「大人の社会」/「温かい社会」から「冷たい社会」へ/持続可能な社会は「関心」から始まる

第4章:里山の資本主義とは何か
「里山資本主義」を実践する真庭市/「売れない」山をどうするか/13年後の一日を具体的に描く/地域ぐるみの「ゼロエミッション」/「完璧な循環システム」の失敗/集積基地という「逃げ道」/山が循環し始めた/自分たちの価値を、自分たちで決める/吉里吉里の復興計画書/里山資本主義の根本にあるもの/お金をベースにしない「非経済的価値」/行政に任せてきたものを地域に取り戻す/自分らしい生き方を探る「なりわい塾」/あるく、みる、きく/具体的な未来を描く/昔と今の間ぐらいの生き方

第5章:現代の〝百姓〟たち
生きるための原点を求めた移住―上田善宗さん/直観を信じて行動する―髙橋祐次さん、玲奈さん/生きる指針を得るために農業を学ぶ―高谷裕治さん、絵里香さん/地域の〝起業家〟―川上 翔さん、樋田碧子さん/限界集落「石徹白」にもたらされた活気/忘れられた作業着「たつけ」を蘇らせる―平野馨生里さん/地域の力で復活させた水力発電―平野彰秀さん/DoではなくBeの生き方/幸せな社会とは何か/地に足のついた暮らし

終章:森と算盤
物々交換と貨幣経済/環境破壊から地球破壊へ/持続可能に生きるための三つの価値観/「森と算盤」的生き方を実現するには

著者プロフィール

渋沢 寿一  (シブサワ ジュイチ)  (著/文

1952 年生まれ。NPO法人共存の森ネットワーク理事長。農学博士。明治の実業家渋沢栄一の曾孫。国際協力機構専門家としてパラグアイに赴任後、循環型都市「ハウステンボス」の企画、経営に携わる。全国の高校生100人が「森や海・川の名人」をたずねる「聞き書き甲子園」の事業や、各地で開催する「なりわい塾」など、森林文化の教育・啓発を通して、人材の育成や地域づくりを手がける。岡山県真庭市では木質バイオマスを利用した地域づくり「里山資本主義」の推進に努める。

上記内容は本書刊行時のものです。