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随筆集 歩いてもあるいても
- 初版年月日
- 2012年2月
- 書店発売日
- 2012年2月22日
- 登録日
- 2012年1月18日
- 最終更新日
- 2012年3月11日
紹介
85歳の現役医師が、遠き日のこと、現在のことを綴ります。そこには広い知識と教養と、品のある生き方を読む人に
与えます。随筆だけでなく、25年間随筆を書き続けた筆者が思う「随筆についての断章」は人柄を伝え、味わい深い仕上がりとなっています。
目次
■はじめに
■随筆集
・見える ・鳥の声 ・酒は冷やで ・街灯 ・家族 ・馬上少年過ぐ ・大相撲 ・想定外 ・同い年
・茗荷 ・アレルギー ・新聞 ・聖夜 ・大正十六年 ・昆虫採集 ・入学試験 ・弁当 ・禁煙二題
・些細なこと ・欄方初の御典医 ・梟雄 ・国境 ・歴史と高証 ・鶯谷 ・ポパイ ・長寿は小食・男爵
■私は思う
■身辺雑記
・顔 ・姿勢 ・欲 ・客観的 ・天職 ・指紋 ・縁 ・相性 ・運命 ・トリビア ・イカスミ ・あいまい
・各駅停車 ・乗っ取り ・ワールドカップ ・頭突き ・自転車と水泳 ・黒船以来 ・琥珀 ・毒饅頭
・女性専用車 ・化粧 ・根堀り葉堀り ・七転び八起き ・人一倍 ・親子関係 ・愛国心 ・TV ・木魚
・売り声 ・思う ・合憲 ・アッカン ・年賀 ・雑煮 ・撰と選 ・ソースの数 ・物知りと学者 ・大学教授
・髭を剃る ・六ノ花 ・虎落笛 ・グリコ ・籤
■随筆についての断章
■おわりに
前書きなど
『これが私の十冊目の著書です。私も既に八十五歳になりますので、恐らくこれが最後の著書になることで
しょう。』ではじまる随筆集は、老いを受け入れながら、一貫して筋を通す生き方を表現しています。25年あまり随筆を書き続けた文章と内容に、毅然と生きるヒントを得ることが多い一冊です。
版元から一言
85歳の現役医師が綴る文章には、凛と生きる姿勢が貫かれています。戦前・戦後・それからの日本の繁栄と荒廃を見てきた筆者が、時に厳しく、時に優しく、折々の思いを記しています。筆者だからこそ言える言葉は、戦後の日本の政治・経済・教育への警鐘も含んでいます。全編を通して、堂々と生きる姿を感じさせるくれる随筆集です。
上記内容は本書刊行時のものです。