版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
ひとでなし 星野 智幸(著/文) - 文藝春秋
..
詳細画像 0
【利用不可】

ひとでなし (ヒトデナシ)

このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:文藝春秋
四六判
重さ 600g
640ページ
定価 2,900円+税
ISBN
978-4-16-391884-6   COPY
ISBN 13
9784163918846   COPY
ISBN 10h
4-16-391884-1   COPY
ISBN 10
4163918841   COPY
出版者記号
16   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2024年7月26日
最終更新日
2024年11月7日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2024-11-10 読売新聞  朝刊
評者: 東畑開人(臨床心理士)
MORE
LESS

紹介

嫌な気分は何もかもノートにぶちまけて、言葉の部屋に閉じ込めなさい。
 尊敬するセミ先生からそう教えられたのは、鬼村樹(イツキ)が小学五年生の時だった――
「架空日記」を書きはじめた当初は、自分が書きつけたことばの持つ不思議な力に戸惑うばかりの樹だったが、やがて生きにくい現実にぶち当たるたびに、日記に跳び移り、日記のなかで生き延び、カルト化していく
現実にあらがう術を身に着けていく。
そう、無力なイツキが、架空日記のなかでは、イッツキーにもなり、ニッキにもなり、イスキにもなり、タスキにもなり、さまざまな生を生き得るのだ。
より一層と酷薄さを増していく現実世界こそを、著者ならではのマジカルな言葉の力を駆使して「架空」に封じ込めようとする、文学的到達点。


上記内容は本書刊行時のものです。