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「コーダ」のぼくが見る世界――聴こえない親のもとに生まれて 五十嵐 大(著/文) - 紀伊國屋書店
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「コーダ」のぼくが見る世界――聴こえない親のもとに生まれて (コーダノボクガミルセカイキコエナイオヤノモトニウマレテ)

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四六判
176ページ
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-314-01208-9   COPY
ISBN 13
9784314012089   COPY
ISBN 10h
4-314-01208-0   COPY
ISBN 10
4314012080   COPY
出版者記号
314   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2024年6月7日
最終更新日
2024年8月29日
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紹介

【もし、親の耳が聴こえたら――なんて、想像もつかなかった。】

ときに手話を母語とし、ときにヤングケアラーとみなされて、コーダは、ろう者とも聴者(ちょうしゃ)とも違うアイデンティティをもち、複雑な心を抱えて揺れ動く。
日々の通訳、聴こえない親とのコミュニケーション、母語としての手話、手話歌や「感動ポルノ」との付き合い方、マイノリティとして生きること。作家である著者が、幼少期の葛藤や自身のなかにある偏見と向き合いながら、コーダの目で見た世界を綴る。

2024年9月公開映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」原作者の最新エッセイ集。

※コーダとは、Children of Deaf Adultsの略(CODA)で、聴こえない/聴こえにくい親のもとで育つ、聴こえる子どものこと。

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「あなたはコーダなんだね」と言われたとき、生まれて初めて感じるような衝撃を受けた。自分のような生い立ちを持つ者を総称する言葉がある。その事実は、たしかな安堵をもたらした。名前が付けられるということは、同じ境遇にある人が一定数以上存在することを意味するだろう。つまり、ぼくはひとりではないということだ。
(本書より)
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《Contents》
はじめに 聴こえない親のもとで育つ、聴こえる子ども
Ⅰ 1 聴こえない親との関係/2 ラベルがもたらす安堵感/3 コーダはヤングケアラーか
Ⅱ 4 手話とはなにか/5 親との共通言語を取り戻す/6 音楽との付き合い方/7 作品に描かれるマイノリティ/8 「知る」だけで終わらせない
Ⅲ 9 テクノロジーとコミュニケーション/10 コーダと家族/11 父について/12 もしも親が聴こえたら
おわりに コーダを生きる

目次

《目次》
はじめに 聴こえない親のもとで育つ、聴こえる子ども
Ⅰ 1 聴こえない親との関係/2 ラベルがもたらす安堵感/3 コーダはヤングケアラーか
Ⅱ 4 手話とはなにか/5 親との言語を取り戻す/6 音楽との付き合い方/7 作品に描かれるマイノリティ/8 「知る」だけで終わらせない
Ⅲ 9 テクノロジーとコミュニケーション/10 コーダと家族/11 父について/12 もしも親が聴こえたら
おわりに コーダを生きる

著者プロフィール

五十嵐 大  (イガラシ ダイ)  (著/文

【著者】五十嵐大(いがらし・だい)
1983年、宮城県生まれ。2020年『しくじり家族』(CCCメディアハウス)でエッセイストとして、22年『エフィラは泳ぎ出せない』(東京創元社)で小説家としてデビュー。『聴こえない母に訊きにいく』(柏書房)が第1回生きる本大賞にノミネート。『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』(幻冬舎、『ぼくが生きてる、ふたつの世界』と改題し文庫化)を原作とする映画が2024年9月に公開される。

上記内容は本書刊行時のものです。