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恨〈ハン〉の誕生 古田 富建(著/文) - 駿河台出版社
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恨〈ハン〉の誕生 (ハンノタンジョウ) 李御寧、ナショナルアイデンティティー、植民地主義 (リギョネイ ナショナルアイデンティティー ショクミンチシュギ)

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A5判
424ページ
並製
価格 3,200円+税
ISBN
978-4-411-04045-9   COPY
ISBN 13
9784411040459   COPY
ISBN 10h
4-411-04045-X   COPY
ISBN 10
441104045X   COPY
出版者記号
411   COPY
Cコード
C1039  
1:教養 0:単行本 39:民族・風習
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年8月1日
書店発売日
登録日
2023年7月6日
最終更新日
2023年8月1日
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紹介

「モヤモヤ」の先へ。「キラキラ韓国」と「イライラ韓国」が混在する日本社会で

 韓国に住む人々の「固有の情緒」は恨〈ハン〉だと説明する人がいる。韓国に興味を持った人であれば、どこかで見聞きしているのではないだろうか。
 しかし、「恨とは具体的に何か」となると、おそらくネイティブからも明快な答えは返ってこない。……一体、恨とは何なのか。本書は、この問いに答えるために、韓国の恨言説を約七〇年にわたって追跡したものである。また、日本での恨言説もつぶさに見ていくことで、日韓で起きている理解のズレがどこにあり、ズレをひき起こす原因は何かを探ることも本書が目指すもう一つの目的である。……恨も、認知度の高さのわりに、理解が難解なものの代表格である。日韓両国の近現代史が大きく関わる「恨の物語」も、実は大きな「モヤモヤ」を抱えた物語なのである。(プロローグより)
 韓国の文化や映画、ドラマの理解に欠かせない一冊となるでしょう。

目次

「恨の物語」:「恨の文化」の誕生とその後
 一章 恨の概要と問題意識
 二章 「恨」探求の始まり
 三章 「解し/解きの文化」の発見:大衆にとっての恨とパンソリ・巫俗
 四章 「恨の文化」の完成:「われわれの文化」の獲得
 五章 「恨の物語」のその後
 結論 
補論
 一章 序論
 二章 民衆神学と恨:民衆救済を目指す試み

著者プロフィール

古田 富建  (フルタ トミタテ)  (著/文

1977年生。東京外国語大学外国語学部東アジア課程朝鮮語専攻卒、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は韓国近現代宗教文化。「韓国キリスト教系新宗教の祈祷院文化」『韓国朝鮮文化と社会』14号など論文多数。
島根大学外国語教育センター特別嘱託講師を経て、帝塚山学院大学リベラルアーツ学部韓国語韓国文化専攻准教授を歴任、現在教授。21年度NHKラジオステップアップハングル講座講師。『くらべて覚える韓国語』(かんき出版)など韓国語参考書も多数執筆。

上記内容は本書刊行時のものです。