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出版者情報
雪渡の黒つぐみ
発行:講談社
四六変型判
312ページ
定価
1,800円+税
- 書店発売日
- 2024年6月19日
- 登録日
- 2024年5月16日
- 最終更新日
- 2024年7月2日
書評掲載情報
2024-07-13 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
【第18回小説現代長編新人賞受賞作】
「物語が進むにつれて状況が二転三転し、先が気になって仕方がない」(塩田武士)
「一読して、抜きんでている印象を受けました」(中島京子)
「エンターテインメントのツボをきちんとおさえた力作」(薬丸岳)
――選考委員、大絶賛!
日本文学史上、最も「優しくて強い」武器を持つ忍びがおくる、驚愕必至の時代・エンターテインメント!
「この忍者、手裏剣も吹き矢も使わない!?」
伴天連教迫害が進む1625年。
東北では過激な新興宗教・大眼宗の台頭に、隣国との領地争いと、いくつもの火種が燻っていた。
南部藩の若き忍者・景信は、この世でただ一人の“声色使い”。
どんな声も完璧に真似できる唯一無二の喉を使えば、
無数の敵も指一本触れず制圧することができる。
隣国・伊達藩の動向を探る命を受け、諜報活動に挑む景信が目にしたのは
信仰にすがる声なき人々と、闇に身を潜める邪教の黒い陰謀。
背負わされた十字架、お上の掌返し、見ぬふりをされる人々の思い。
いま、この時代にこそ突き刺さる、驚愕の時代エンターテインメント!
上記内容は本書刊行時のものです。