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死刑制度を問う 大谷 光真(著/文) - 春秋社
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死刑制度を問う (シケイセイドヲトウ) 仏教・浄土真宗の視点から (ブッキョウジョウドシンシュウノシテンカラ)

社会一般
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発行:春秋社
四六判
縦195mm 横138mm 厚さ19mm
194ページ
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-393-33409-6   COPY
ISBN 13
9784393334096   COPY
ISBN 10h
4-393-33409-4   COPY
ISBN 10
4393334094   COPY
出版者記号
393   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2024年10月21日
最終更新日
2024年11月13日
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紹介

死刑制度の廃止が国際的な風潮となる中、いまだ日本は死刑存置の姿勢を貫いている。宗教界からも死刑制度の存置か廃止かを巡って声が上がってきた。本書は浄土真宗本願寺派前門主が、日本の刑事司法の問題点を整理し、浄土真宗仏教の視点から死刑のあり方を問う。

目次

序論 仏教・浄土真宗と死刑制度 「殺してはならぬ、殺さしめてはならぬ」
 問題意識
 死刑を廃止して困るのはだれでしょう?

第一章 死刑制度とその問題点
 死刑賛成論と反対論
 人権について
 日本の死刑制度の歴史
 死刑制度の問題点
 死刑の根拠

第二章 日本の刑事司法の問題点
 実態の隠蔽
 執行責任者の曖昧さ
 三審制
 死刑基準の曖昧さ・情状酌量と本人の反省
 死刑の基準
 情状酌量とは
 死刑囚の生活と刑の執行及び死後の後始末
 刑務官の苦悩――死刑が殺人であることの現場
 冤罪・誤判の可能性
 さまざまな冤罪
 代替策としての無期刑・終身刑
 被害者支援
 犯罪被害者に対する社会の連帯感
 和解
 償いとしての臓器提供

第三章 宗教倫理からみた死刑制度
 日本の刑罰と宗教の歴史
 教誨師
 倫理道徳観から――自己責任論
 日本文化の特殊性   
 伝統的価値観の再評価――平安時代の死刑廃止
 仏教
 キリスト教
 中国思想
 付録 資料とその解釈
 根拠となる法律
 言葉の問題
 死刑制度にかかわる内外の規範・条約
 重大事件の概要

参考文献
おわりに

著者プロフィール

大谷 光真  (オオタニ コウシン)  (著/文

1945年京都府生まれ。麻布高等学校卒業、東京大学文学部卒業、龍谷大学大学院修士課程修了、東京大学大学院修士課程修了。77年、浄土真宗本願寺派第24代門主に就任、2014年6月に退任。全日本仏教会会長を3期務める。
『世のなか安穏なれ:現代社会と仏教』(2007年、本願寺出版社)、『朝には紅顔ありて』(2009年、角川文庫)、『今、ここに生きる仏教』(2010年、平凡社)、『光といのち』(2010年、本願寺出版社)、『いまを生かされて』(2014年、文藝春秋)、『世のなか安穏なれ』(2015年、中公文庫)など著書多数。

上記内容は本書刊行時のものです。