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在野と独学の近代
ダーウィン、マルクスから南方熊楠、牧野富太郎まで
発行:中央公論新社
新書判
288ページ
定価
960円+税
- 書店発売日
- 2024年9月19日
- 登録日
- 2024年7月30日
- 最終更新日
- 2024年9月20日
書評掲載情報
2024-11-02 | 日本経済新聞 朝刊 |
2024-10-27 |
読売新聞
朝刊 評者: 岡美穂子(東京大学准教授・歴史学者) |
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紹介
近代に入り、大学などの研究機関が整備される中、在野で独学に打ち込むという道を歩んだひとびともいた――。
本書は、柳田国男に「日本人の可能性の極限」と評された南方熊楠を軸とし、ダーウィン、マルクスから福来友吉、牧野富太郎、三田村鳶魚ら、英日の独学者の姿を描き出す。さらに知のインフラとしての郵便、辞書、雑誌、図書館などにも着目。
近代の独学者たちの営みは、現在の「知」をも照らすだろう。
目次
■目次■
はじめに
序 章 学問におけるアマチュアとプロ
第1部 イギリス
第1章 ダーウィン――学問は大学だけのものにあらず
第2章 大英博物館のマルクスたち――独学の場所と方法
第3章 『ネイチャー』と『N&Q』――成果と発表をつなぐネットワーク
第4章 マレーと『オクスフォード英語大辞典』――知識の集積と活用
第2部 日本
第5章 牧野富太郎と植物学――官と民の狭間に立つ学問
第6章 柳田国男と民俗学――組織化の先に
第7章 福来友吉と超能力研究――アカデミズムの外側でも
第8章 三田村鳶魚と江戸学――最後は孤独なアマチュア
終 章 アマチュア学者たちの行方
おわりに
主要参考文献
上記内容は本書刊行時のものです。