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ローマ史再考
なぜ「首都」コンスタンティノープルが生まれたのか
発行:NHK出版
B6判
256ページ
定価
1,400円+税
- 書店発売日
- 2020年8月27日
- 登録日
- 2020年6月25日
- 最終更新日
- 2020年8月26日
書評掲載情報
2020-11-28 |
毎日新聞
朝刊 評者: 本村凌二(歴史学者) |
2020-10-18 |
読売新聞
朝刊 評者: 山内志朗(慶應義塾大学教授、倫理学者) |
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紹介
西欧中心のローマ史観を根底からくつがえす
「ローマ史は五賢帝時代がピークで、あとは下降線」。世界史を学んだ人が抱くこんなイメージは、18世紀イギリスの歴史家エドワード・ギボンが印象的に描き出したもので、日本にも広く知れ渡っている。しかしそろそろこうした「西ヨーロッパ中心主義」を解体する時期ではないか――期待の俊英が、ローマが2000年続いたのは東側に機能的な首都・コンスタンティノープルを作ったからだとし、勅令や教会史に現れる「儀礼を中心とした諸都市の連合体」としてのローマ帝国像を生き生きと描き出す。コンスタンティヌス帝やユスティニアヌス帝ら「専制君主」とされる皇帝たちは、本当は何に心を砕いていたのか? 最新研究を踏まえた驚きの古代史!
目次
はじめに
第一章 コンスタンティノープル建都
第二章 元老院の拡大――コンスタンティヌスの発展的継承
第三章 移動する軍人皇帝の終焉
第四章 儀礼の舞台――変容する皇帝像
第五章 合意形成の場としての都
第六章 都の歴史を奪って
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。