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三月一一日のシューベルト 音楽批評の試み 舩木篤也(著/文) - 株式会社音楽之友社
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三月一一日のシューベルト 音楽批評の試み (サンガツジュウイチニチノシューベルト)

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四六判
304ページ
並製
定価 2,600円+税
ISBN
978-4-276-21014-1   COPY
ISBN 13
9784276210141   COPY
ISBN 10h
4-276-21014-3   COPY
ISBN 10
4276210143   COPY
出版者記号
276   COPY
Cコード
C1073  
1:教養 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2024年10月29日
最終更新日
2024年12月25日
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書評掲載情報

2025-02-16 読売新聞  朝刊
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紹介

「対旋律が揺さぶる――」。月刊誌『レコード芸術』に2020年1月号から23年7月号(休刊号)まで、22回にわたって連載され圧倒的な支持を得た連載「コントラプンクテ 音楽の日月」に大幅に加筆、書名を変更しての単行本化。「音楽」からの視点と、「音楽とは異なる世界」からの視点を交差させることで、あたかも対旋律が主旋律を引き立てるが如く、音楽の新たな魅力や人生の味わい、世界への問題意識が浮かびあがります。表題タイトルの章の他、「マーラー×緊急事態宣言」、「バッハ×させていただく」、「ワーグナー×川上未映子」等、意外性と刺激に満ちた音楽批評が展開。

目次

1  了解と戦いと ヴァレーズ《砂漠》の初演に思う
2  メメント・モリ ブラームスと永続性
3  シュプレッヒゲザングの人 若尾文子讚
4  ディオニュソスは終わらない マーラーの『ヴェニスに死す』
5 遺構としての音楽 ヴィトマンのオラトリオ《箱舟》
6  「隣り」という視座 ヒロシマにどう参画するか
7  春の句読点 一葉とシューマン
8  抱かれてあれ、もろ人よ! 《第九》を歌い続けるとき
9  雲雀の音楽 原民喜のために
10 ノイエ・ザッハリカイトの系譜 ブロースフェルトとヤノフスキ
11 「演奏」の生まれるとき 橋本愛の挑戦
12 いのちのはてのうすあかり 酒の歌、大地の歌
13 曼荼羅と楽園と ディーリアスからスミスの水俣へ
14 自分の行く道 ギュンター・ヴァント没後二〇年に
15 三月一一日のシューベルト 「途方もなさ」について
16 川上未映子のワーグナー 《パルジファル》としての『ヘヴン』
17 本当はこわいブルックナー? 第四交響曲・初稿の衝撃
18 「女学生」の思い出 あるいは、誤訳の効用
19 アインシュタインはどこにいる? ふたつの《浜辺のアインシュタイン》
20 違和感のゆくえ バッハのフェルマータに思う
21 コパチンスカヤの方法論 どうして暗譜で弾かないか
22 とんぼの眼鏡で オトマール・スウィトナーと私

著者プロフィール

舩木篤也  (フナキアツヤ)  (著/文

1967年大阪に生まれ、東京、横浜、北九州で育つ。広島大学文学部文学科、東京大学大学院人文科学研究科、ブレーメン大学に学ぶ。2000年頃より19世紀ドイツ音楽を中心に評論活動を開始。「読売新聞」で音楽評を、NHK-FMで音楽番組の解説を担当するほか、雑誌、演奏会プログラム、WEB等で執筆。朝日カルチャーセンター新宿校、早稲田大学エクステンションセンター中野校で音楽講座の講師。東京藝術大学ほかではドイツ語講師を務める。共著に『魅惑のオペラ・ニーベルングの指環』(小学館)、『ドイツ哲学入門』(ミネルヴァ書房)、共訳書に『アドルノ 音楽・メディア論』(平凡社)、など。

上記内容は本書刊行時のものです。