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娘が巣立つ朝
発行:文藝春秋
四六判
重さ 380g
392ページ
定価
1,800円+税
- 書店発売日
- 2024年5月13日
- 登録日
- 2024年3月23日
- 最終更新日
- 2024年5月17日
書評掲載情報
2024-06-22 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 青木千恵(書評家) |
2024-06-22 |
朝日新聞
朝刊 評者: 吉田伸子(書評家) |
2024-06-09 | 読売新聞 朝刊 |
2024-06-02 | 産經新聞 朝刊 |
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紹介
どうしてなんだろう――
それでも人はつながろうとする。
高梨家の一人娘・真奈が婚約者の渡辺優吾を連れて実家に来た。優吾は快活でさわやか、とても好青年であることは間違いないが、両親の健一と智子とはどこか会話が嚙み合わない。
真奈は優吾君とうまくやっていけるのか? 両親の胸にきざす一抹の不安。
そして健一と智子もそれぞれ心の中にモヤモヤを抱えている。健一は長年勤めた会社で役職定年が近づき、最近会社での居心地が良くない。週末は介護施設の母を見舞っている。将来の見通しは決して明るくない。
智子は着付け教室の講師をして忙しくしているが、家で不機嫌な健一に辟易している。もっと仲のいい夫婦のはずだったのに……。
娘の婚約をきっかけに一家は荒波に揺さぶられ始める。
父母そして娘。三人それぞれの心の旅路は、ときに隔たり、ときに結びつき……
つむがれていく家族の物語。
上記内容は本書刊行時のものです。