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在野と独学の近代 志村真幸(著/文) - 中央公論新社
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在野と独学の近代 (ザイヤトドクガクノキンダイ) ダーウィン、マルクスから南方熊楠、牧野富太郎まで (ダーウィン、マルクスカラミナカタクマグス、マキノトミタロウマデ)

新書
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新書判
288ページ
定価 960円+税
ISBN
978-4-12-102821-1   COPY
ISBN 13
9784121028211   COPY
ISBN 10h
4-12-102821-X   COPY
ISBN 10
412102821X   COPY
出版者記号
12   COPY
Cコード
C1237  
1:教養 2:新書 37:教育
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2024年7月30日
最終更新日
2024年9月20日
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書評掲載情報

2024-11-02 日本経済新聞  朝刊
2024-10-27 読売新聞  朝刊
評者: 岡美穂子(東京大学准教授・歴史学者)
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紹介

近代に入り、大学などの研究機関が整備される中、在野で独学に打ち込むという道を歩んだひとびともいた――。
本書は、柳田国男に「日本人の可能性の極限」と評された南方熊楠を軸とし、ダーウィン、マルクスから福来友吉、牧野富太郎、三田村鳶魚ら、英日の独学者の姿を描き出す。さらに知のインフラとしての郵便、辞書、雑誌、図書館などにも着目。
近代の独学者たちの営みは、現在の「知」をも照らすだろう。

目次

■目次■

はじめに

序 章 学問におけるアマチュアとプロ

第1部 イギリス

第1章 ダーウィン――学問は大学だけのものにあらず

第2章 大英博物館のマルクスたち――独学の場所と方法

第3章 『ネイチャー』と『N&Q』――成果と発表をつなぐネットワーク

第4章 マレーと『オクスフォード英語大辞典』――知識の集積と活用

第2部 日本

第5章 牧野富太郎と植物学――官と民の狭間に立つ学問

第6章 柳田国男と民俗学――組織化の先に

第7章 福来友吉と超能力研究――アカデミズムの外側でも

第8章 三田村鳶魚と江戸学――最後は孤独なアマチュア

終 章 アマチュア学者たちの行方

おわりに

主要参考文献

著者プロフィール

志村真幸  (シムラマサキ)  (著/文

志村真幸
慶應義塾大学文学部准教授,南方熊楠顕彰会理事.1977年神奈川県生まれ.慶應義塾大学文学部卒業.京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学.博士(人間・環境学).
著書『日本犬の誕生』(勉誠出版,2017年),『南方熊楠のロンドン』(慶應義塾大学出版会,2020年/サントリー学芸賞〔社会・風俗部門〕,井筒俊彦学術賞),『熊楠と幽霊』(集英社インターナショナル新書,2021年),『未完の天才 南方熊楠』(講談社現代新書,2023年).
編著『異端者たちのイギリス』(共和国,2016年),『動物たちの日本近代』(ナカニシヤ出版,2023年),『南方熊楠の生物曼荼羅 生きとし生けるものへの視線』(三弥井書店,2024年)ほか.

上記内容は本書刊行時のものです。