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出版者情報
桃源亭へようこそ 中国料理店店主・陶展文の事件簿
発行:徳間書店
文庫判
縦148mm
横105mm
厚さ12mm
重さ 154g
320ページ
定価
900円+税
- 書店発売日
- 2024年9月10日
- 登録日
- 2024年8月1日
- 最終更新日
- 2024年10月2日
書評掲載情報
2024-11-17 |
読売新聞
朝刊 評者: 青木千恵(書評家) |
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紹介
12もの文化・文学賞を受賞した巨匠・陳舜臣。
生誕100年を記念し、傑作推理「陶展文シリーズ」全短編を初めて1冊に集約。
大沢在昌氏、東山彰良氏推薦!
昭和の神戸を舞台に、名探偵陶展文が活躍する本書は、
まるでモノクロの名画を観ているかのように懐かしい。
――大沢在昌氏
古き良き本格ミステリは死せず。
こんな華僑探偵が神戸にいたのか。
――東山彰良氏
神戸で中国料理店「桃源亭」を経営する華僑・陶展文。
福建で育った彼は、若い頃日本に留学して法律を学んだ。
その後、中国に帰国したが再び日本に戻り、妻の節子と結婚した。
父の影響で幼少時から始めた拳法の達人であり、漢方医としての顔を持つ。
今は店を節子の甥にまかせ、悠々自適の身だ。
アメリカの貿易商コンチネンタル社神戸支店長のハミルトンは、毎年七月末、
社員と主だった取引客を招待して、パーティーを開いていた。
その最中、庭でハミルトンの死体が発見される。
死因は絞殺。だが首に巻き付けられていた縄は、すぐにちぎれてしまいそうな古いものだった。
パーティー料理を依頼され、偶然現場に居合わせた陶展文は皆の話を聞き、あることに気づく……。(「くたびれた縄」)
シリーズ全6編に加え、料理ミステリー『幻の百花双瞳』を収録した傑作ミステリー集。
【収録作品】
くたびれた縄
ひきずった縄
縄の綳帯
崩れた直線
軌跡は消えず
王直の財宝
幻の百花双瞳(ひゃっかそうどう)
解説 新保博久
上記内容は本書刊行時のものです。