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2030年の戦争 小泉悠(著/文) - 日経BP 日本経済新聞出版
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2030年の戦争 (ニセンサンジュウネンノセンソウ)

新書
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新書判
248ページ
定価 900円+税
ISBN
978-4-296-11803-8   COPY
ISBN 13
9784296118038   COPY
ISBN 10h
4-296-11803-X   COPY
ISBN 10
429611803X   COPY
出版者記号
296   COPY
Cコード
C1231  
1:教養 2:新書 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
不明
発売予定日
登録日
2024年11月21日
最終更新日
2024年12月10日
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紹介

もし、日本が戦争に
巻き込まれるとしたら?
気鋭の軍事研究者たちが、もっとも可能性の高いシナリオを徹底議論!

中国の軍備拡大、北朝鮮の核開発、ロシアのウクライナ侵略ーー。
日本の安全保障環境は風雲急を告げる。
現代の戦争とはどのようなものか? 
2030年代、日本が戦争に巻き込まれるとしたら、どんな事態か?
実際ミサイルが飛んできたらどうする?
ともに1982年生まれの気鋭の軍事研究者がディープに語り合う。

目次

はじめに 

第1章 戦争をどうとらえるか 
2人が軍事問題に関わるようになったきっかけ 
新しい戦争と古い戦争 
戦争は「変遷」ではなく「拡張」している 
今の戦争はわかりにくい 
軍事作戦にずっと参加してきたオーストラリア 
防衛「イエスかノーか」の先の議論を 
臨戦状態にある台湾・韓国 
コラム1 厳しさを増す安全保障環境 

第2章 軍事力とは即応力である 
軍事ランキングは当てにならない 
構造即応力と運用即応力 
即応力の質を測る困難さ 
軍事力のあいまいな部分を抑止力にせよ 
コラム2 軍事力は測れない 
予備力のあるロシア、予備力のない日本 
ネットアセスメントとシナリオプランニング 
ロシアが短期決戦で勝てなかった理由 
スポーツと戦争の似ている点、似ていない点 
交戦のレベルをずらす 
コラム3 国防計画のきほん

第3章 テクノロジーの進化、統合運用、戦場の霧 
C4ISRによる革命的な変化 
大きく変えた作戦と軍のあり方 
アイデアの原型はあったが、実行しなかったソ連 
ハイテク軍事力は模倣される 
平時と有事の境目がはっきりしないサイバー戦 
能動的サイバー防御 
統合運用は重要だが、実践は難しい 
作戦とドクトリン 
戦略、作戦、戦術の整合性 
「戦場の霧」をめぐって 
AIにどこまでゆだねるか 
戦争を起こすのは人間だ 
コラム4 戦争予測はなぜ外れるのか

第4章 これから何が起きるかーーメインシナリオを考える 
中国による台湾の海上封鎖 
中国が「今しかない」と思った時が危ない 
中国が台湾を海上封鎖したら、米国は助けにいくのか
海軍力の劣る国にとっては、潜水艦や機雷が重要 
米中全面戦争が起きたら 
沖縄と九州の基地へのミサイル攻撃 
朝鮮有事のメインシナリオーー偶発的事態の後のエスカレーション 
北朝鮮のミサイルと中国のミサイルの違い 
朝鮮半島と台湾海峡の「ダブル有事」
コラム5 C北朝鮮の即応力不足と核使用の脅威 

第5章 では、日本は何をすべきか 
グレーソーン事態への準備 
ポジティブリストをネガティブリストに 
海上自衛隊と海上保安庁の連携強化を急げ 
戦略的コミュニケーションの重要性 
中国の直接侵攻を躊躇させるために 
日本独自の打撃力 
足りない住民避難の議論 
米国の抑止力が信用できなくなる時 
コラム6 急ピッチで進む中国の軍事近代化 

著者プロフィール

小泉悠  (コイズミ ユウ)  (著/文

東京大学先端科学技術研究センター准教授。
専門はロシアの軍事・安全保障。1982年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了。民間企業勤務、外務省専門分析員、ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所(IMEMORAN)客員研究員、公益財団法人未来工学研究所特別研究員を経て、現職。 著書に『「帝国」ロシアの地政学』(東京堂出版、サントリー学芸賞)、『現代ロシアの軍事戦略』『ウクライナ戦争』(ともにちくま新書)、『ロシア点描』(PHP研究所)、『ウクライナ戦争の200日』『終わらない戦争』(ともに文春新書)、『オホーツク核要塞』(朝日新書)、『情報分析力』(祥伝社)など。

山口亮  (ヤマグチ リョウ)  (著/文

東京国際大学国際戦略研究所准教授。
専門は防衛政策・戦略・計画、安全保障、国際政治、交通政策。1982年生まれ。アトランティックカウンシル・スコウクロフト戦略安全保障センター上席研究フェロー、パシフィックフォーラム上席研究フェローなどを兼任。オーストラリア国立大学アジア研究学部卒、同大大学院 戦略防衛研究科修士課程修了、ニューサウスウェールズ大学大学院キャンベラ校人文社会研究科博士号取得。ムハマディア大学マラン校客員講師、釜山大学校客員教授、東京大学先端科学技術研究センター特任助教を経て、現職。

上記内容は本書刊行時のものです。